- CD
Spjarnsvallet
Again & Again
Country & Eastern
- Cat No.: CE-31
- 2015-06-26
ECMからもリリースがあるスウェーデンのジャズドラマー、ベングト・ベルガー周辺は北欧オリジナルヒッピー世代でユニークな音楽家たちが多く、その最高の結晶がロングセラーでもあるドン・チェリー率いるビター・フューネラル・ビア・バンド「LIVE IN FRANKFURT 82」でしょう。 そのビター・フューネラルやアルキメデス・バッカーのメンバーでもあったピアニスト、クリスター・ボーデンのプロデュースによるのが今回のプロジェクト、XYLOFONORKESTERN。スウェーデンの認知障害やダウン症の人達による木琴オーケストラです。これがまた何ともいえない優しいミニマルミュージック/コンテンポラリー・ジャズでして、mnmlテクノやワールドミュージックにおけるミニマルとは次元が違う世界。聴く度に印象が変わる不思議な涅槃感です。ドン・チェリー一派が現在こういうことやってるってのもいいですね。流行り物や新譜を追いかけるのに飽きた合間やお昼寝にどうぞ。素晴らし過ぎます。 (Shhhhh)
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ドン・チェリー率いるビター・フューネラル・ビアー・バンドのメンバーでECMからもリリースしている、ベングト・ベルガー。同じくビター・フュネラルのメンバーでもあるクリスター・ボーテンの二人がアフリカ旅行で出会い、ドン・チェリーとの邂逅を経て1975年8月にN.Yで録音されたのが"SPJARNSVALLET"。マグレブ諸国を旅してきたという後だけに、グナワで使われるゲンブリが効果的に使われてたり、ベングトのエスノ志向かインドの両面太鼓ムリダンガムも使われています。ただしもちろんそれだけではないストイックな時代がかった演奏がかっこいいです。 今作はそのアルバム、"SPJARNSVALLET"が当時曲によってLPの尺に合わせて短く編集を余儀なくされたり、未発表だったりした部分を編集した盤。オリジナルメンバーの一人の追悼盤ですね。 (Shhhhh)