- LP
Jim O'rourke
Simple Songs
Drag City
- Cat No.: DC 620LP
- 2024-03-19
イギリスを代表する前衛ロックバンドHenry Cowの創設メンバーであり、現代音楽アヴァンギャルド実験音楽/即興音楽シーンとソリッドなロック・シーンとの境界、そしてあらゆる国境も越えて50年以上にわたり活動を続ける、まさにStep Across The Boderなレジェンド鬼才中の鬼才ギタリスト名手Fred Frithによる、彼がまだHenry Cow在籍中にレコーディングされ、1974年10月にリリースされた。当時NMEの批評家たちによって1974年のベスト・アルバムにも選出されたり先鋭的エポックメイキングだったこの作品は、当時ブライアン・イーノにも注目され、その後フリスはイーノの2枚のアルバムでギターを弾くことにもなった。そして、フリスのこのアルバムでの飽くなきユニークな創作と演奏の精神は、その後のロックシーン、ジャズ・アヴァンギャルド即興音楽シーンに於いてのギタリスト・ミュージシャンの演奏やアートフォーム可能性を大きく広げることにも繋がっており、現在に至るまで世界中の音楽家ギタリストに多大なる影響を与え続けている。
そして、さらには今回は「Guitar Solos」(8トラック)リマスタリング・リリース記念として、Week-End Recordsからのリクエストから実現したという、リリースから50年を経て、このデビューアルバムの頃のスピリット再びな精神に於いて、当時のセットアップを手配して新たなギターソロアルバムをレコーディングした新作「Fifty」(13トラック)がもう一枚のレコードに収録されている。50年の歳月を経て、よりメディテーショナルなチベット密教やインド古典音楽的ラーガな世界観もがギター独奏によって美しく味わい深く奏でられ、幻のような音響芸術として魅了される。
Julius Eastman「Stay On It」、石橋英子とジム・オルーク「Lifetime Of A Flower」、Suzanne Ciani「Improvisation On Four Sequences」、Slapp Happy「Sort Of」と激渋い厳選リリースが続いているドイツ・ケルンの音楽フェスティバルWeek-End Festivalが始動させたレーベルWeek-End Records待望新作5番。 (コンピューマ)
Track List
彼女の故郷でもあるロサンゼルスでレコーディングされた本作は、2019年のソロ・デビュー作となった『No Home Record』に続く作品で、前作に続きプロデューサーにはジャスティン・ライゼン(リル・ヨッティ、ジョン・ケイル、ヤー・ヤー・ヤーズ、チャーリーXCX、イヴ・トゥモア)を迎えレコーディングされた全11曲。
メタリック・ノイジー鋼のような、まるで機材を破損させたような、ぶっ飛んだブーミンなダブ・サウンドやトラップといったソリッドでロウなビート&ブレイクスをベースに、直感的な言葉のコラージュなどが楽曲に反映されており、時代を切り拓いたオルタナティヴ界の重要バンド、ソニック・ユースのベーシスト、ギタリスト、ヴォーカリストとして築き上げた多彩な才能を余すところなく発揮した傑作アルバムがここに誕生している (コンピューマ)
Track List
サイケデリック・リスナーのみならず、幅広い音楽ファンに愛され続けてやまない稀有のアーチスト、シンガー、ロバート・ワイアットのROUGH TRADEから82年にリリースされた名作「Nothing Can Stop Us」。当時の4枚のシングルに新録を加えたコンピレーション的カヴァー集です。オーネット・コールマンの曲「Peace」をベースに、ジョージ・オーウェルの「1984」を取り上げ「ネルソン・マンデラを幽閉しておけ」と風刺したロバート・ワイアット自身のペンによる詞を乗せた「Born Again Cretin」で幕開け、CHICの「At Last I Am Free」へと続く。ビリー・ホリディで知られる黒人の人種差別を告発するプロテストソング「奇妙な果実」、チリの社会変革に身を捧げた音楽家で活動家のヒロイン、ビオレータ・パラ、チェ・ゲバラ讃歌で有名なカルロス・プエブラによるキューバ民謡の替え歌。スターリンを讃える歌、そしてソーシャリストのアンセム「RED FLAG」。カヴァー集ですが、マルキストだった彼のメッセージ、コンセプトが貫かれたアルバムです。全体的には、リラックスしたユーモアも感じるような空気も感じ取られ、ワールドミュージックの要素もあり、ロバートの歌の魅力も素晴らしく屈指の名盤です。DOMINOからのアナログ・リイシュー、デッドストックです。 (サイトウ)
サイケデリック・リスナーのみならず、幅広い音楽ファンに愛され続けてやまない稀有のアーチスト、シンガーROBERT WYATTの名作の数々がついにアナログ・リイシューされました!こちらは、ブライアン・イーノやフレッド・フリス、マイク・オルフィールドも参加した75年作。心を揺さぶる圧倒的な音のエッジ。共振。涙が出るほど素晴らしいとはこのことです。 (サイトウ)
ROBERT WYATT 2003年作。PHIL MANZANERA,DAVID GILMOUR,BRIAN ENO,PAUL WELLERらのゲスト参加に加えフルートやトロンボーンなどが参加していて,ジャズ・フュージョン的な要素やアンビエント色の強い作品。日本語も披露しています。年老いてもなお、実験的な試みを更に深化させた圧巻の音世界。深層に染み入るような声や音色は、音の時間の感覚や空間性がどう作用するか知り尽くしてるからこそ。素晴しい。2003のCDのみだったアルバムがアナログ・プレスされました。 (サイトウ)
Track List
グランジ/オルタナ界の代表格として現在までカルト的な人気を誇るバンド、ソニック・ユースのベーシストとして知られるゴッドマザー、キム・ゴードンが、40年近くにわたるキャリア史上初となるソロ名義でのアルバム『No Home Record』をリリース!前衛的かつ挑戦的な音作りや水彩画のように淡く温かみのある魅力的なヴォーカルを披露し、音楽キャリアにおける色々な意味での彼女の再帰であり、新たな出発点とも言える1枚が完成している。アヴァンギャルド・ノイズ実験音楽はもちろん、ヒップホップ、ベース・シーン的センスも軽く内包されている。全9曲。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
2018年秋にクルアンビン初のライブ盤としてラフトレード・エクスクルーシブ・オンリーのパープルヴァイナル1500枚限定LPのみで発売されるも即完売してしまい入手困難となってしまっていた盤であり、ホワイト盤LPとしての復刻はとにかく嬉しい限り。推薦盤。(こちらの盤はホワイト版のみのリリースとなっており黒盤等他のリリースはございません。) (コンピューマ)
2008年発表のアルバム「Chemical Chords」の制作時期の2007-2009年頃に録音された未発表曲とリミックス曲を含んだ全13曲。ということなんですがこれが、本当に珠玉のステレオラブ節全開の感動の内容となっております。Laetitia Sadier嬢のVoには懐かしさも含めて胸キュンになってしまうし、今作はインスト曲も多く、曲中でも展開がめくるめく展開し、彼らこだわりの電子音、そしてリズムがぶっとく鳴らされて奏でられてます。リミックスはCHICKEN LIPS・アンドリュー・チャームのEMPEROR MACHINEとディアハンター・ブラッドフォード・コックスのATLAS SOUNDのふたりが担当。いやはやなんともこれでラスト?になってしまうとは残念すぎます。愛すべき音楽が奏でられてます。未来に受け継がれる意志と音楽。sampleは2曲ずつ (コンピューマ)
Bill Laswell人脈、P-Funkシンセサイザー・レジェンドBernie Worrell、ハービー・ハンコックRock ItスクラッチDJ、D.ST、ギタリストNicky Skopelitis、Robert Mussoはもちろんの事、西アフリカ・グリオ、マンディンカ族Foday Musa Suso、セネガル・ドラマー/パーカッション名手Aiyb Dieng、オルタナティヴ・ラテンジャズ・パーカッション名手Daniel Ponce、ブラジルを代表するパーカッション奏者にしてビリンバウ名手Nana Vasconcelos、インド超絶ヴァイオリニストShankarまでが参加という当時のCelluloidオールスターズが勢揃いしながらも、あくまでも主人公であるGinger Bakerのドラムがジョン・ボーナムばりモーレツにかっこよく、ジャズ・フュージョン・アフリカン・リズム、ワールドミュージックをソリッド独自にインストゥルメンタル・ブルージーに探求した意欲作にして当時のCelluloidマナーのクロスオーバー・アフロ・ジャズファンク・ロック傑作。Nick Robbinsによるリマスタリング。180g重量盤。LPオリジナル・スリーブを忠実に再現。Ginger Bakerの写真がプリントされたインナー・スリーブ封入。全6トラック。 (コンピューマ)
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細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂からなる、J-POP史を語る上で欠かせない伝説的バンド”はっぴいえんど。実質的には解散状態であったはっぴいえんどが、LAサンセット・サウンド・レコーダーズ・スタジオにてレコーディング、そして、ヴァン・ダイク・パークスによるプロデュースのもとで再集結して作り上げられ1973年にリリースされたサードアルバムにしてラストアルバム傑作。それぞれのその後のソロ活動につながる個性と発展が素晴らしく発揮された楽曲ばかりに魅了される。そして何といってもB5「さよならアメリカさよならニッポン」(sample3)におけるヴァン・ダイク・パークスによるディスカバー・アメリカ豊かで鮮やかなプロデュース・ワークに圧倒される。レコードで聴きたいオールタイム大名盤。 (コンピューマ)
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細野晴臣が最も信頼を置くシンガー、小坂忠ファースト・アルバム『ありがとう』(1971年作品)がアナログ盤で完全復刻!ジャパニーズ・ソウルの傑作として誉れ高い『ほうろう』(1975年)と並ぶ小坂忠初期の大名盤。アコースティックを基調とした牧歌的なサウンド、心和むSSWカントリー/フォーク・サウンド・パーソナルな佇まい。日本の四季。憧憬。「からす」(sample1)「ありがとう」(sample2)はもちろんのこと、小坂忠を代表する名曲にして、代表曲「機関車」(sample3)も深く沁み入る。ミッキー・カーチスのプロデュースのもと、バッキング・メンバーとして細野晴臣、松本隆、鈴木茂、原田裕臣、水谷公生、石川鷹彦、荒井由実・・・と若き日のレジェンドたちが集結。名曲だらけ。今回の復刻にあたり、収録曲「ありがとう」の別ミックス・ヴァージョンをボーナストラックとして追加収録。クリア・グリーン・ヴァイナル(透明グリーン)仕様。オリジナル大型ポスター(600mm×800mmほどの折込みポスター)&ライナーノーツ付。完全生産限定盤。 (コンピューマ)
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サーフ風のギターやトライバルなドラムなど、 先住民の儀式用ダンスミュージックをエルヴィス世代のために再解釈されたような不思議なロックのラインナップ。中でも「You're My Angel」(sample_2)や「I Won't Be Around」(sample_3)といったサイケギターが蕩けるミッドナンバーは、現行ヴィンテージ/スウィート・ソウルのリスナーの耳にもしっくりきそうです。 (AYAM)
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シンセの音色も印象的なディスコ&ブギー、ラテン・ソウルフル香しいジャズ・フュージョニック軽快なAORファンクB面「SHERYL SONG IS GONNA DO MY DANCING」(sample2)も素晴らしい。 (コンピューマ)
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多数の雑誌やドラマ、ミュージックビデオ、各社CMへの出演、自身のファッションブランドの展開により、SNSでも多くのフォロワーを抱え若者を中心に絶大な人気を誇っている中国出身の人気モデルる鹿(ルカ)。歌手としても豪華演奏陣と共にこれまでに、ゆらゆら帝国「空洞です」のカバー、真島昌利が楽曲提供した2ndシングル「遠い声」とリリースを重ね活動の幅を広げている。
第3弾となる今作シングルは山本精一がプロデュース・作曲、坂本慎太郎が作詞を手掛けており、ダンサブルでサイケデリックな楽曲に深淵で幽玄な世界観の詩が絶妙に絡み合い、る鹿の表現者としての新たな魅力は引き出されている。A2「体がしびれる 頭がよろこぶ (Chinese)」(sample2)も素敵な佇まいがより伝わってくる。そして、
よりビートを強調しクリアでソリッドなギターが印象的なB1「体がしびれる 頭がよろこぶ (Takuro Okada Remix)」は独自のAOR的ディスコ・ビートダウンな解釈が提示されている。さらにB2「体がしびれる 頭がよろこぶ(食品まつり a.k.a foodman Remix) 」(sample3)では、軽やかにIDM〜アンビエント/エクスペリメンタル・テクノ〜ジューク/フットワークを横断するような実験的なアレンジで異次元へ導かれる。A2「体がしびれる 頭がよろこぶ (Chinese)」も素敵。
グレーの・カラーヴァイナル仕様に加え、ジャケット写真は巨匠 沢渡朔による撮り下ろしでインナースリーブにも写真を配した豪華仕様となっている。 (コンピューマ)
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美しいコーラス・アレンジと浮遊感のフルート、品のあるサンバのグルーヴ。67年にSom Maiorというレーベルから7inchでリリースされ、数枚のリリースしか確認されていないグループ As Meninasによる「Redondo Sambão」(sample_1)と、荒々しいサイケロックとRnBダンサーを交互に行き交う、不思議な「Brasileiro」は、Jorginho Tellesのセルフタイトルの71年のアルバムから。 (AYAM)
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BPM110ほど、OGRE YOU ASSHOLEならではのクラウトロック/ジャーマン・エレクトロニクス・マナー淡々としたミニマリズム・ミッドテンポのデンシグルーヴに導かれ誘われるオルタナティヴ・アヴァンギャルド・ディスコの真髄を感じ取れるA1「待ち時間」&「家の外」。BPM118、A3「ただ立っている」へのも美しく惹き込まれる。 BPM157、ヌメッと艶やかサイケデリック・トリッピン12分にも及ぶ長尺クラウトロック・ディスコ・ロングストーリーB1「長い時間」も秀逸。このセット!ぜひともライブでも体験したくなります。 (コンピューマ)
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前作「POLY LIFE MULTI SOUL」から 5年。メンバー3人それぞれのソロ作品のリリースを経て、バンドとしても個人ソロ・アーティストとしても充実した期間を経てのリリースとなった今作は既発シングル曲「Fdf」「Nemesis」「Cupola」「Fuha」 を含む全11曲を収録。録音・MIX は小森雅仁、アートワークは坂脇慶、マスタリングを山崎翼、カッティングは武沢茂(日本コロムビア)が担当。より進化深化した唯一無二の無国籍モダン・フューチャーな音楽世界を文学的に探求した名作。丁寧に施されたアナログ盤は装丁も含めて美しくしなやかな珠玉アートピースが完成している。 (コンピューマ)
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70年代にリリースしたデビュー作を含む作品たちは、どれも当時はあまり評価されず(ちょうどビートルズが『Let it be』をリリースした年です)表舞台から退いていました。90年代から再評価の波が訪れ、2005年に『TOMORROW, TOMORROW & TOMORROW』、2009年には『Still Some Light』と未発表だった過去音源の編集盤をリリース。00年代に入り、WILCOやJim O’Rourkeにカヴァーされたりと 後続のミュージシャンの後押しもあり、やっとこの秘宝のような才能が広く知られるようになりました。昨年にはSteve GunnやMary LattimoreによるBill Fayクラシックのカヴァー作がリリースされるなど、時の流れや流行の変化に影響されることなく普遍的な作風であることが、いよいよ証明されてきた気がします。 (AYAM)
Track List
最高。 (サイトウ)
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音楽と静かに向かい合い、耳を傾け澄ます全8曲 38分。素晴らしい音楽時間。 (コンピューマ)