- LP
HATIS NOIT
Aura
Erased Tapes Records
- Cat No.: ERATP152LP
- 2023-10-09
多くの人が2020年ベストアルバムに選んだ本作が再プレスを経て入荷。ブルックリンのTwin Shadow、Night SlugsからのリリースのグライムアーティストLil Silva、ユニークな黒人女性ギタリストMelanie Faye、Planet Muからのリリースで知られるMr. Mitchなど参加。ご本人は音楽だけじゃなく、ファッションブランドや写真、絵本までやるという経歴の持ち主からか、トレンドをすっ飛ばした孤高のサウンドデザイン。サンプリングのアイデアなど外から来てる感じ。Solangeがサンプリングしたことでも有名らしいですが、ケンドリック・ラマーといいsolangeといい、ドメジャーと繋がってる超越感はJohn Carroll Kirbyを思い出しますね。個人的にはこの突拍子のなさはシャソルの登場も懐かしい。先にアップしたYu Su参加の最新作"Meeting with a Judas Tree"も好評でしたが、聴いているうちにこれもとんでもない作品だとジワジワと来てます。すごい。 (Shhhhh)
バンドリーダーである、Petter Eldhが生まれ育ったスウェーデンのブーヒュースレーン地方のフォークが色濃く反映された本作。エチオピア生まれのボーカリスト、Sofia Jernbergが歌う数曲はスウェーデン民謡の影響が色濃く残る。チェロのLucy Railtonの参加は驚く人もいるのでは。しっかしアルバムのどの曲も面白い!北欧ジャズの変わり種ってことでJaga Jazzistなんかも思い出しますが、自由溌剌な感じとボーカルの無国籍感スキャット、北欧フォルクローレを根っこにグルーヴする感じ、Petterの母親が弾くアコーディオンの音色とリズムがブラジル東北部のそれを思い出す。エルメートが浮かびますね。魔法がかかってます。大推薦!international anthemなどアメリカ今ジャズだけではなく、ヨーロッパのジャズも進化しているなあと発見 、フィンランドの尖った今ジャズを紹介するWE JAZZより。COMET IS COMINGみたいなどこかクラブ耳に優しいながらの"今"感覚。 (Shhhhh)
素晴らしいリリースの続くミュンヘンのミューミュージックシーンFazer 周辺SQUAMAから、ドラマーSIMON POP。アフリカン・ポリリズムの影響を受け、深化させた研ぎすまされた電位音響空間、リズミック。素晴らしいサウンド。またしても傑作。ダンスミュージックとしても最高だと思います。 (サイトウ)
Track List
LIL TOBY、FELIX HALL、MOTHER、JON Kら屈指のDJ/セレクターが参加したミックステープボックスでもお馴染みの〈FEW CRACKLES〉カタログ1番を飾ったBASSÆがカムバック!妖艶なコードで歌うウィスパーヴォイスを備えたアブストラクトビーツA1 「C」(sample1)、変拍子リズミカルなシンセとヴォイスが呼応したB1「E」(sample2)など、前作同様に独特の音世界を展開。限定150プレス! (Akie)
Track List
エレクトロニカやLAPTOP電子音楽のアーチストをすべて追っかけるのは難しいけれど、このケルンのベテラン二人MARKUS DETMERとREUBER、この人たちのリリースは外せません。テリー・ライリー達のミニマル・ミュージックや初期クラウトロックの流れを受けながら快楽的なサイケデリック・エレクトロニクス・トリップの高みを目指すトータルアルバム。 (サイトウ)
ROEDELIUSやAISHA DEVIでのリミックス盤が当店でもヒットしたHIEROGLYPHIC BEINGの新作がイギリスから登場!コズミックなシンセが天上のメロディーを奏でるローファイ・パワー・エレクトロニック”The Fourth Dimension”、美しく滴り溶けるようなアンビエンスな前半からシカゴとデトロイト・スタイルを自身の解釈でオーヴァードライヴさせたような”Star Time”のカップリング!
電子楽器やおもちゃを改造して変な音を出す、いわゆるサーキットベンディングと言われる改造楽器や自作楽器を大量に制作し演奏するOPQ。中にはタッパーに入ったものや目覚まし時計などもあり、OPQの統一されたセンスでカラフルに彩られたその楽器類を見ると自分の中に眠っている子供心がもう一度蘇ってくる人がたくさんいるんじゃないかと思います。一見おもちゃで遊んでいるようにも調理をしているようにも見える演奏から出てくる音は、予想のできない面白不可思議なものばかりで机の上の楽器と同様大変カラフルな音です。ライブだとそのビジュアルと相まって素晴らしいので機会があれば是非!限定75本。- YPY
アフリカ人パーカッショニストのLATYR SY(ラティール・シィ)、ドラマーの久下恵生、ダブ・ミックスに内田直之が参加する血と肉と骨の打楽器部隊フライング・リズムスのデビュー作『FLYING RHYTHMS』のリミックス・アルバム。ムードマン、アルツ、ハイファナといった曲者達によるリミックスは壮絶でございます。全4曲入り。土着ビートとDUBミックスで脳内は常時炎天下!これは大推薦!お早めに! (ヤスシ)
先鋭を極めた作曲方法で敵無しだったAUTECHREのピッチがぐしゃぐしゃになる前の最高傑作。垂直に立つビーツ 今聞いてもかっこいいです。現在のSVERCAやSEMANTICA, STROBOSCOPIC ARTEFACTSなどのリスナーにも是非。(ジャケットダメージ有り、インナースリーブ、盤、問題ありません)
古のポストロック好きからアヴァン・ロック好きにまで人気のADD N TO(X)の98年リリースのデビューアルバム。ジャーマン・ニューウェイヴ炸裂なリズムとキテレツなアナログ電子音、肉ノイズにロボットボイスを搭載した人造人間音、古のドラムンベースが脱水機の中で生乾きしたようなナンバー、などなど悪意と大人気ない実験精神が2枚組LPにコッテリ収録されております。所謂シンセ・ポップなんてジャンルを食い破る食虫植物エレクトロ・クラッシュ始祖鳥!全13曲。 (ヤスシ)
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一聴してもただならぬ雰囲気を放つ本作、テクノ・エクスペリメンタル?ワールド?カテゴリー不可。デビット・リンチに招聘されたり、ロンドンの公演もソールドアウト。最近ではMutek のモントリオールでスタンディング・オベーションにて迎えられたりとなかなか凄いことになってそうです。
福島の原発から最寄の海でのフィールド音を使ったトラック"Inori"(sample2、のちにWilliam Basinskiがremixしています)以外は、本作は彼女の声だけで作られたとのこと。
2023年来日公演を行います。Nils FramやPeter Broderickを紹介するErased Tapesから。
「私たちが感じるすべてを言葉で表現することはできない。新生児の頃、母親に抱っこされ、頬に母親の肌を感じたときの感覚を、どうすれば正確に言語化できるだろう。母親の温もりや湿度、母親からの愛情を感じることは明らかだが、それを完璧に言語化するのは難しい。音楽は、その感覚や感情、愛の記憶を翻訳することができる言語なのです。"HATIS NOIT" (Shhhhh)