- 12inch
Ill-R-
THE WINDOW ON THE WORLD EP
Deep Moves
- Cat No.: DEEPMOVES004
- 2021-05-01
BASED ON KYOTOはじめ多方面的に活躍してきた、旅するギター・インプロヴァイズアーティスト、マロン氏のソロ名義のアルバムが、PsysEx糸魚健一氏が営む、京都の老舗エレクトロニカ/エクスペリメンタルレーベル
2008年頃、イルでファニーなマンガ・イラストのカラーヴァイナルで知られるようになった重く冷たい音響ハウスを奏でる「家族の友人」ことFreund der Familie (Klaus Rakete+Mirko Hunger)がついにアルバムを完成!スイスの老舗<Mental Groove>の耽美なパワーテクノ・トリオバンドのアルバム曲をリミックスし、ステッパービートで引っ張った-FDF's Deep Step Mix-"Where She Goes"(sample1)のみ唯一派手で、残るトラックはBPMも様々ノンビートから、遠くで鐘が響き暗闇への階段をつたっていくイルビエンス、A3"Ursl (Funeral Mix)"、ラフに責め立てる漆黒のローハウス〜ビートダウン"In Distance"(←sample2)など、かなり深い鳴り、アンダーグラウンドな姿勢を貫いていて素場らしい。じっくりあがっていくアンビエント・ダブB1"Goldie Wilson (Edit)"や、インダストリアルな打撃音と静寂が同居する月曜日、C2"Monday (Unreleased Mix)"(←sample3)も強烈カッコいい!STLやBRENDON MOELLERあたりのあたりの時間感覚にも近いジャーマン・エレクトロニクス。推薦!
80年代、STEVE JOLLEY & TONY SWAINのコンビでイマジネーションにバナナラマ、スパンダー・バレエや、元YAZOOのアリソン・モエットなど多くのシンセポップ・アーティストのプロデュースを手掛け、現在は〈UNIVERSAL MUSIC〉のA&Rに身を置く、グラスゴー在住の偉才TONY SWAIN。彼が数年の歳月をかけて温めてきたレコーディング・プロジェクトが明らかに!BONNY 'PRINCE' BILLYとのセッションでも知られる〈Honest Jon's〉のフォーク・グループのベーシストSIMON SHAWを相棒に、若手のミュージシャン達とセッションしており、優しく奏でられるホーンやストリングスのハーモニーをバックに、自身による美しいまでの多種のギター・テクニックが目の前で爪弾かれているかのような室内楽的な生々しさ。さらに時折、オルガンやターンテーブルも演奏(!)、エレクトロニクスやサウンド・コラージュなども織り重ねつつ、ポップかつ温かな親近感さえも湧いてくる、魅惑のマジカル・ミステリーなインストゥルメント・フォークトロニックを創り上げた傑作!
UKプログレッシヴ・ハウスの大御所SASHAが始動したレーベル〈Last Night On Earth〉よりデビューした、ブルックリンの美声アコーストロニカ兄妹KNOXのセカンドシングル。カリフォルニアを拠点に活動するベテランJOHN TEJADAによって、オリジナルの質感は留めたまま、グルーヴィーなボトムで駆け上がるアシッディーなテックハウスへ仕上げた長尺リミックスがオススメ!またNYのハウス系エレクトロニック・ジャム・トリオARCHIE PELAGOとも交流も深いコンポーザーKUXXAN SUUMによるモダン・アブストラクトな3拍子ブレイクビーツなリミックスも注目度高め。そしてB面のラストを飾るアンビエント・バラッド"Morning"(sample3)で心温まる充実の内容。線画ジャケット・アートワークも含めこの上なく最高の1枚です!
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TENAX CLUBやCOCOONで活躍するイタリアン・テクノプロデューサーILARIO ALICANTEのアナザーフェイス、ILL-Rの超限定ヴァイナル。窓の外の憂鬱な世界に思いを馳せた歌もの、ハーフテンポにもとれるアシッディーなダウンテンポのオリジナルを、奇才ハーバート先生がリミックス(sample2)しています。なぜかハーバートの手に掛かれば、ダークネスは払拭され歌も表情がころっと変わるから不思議ですね。B面のメランコリーなエレクトロニカ・ヴォーカルに薄ら包まれるディープトラックも孤高の世界観。再入荷は無理そうです、お早めにどうぞ。