- 12inch
エマーソン北村 (Feat. Mmm)
田舎はいいね
Em Records
- Cat No.: EM1173TEP
- 2022-11-30
EM RECORDSからの『バンコクナイツ』へのトリビュートシリーズでリリースされた人気作がリプレスされました! (サイトウ)
モーターサイのエンジン音で幕開け、LO-FIな「田舎はいいね」のイントロ、スキップからYoung-Gのスクラッチへと展開する冒頭から、バビロンバンドのファンキーなグルーヴ+オザワの唄のクールさ。映画同様にトリップしっぱなしで過剰に生きる人生を切り取った歌詞も最高な「田舎に帰れ」。聞いてくれ。B-SIDEのエレクトロ民謡、くふきと乙津理風のヴァージョンもクレイジーです。 (サイトウ)
EM RECORDSからの第1弾、坂本慎太郎とVIDEOTAPEMUSICのコラヴォレーションも記録的なヒットとなっているバンコクナイツのトリビュート企画。第2弾は、同富田克也監督の「サウダーヂ」で主演もつとめた田我流でもお馴染みのラップ集団STILLICHIMIYA。バンコクのネオンで妖しく光るぶっとんだゲットー歓楽世界の欲望を描くラップのドープネス。素晴らしい。そしてB-SIDEには、HAKUのリミックスでも好評を得ているCOMPUMAがリミックスを手がけております!トランス・アジアン・エクスプレス。STILLICHIMIYAを通したタイ、アジアの異国の夜の欲望にまつわる性と生のどろっとリアルな情景をエレクトロ・ミュージック、ダンスビートの魅惑に乗せた渾身のリミックスです。是非とも! (サイトウ)
初めて聴いたのは、SUBLIME FREQUENCIESのコンピ。ボン(マリファナ)さえあれば、金も彼女も要らないとう訳と共に紹介されていた「ボン・チャー・ボン(パイプよパイプよ)」。まったくどんなおばさん歌手かと思った次第でした。ルクトゥン歌手として活動し、モーラムやレイの要素も混合しながら発展したイサーン歌謡の大スター。田んぼ仕事以外の頭の中の99%は、酒と女、スケベでいっぱいの泥臭く茶目っ気たっぷりのうねりは、アジアン・ミュージック・ファンを魅了し愛されてきました。タイファンクの貴公子マフト・サイも彼のことをリスペクトして、自身のPARADISE BANKOKの3周年にスペシャルゲストとして招いておりました。アジアの濃厚、農耕サイケデリックの激烈さ。訳詞や丁寧な解説のついたうれしいアナログ再発です! (サイトウ)
井手健介と母船、日本語でモーラムに取り組む。イサーン音楽の巨匠ダオ・バードンからの引用とケーン奏者ウパニの演奏で幕開ける。モーラムのサイケ感をうけつつ、母船と旅立つ、エキゾトリップ。「おてもやん」とは熊本甚句に歌われる女性の名前(女性像)である。HAIR STYLISTICSのリミックスは、アナログなLOW-FIリズムマシーンに、幻覚がレイヤーされていくような、フリーキーな反復のミニマル・ミュージックで魅力です。「おてもやん・イサーン」のインストとLOCKED GROOVE X 2。歌詞と対英訳にアートワークも裏から中までぎっしりこだわりの一枚です。 (サイトウ)
Track List
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日本のインディペンデント映画の気鋭の集団「空族」、富田克也監督による、タイ音楽ともにディープ・アジアの風景を切り取ったロード・ムーヴィー「バンコクナイツ」に関わったSOI48とEM RECORDSによる企画、坂本慎太郎xVIDEOTAPEMUSIC,STILLICHIMIYA, COMPUMA, 井手健介と母船, HAIR STYLISTICS,乙津理風、オザワ+バビロンバンドらが参加してきたバンコクナイツ・トリビュート第5弾にして最終章。エマーソン北村氏です。「田舎はいいね」のカヴァー& DUB VERSION、そしてEM RECORDSから再発され話題を呼んだトマトスの「Rock Your Baby」をmmm(ミーマイモー)のヴォーカルをフィーチャリングしたカバーと、映画中でも神がかっていたレジェンダリー・シンガー、アンカナーン・クンチャイのアルバムからのカバーの4曲。言葉をたくさん並べてしまったけど、言葉よりもサンプルの音源を聴いて欲しい。日本の音楽の至宝です。 (サイトウ)