- CD
Benjamin Petit Delor
Chevalier De Jungles Et D'esprits
Le Saule
- Cat No.: LSL23CD
- 2021-01-31
VISIBLE CLOAKSのリリースでお馴染みの〈MUSIQUE PLASTIQUE〉によるコンパイルワーク!〈BEDROOM SUCK RECORDS〉が昨年発表したOZ/NZアンビエントと実験音楽コンピ「Midday Moon」にも収録され話題となったSAM MALLETにフィーチャー。ENO、JON HASSELL、ARVOPÄRT、JOHN COLTRANE、ROBERT FRIPPらのスタイルを研究。ミニマル手法を始め巨匠らの影響を受けながらも、メロディックな電子音操作、カラフルな打楽器、サックス等うオーガニックインスツルメントの介入から感じる圧倒的オリジナリティ。それは実験音楽でありながサウンドトラックとしても機能するまでに。フランス文学教授として地位を捨て自らの音楽に専念することに生涯を捧げることを決意、そして制作による患う精神病、そのパーソナルな表現に心打たれます。推薦! (Akie)
ほとんど詳細がつかめていませんが、オリジナルは80年代に活動していた精神実験家が制作した劣化したカセットテープに収録していた12曲、もちろん未発表で曲タイトルも無し。切れ切れメロウなヴォーカルに食らってしまったA3(sample1)なんかは、ドラムマシンを用いて先端なことをやってのけていたり。収録曲のほとんどがシンセウェイヴ/プロトエレクトロニクスですが、クラシックピアノとクラリネットで紡ぐポストクラシカル作品もあったり、打楽器のみで構成されたトラックもあったり。。謎が深まるばかり。。限定クリアバイナル。トラックリストから全曲試聴可能です! (Akie)
ESGやLIQUID LIQUID、MAXMUM JOYなどのダンス・ニューウェイヴなバンドのリリース拠点となった〈99RECORDS〉から1980年にリリースされた、ニューヨークのアート/パンク・シーンから生まれた「NO WAVE」ムーブメントに於ける、異端ギタリスト・GLENN BRANCAのアルバムが再発!ソニックユース結成前夜のリー・ラナルドとサーストン・ムーアが出会うきっかけとなった、実験的な試みで複数のギターでノイズを奏でるアンサンブル・ユニット・THE STATIC、THEORETICAL GIRLSを指揮していた張本人であり、偶然性を重視したフィジカルな演奏でミニマル・ミュージックを構築するという異端のコンポーザー!オリジナル・アルバムには未収録音源”Bad Smells”(sample3)はリー・ラナルドとサーストン・ムーアが参加しています。アルバムのタイトルにもなっている”Lesson No. 1”(sample1)は、ノイがフィリプ・グラスを演奏しているかの如く、ただただ美しく時間を忘れさせてくれる大名曲です!
現行USミニマリズムの実験基盤として結成されたプロジェクト”THOR & FRIENDS”。A HAWK AND A HACKSAWが主宰する〈LM DUPLICATION〉からリリースされたデビューアルバムが入荷。TERRY RILEYやSTEVE REICHに影響を受けたそのサウンドワークは、ジャケットからは想像できない実験的かつ繊細なもの、そしてなにより子守唄のような暖かさを感じます。マリンバの優しいメロディーラインを軸に重なる多彩な楽器と、電子音、コーラス。 (Akie)
1970年に仏名門〈SARAVAH〉から発表されたマルチインストゥルメント奏者・作曲家ARESKI BELKACEMの名作アルバムが正規復刻。「Comme À La Radio」など、妻であるBRIGITTE FONTAINEとの共作における多彩かつ先鋭な才能でもよく知られている彼が、〈SARAVAH〉主宰でもある名キュレーターPIERRE BAROUHをプロデューサーに迎え、その才覚を存分に発揮した初のソロ作品でもあります。フォーキーな歌声と浮き出るようなパーカッション使いが創造する前衛空間。素晴らしい。 (Akie)
NHK YX KOYXENことKOUHEI MATSUNAGAの発案から生まれたワールドワイド・プロジェクト「TEREPA」の限定ピクチャー盤!多彩な顔ぶれによる日常の延長線上にあるラフ・スケッチが独自の緊張感とスリルを伴ってオーヴァーラップさせた、不自然な奇跡の連なるアヴァンギャルド音響サウンドスケープ!
2002年、スクラッチで構成されたこの作品が与えた衝撃は相当で、いわゆるパーティー的な魅せるスクラッチではなく、リッキー・ラッカーやマイク・ブーら、NED HODDINGSなどの、パンクとも言える実験としてのターンテーブリズム。フリージャズや前衛と同じ空気を孕んだこのサウンドは革新的であったし、実際あまたのアブストラクト/ヘッズサウンドとは一線を画した別のものでした。10年経った今針を落としても決してDJ TOOLというものではなく音楽として機能して魅せてくれる、スクラッチの未来を切り拓いた輝かしい一枚。
インディやローファイの影響下だけでは片付けられないこのウィル・オールダム以降の世界観。トラッドでアヴァンギャルド、メロディアスでサイケデリックそして&MORE。BONNIE PRINCE BILLYが度肝抜かれたのも頷ける4ピースバンド。最高です。 (住友)
aka BADAWI。2001年リリース。当時流行であったこの辺りのアブストラクトと呼ばれていたサウンドの中でも、他よりも圧倒的に異端な格好良さを放っていたSUB DUB。今聴いても全く褪せないことが分かります。別格。
相変わらず常軌も正気も逸しています。少し前に出たTASHAN DORRSETT名義作丸々リミックス盤いきなりドロップ。オルター・イーゴかましてもMF DOOMみたいにはなれないのが良いDr.DOOOM。内容はというと、ここ数年絡むことの多い信頼の置ける連中に加えて、CED GEEなどex.ULTRA勢、どういう繋がりなのか息が合ったのか、DIPSETS周辺などとも絡むAGALLAH THE DON。ブレない職人DOMINGO(!)、さらに我らがQBご本尊であらせられる廻り丸ことMARLEY MARLさんまで参加で、わや状態。ヤヌスの鏡割った者の末路。日活ロマンポルノ的サイケ。NIPPSやNECROなど好むオーディナリーヘンタイB-BOYは当たり前に購入決定で。断固支持。※C/D面はインスト盤となっております。 (住友)
EL-P、ANTI POP CONSORTIUMなども出していますが、ヒップホップアーティストとしては異例のレーベルTHIRSTY EARからの素晴らしい実験精神に溢れたタイトル。SPACEMEN3のJON SPACEMENなんかもここから出していましたが、やはりレーベルとしての器がすごい。本作はいわゆるDJユースでフロアライクなアブストラクトとは一線を画す前衛精神とジャズを取り込んだ素晴らしい一枚。予定調和なドラムに心地よいウワモノ、なんてのは無く、ひたすら実験を繰り返すDJ SPOOKYの姿勢が素晴らしい。是非。初期のTHINTANKにも近い雰囲気が出ています。
はいキタ!奇才SPECTRE率いるWORDSOUNDの名シリーズであるBLACKHOODZ!その数種ある10inchをまとめたベスト盤!格好良すぎるレーベルロゴ。そして「不穏だから、重いから」などの陳腐な理由ではなく、言わばP-FUNK級のブラック・コズミックと、本家マッドネスを纏ったこの一連の企画は、いまだに褪せることはなく黒く輝く名盤。
ヤン富田氏とGRANDMASTER FLASHによる、異色と言ってしまうには音楽が許してくれない本当に凄すぎる一枚。陳腐ではない戯れと実験精神、研ぎ澄まされた空間と捻じ曲がる空間、それをフィジカルに、そして何よりHIPHOPというフォーマットを使い叩きつけた意味。猛威という他ない狂った一枚。
FAUSTのHANSJOACHIM IRMLER、CANのJAKI LIEBEZEIT、JAH WOBBLEなどと活動する尺八奏者CLIVE BELL、TO ROCOCO ROTのROBERT LIPPOK、その四人の頭文字を取って、そしておそらくUSの貨幣をちょけてB.I.L.L.と名付けられたであろうこのドリームチームは、だからといって各々のキャリアに乗っかることをせず、懐古を否定した圧倒的な強度と前を見た楽曲群。現在進行形のクラウトロック、ジャーマンエレクトロニクスを見事に展開。いやー激烈素晴らしいです。僕がTOO ROCOCO ROTならちんちん縮み上がってますね。さらに同内容のCDもついてきます。 (住友)
2002年、スクラッチで構成されたこの作品が与えた衝撃は相当で、いわゆるパーティー的な魅せるスクラッチではなく、リッキー・ラッカーやマイク・ブーら、NED HODDINGSなどの、パンクとも言える実験としてのターンテーブリズム。フリージャズや前衛と同じ空気を孕んだこのサウンドは革新的であったし、実際あまたのアブストラクト/ヘッズサウンドとは一線を画した別のものでした。10年経った今針を落としても決してDJ TOOLというものではなく音楽として機能して魅せてくれる、スクラッチの未来を切り拓いた輝かしい一枚。 (住友)
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画家、VHS作家、ノイズパフォーマーそして作詞作曲歌手という多彩な顔を持つバンジャマン・プティ・ドロールのファーストアルバム、ストックできました。端的に述べるとシャンソンやフォークを、ノイズ・SE・コーラス(?)・悪声ヴォーカルそして多様な楽器でぶっ壊したアルバム。暴力的創造性でぶっ飛んだコラージュ・ワーク。ツール的短尺トラックも数多く収録されていたり、ポップが根底にあったり、キワモノというよりは音の詰まった愉快なブラックボックスに近いような。フリンジ付きのジャケットも完全DIY仕様(ポスカでペインティングされてます)。 (Akie)