80年に発表した唯一のアルバム"Confusional Quartet"を残し、その後大いに盛り上がるイタロ・ウェーブの波に(ドラムスの人はその後コズミック・シンセ・ポップでお馴染みのGANEVADAへ。)々揉まれていくことになる、ボローニャ出身の４人組。当時、アレアmeetsディーボと称賛され、レジデンツやNYのDNAとも引き合いに出されていた音楽性だが、それらとは一線を画した地中海特有の陽気さとタランテッラ影響下のせわしないリズムが同居しながら、突き抜けて脱線する超絶テクをもった類稀なバンドである。2011年、その創立メンバーの４人が再び集まり、新たに独創的でカテゴライズのむつかしいハチャメチャな新曲を携え、ライブを中心に活動を再開しており、アルバムまで録音してしまったのは驚き！老いてもカッティング・エッジな表現をエンジョイしている姿には心打たれます。ノー・シリアスな錯乱カルテット、楽しい！