- 12inch
Adjustment Bureau
Axis Mundi
Morning People
- Cat No.: MP02
- 2020-03-09
スクリュードさせた変調ヴォイスをのせパーカッシヴに展開、キレイな音色の魔法のベルのようなサウンドが加わったブレイク以降のトリッキーな技が光る”Fum Lenes”(sample1)を、彗星のごとくあらわれ自身の名を冠したレーベル〈ADA KALEH〉と共にデヴューし注目されているルーマニアのADA KALEHがリミックス!ヴォイスやメロディーに程良くリヴァーヴ・エコーを処理し空間的なアンビエンティック・ミニマルに仕上げた”Fum Lenes(ADA KALEH Remix)”(sample3)が耳障りもよくユースフル!豊富な鳴りモノに手拍子クラップやスネアー・ドラムのカットアップを随所に、最低層をハミングするベースラインが転がりまわるようなブレイクビーツハウス”Far Away Far Away”(sample2)もカッコイイ。
自らの作品リリースは少ないものの、デトロイト周辺のニュータレントのみならず海外の新勢力を発掘し、リリースしたその作品にてリミックスを手掛けたりもするNOEL JACKSONの〈HYPERTONE〉の第6弾に登場したのは、こちらも新参のロシアン・デュオ、サンクトペテルブルグのDENことDENIS KONDRASHENKOとVLADMIR SAXNOVからなる盟友2人の、初ユニット名義ADJUSTMENT BUREAU!ドライかつプリミティヴなリズムや鳴り物に、スピーチと観客のスタンディング・オベーションな拍手を交えてギアを加速させるタイトル・トラックの”Epine Vinette”(sample1)、これにフローティングなウワ音を足しつつ、ほぼボトムの緩急のみでメリハリを与えたNOEL JACKSONによるリミックス(sample2)を加えたAサイド。そして、耽るような甘美さが味わい深い、サティ的なピアノをフィーチャーした低音の蠢くようなトラック、静寂のジャズブレイクから立ち上がる具合もバッチリな”Pianino”のエロさ。これはいいです、お早めに!
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ルーマニアンミニマルシーンの期待の星・SUBLEEがこけら落としで登場したことでも話題となったドイツ新設〈MORNING PEOPLE〉の新作。太く深い低音部ながら、スキッピーなブレイクビートを加えることでダンサブルな仕上がりになったミニマルテック「Axis Mundi」(sample1)。ミステリアスな声ネタを挟む前衛的なパーカッションワークが光る「Taina」(sample2)など。そのスウィング感のあるリズムだけでなく、アブストラクトなシンセサイザー使いも独特。 (Akie)