- MIXCD
Yakenohara
Dreaming Moment
Noppara-Rec
- Cat No.: NR-10
- 2017-05-02
ニュー・エイジ・ミュージックとは、スティーヴ・ハルパーンの『Spectrum Suite』とヤソスの『Inter-Dimensional Music』がリリースされた1975年に発明された音楽だ。「ニュー・エイジ・ミュージックは、人を調和の取れた状態へと導き、周波数を上げ、意識を上昇させ、天界と繋げさせ、普遍的愛を感じさせる」とヤソスは述べた。ニュー・エイジ・ミュージックは、瞑想や睡眠、あるいは集中力の向上やヨガの教則といった目的のための機能的な音楽でもあったが、いつしか安っぽいヒーリング・ミュージック、あるいはもっとクールで技巧的なアンビエントやドローンに取って変わられた。しかし、「より多くの人がニュー・エイジ・ミュージックの周波数に近づき、共感できるようになっている」というヤソスの言葉を裏付けるように、人々はその音楽の機能性に再び耳を傾け始め、アンダーグラウンドな音楽の背景でもそれらは機能するようになった。やけのはらの『Steam of Dream』は何よりもそのことを証明しているミックスである。(原 雅明)
ページトップへ戻る
ラウンジ〜ブレイクビーツを軸にバレアリック、チルアウトも織り交ぜた内容になっており、オルタナティヴ仕掛け人の異名をもつやけのはらの紡ぎだす様々な景色が、芯を持ち、まるで繊細な彫刻作品のように浮かび上がってくる。さらに一つ一つ布石を重ねた後の終盤へのゆるやかな終結は、一つの音楽の本質を体現しており、音楽は祈りである、と気づかせてくれる普遍的な輝きを放つ一枚。 どんな時代でも生活は続いていく。そんな暮らしを彩る「夢見る瞬間」のサウンド・トラック。(レーベル・インフォより)