- LP
Léonore Boulanger
Practice Chanter
Le Saule
- Cat No.: LSL40LP
- 2024-03-03
当店でもWINDBELL、SHHHHHとの協力でプッシュしてきたベルギー〜フランスの〈LE SAULE〉レーベル。映像作家ヴィンセント・ムーンも映像、音源を手掛けていて、アントワンヌ・ロワイエ、ジャン・ダニエル・ボッタ、フィリップ・クラブ等の個性派が集うレーベルを代表する一人、女性アーチスト、レオノーレ・ブーランジェ。フォークロア、ワールド・ミュージックやオルタナティヴな実験音楽や演劇等の様々な音楽的素養をベースになんともユニークで楽しいアヴァン・ポップ。ブリジット・フォンテーヌやレ・リタ・ミツコなんかのフランスのポップ・アヴァンギャルドの伝統やレコメン系の血を受け継ぐぎながら、先進的な音の要素をポップに昇華する感覚と愛らしさがあって、ジョアンナ・ミューサムやファナ・モリナ好きにも大推薦です。 (サイトウ)
ブリジット・フォンテーヌなんかのフランスの先鋭サウンドを受け継ぎ、多様な才能が集まっているパリのレーベル〈LE SAULE〉から2016年のLA SAULEからのカセットリリースが局所で話題だったBégayerのデビューアルバム!鋭角なギター、3弦ベース、ボンバルデ、ドラムパパカッション、ポエット。変拍子や即興的な要素、短波ラジオ、アナログテープも使いながら、トリオによる熱烈フリーロック。最高! (サイトウ)
ついにwindbellから日本でもリリースされた才女、レオノール・ブーランジェの前作、"SQUARE OUH LA LA"。"Feigen Feigen"の爆発前、かろうじて歌ですが既に非凡な才能を発揮しています。あまり言葉にしすぎると逃げてしまう音楽。 フランス語、ドイツ語、そして何語でもない言語で歌い、1912年に出版されたカンディンスキーについた書かれた文献にインスパイアされた模様。 パートナーであり、前作もプロデュースのジャン・ダニエル・ボタの操るアゼルバイジャン、イランの伝統楽器の響きが非欧州的なフレーズやミニマル感を醸し出しますが、それも彼女の世界観に見事に取り入れられてます。 (Shhhhh)
ニュートンでも受けた才女、レオノーレ・ブーランジェのサウンドの魔法の掛け人がこの人。ギターの響きに内省的なボーカルなんですが、たまにブズーキやンゴニといった伝統楽器をギターのように操り不思議な空間を生み出しています。ミニマルなフレーズはマグレブ音楽の引用だったり、、非西洋のリズムや音階をもとからあった空気のように操る才人ながら、エキゾなイメージを押しつけずに取り入れる絶妙なバランス。この手にありがちなナルシスティックな世界に突っ走らず、1曲は2.3分で凝縮されつつも最期には素朴なギターの暖かい音色が印象に残る素晴らしい作品。仏インディの草分けのサラヴァ諸作の幽かなアヴァン性と実験ジャズ精神も見え隠れ。シンガー・ソングライターというか新しいシャンソンって現地の評なんですが、とにかくアルゼンチン諸作の次の空気を感じますね (Shhhhh)
当店でもSHHHHHとの協力でプッシュしてきたベルギー〜フランスの〈LE SAULE〉レーベル。映像作家ヴィンセント・ムーンも映像、音源を手掛けていて、アントワンヌ・ロワイエ、ジャン・ダニエル・ボッタ、フィリップ・クラブ等の個性派が集うレーベルを代表する一人、女性アーチスト、レオノーレ・ブーランジェの新作をWINDBELLがCDリリース。フォークロア、ワールド・ミュージックやオルタナティヴな実験音楽や演劇等の様々な音楽的素養をベースになんともユニークで楽しいアヴァン・ポップ。ブリジット・フォンテーヌやレ・リタ・ミツコなんかのフランスのポップ・アヴァンギャルドの伝統やレコメン系の血を受け継ぐぎながら、先進的な音の要素をポップに昇華する感覚と愛らしさがあって、ジョアンナ・ミューサムやファナ・モリナ好きにも大推薦です。 (サイトウ)
レオのパートナーでもあるジャン・ダニエル・ボッタの16年作、邦題にすると『チビ牝ラクダへの信仰』。前作"Ammi-Majus: Grand Gouter"は、怪才人集まるLE SAULE諸作のなかでも暖かみのあるギターが印象的なコンテンポラリーシャンソンでリピートしてました。今作は"Feigen Feigen"の予兆ともとれる出来。コラージュと朗読、擬音語∞オノマトペとミニマリズム、そして民族楽器の遠い響き。非西洋圏の音色と調べをコラージュして絵画的に活かしてる感じは、ダンスミュージック的手法ではなくサラヴァ諸作、フレンチ・アヴァンミュージックの流れでした。 インドのサントゥール、バグパイプも飛び交うアヴァン・シャンソン。2010年代以降の"歌"がどう進化するかの極北の例をみるようです。夢日記のような音日記。PVもまた不思議ですね。 (Shhhhh)
〈LE SAULE〉の主要アーチストの二人。JOHN FAHEY, JIM O'ROUKEファンにも聴いてほしいギタリストPHILIPPE CRABと、トラッド、フォーク的サウンドにインド古典の要素を持ち込む様なちょっと特殊な世界を繰り広げてきたベルギーのANTOINE LOYER。二人のギターと歌。何曲かの歌詞は友人からもらった手紙や蚤の市で発見したポストカードの数々に記されていた文章に曲をつけたもの。マリオン・クーザン(歌、ピアノ)、オーレリアン・メルル(メロディカ)、ローレン・セリエス(パーカッション、カリンバ)といったル・ソールの仲間たちの参加に加え、子供たちが歌い、口笛を吹き、ロンメルポットを奏でる楽曲などヴァラエティ豊かな楽曲が収録されたサウンドトラックのような風合いも感じられる作品。 text by WINDBELL
コンテンポラリーな歌(シャンソン)のジェントルな響、音を楽しむ空気の中に垣間見れる、圧倒的にテクニカルなアヴァン感覚。フランス語の二人の天才シャンソン兄弟('Fraternelles)が繰り広げる素晴らしいセッション。改めて〈LE SAULE〉関連の音楽の素晴らしさに魅了されました。今最も刺激的な音楽性、質の高さ。推薦です。ライヴ凄そう。見たい! (サイトウ)
2014年にリリースされた「CHANT DE RECRUTEMENT」が話題となったベルギー仏語圏SSW・ANTOINE LOYERのファーストアルバム入荷しました。セカンド同様メランコリックな歌声とアコースティックギターを軸に、口琴・タブラ・ハルモニウム等を使用し、フリーフォームなサウンドメイクを展開しているところから既にその才能の片鱗が伺えますが、初期衝動的好奇心に溢れているのが本作の魅力です。その多様なインスツルメンツで、フォークの範疇を超えてワールドミュージックからミュゼットまで取り入れてます。メランコリーな世界観と表現されるアーティストですが、イノセントとも表せるようにも思うほど、楽器ひとつひとつが重なり合いながらも際立って素直な鳴り。仏語の発語がもつ奇妙な美しさにも改めて気づかされるアーティスト。素晴らしい。 (Akie)
画家、VHS作家、ノイズパフォーマーそして作詞作曲歌手という多彩な顔を持つバンジャマン・プティ・ドロールのファーストアルバム、ストックできました。端的に述べるとシャンソンやフォークを、ノイズ・SE・コーラス(?)・悪声ヴォーカルそして多様な楽器でぶっ壊したアルバム。暴力的創造性でぶっ飛んだコラージュ・ワーク。ツール的短尺トラックも数多く収録されていたり、ポップが根底にあったり、キワモノというよりは音の詰まった愉快なブラックボックスに近いような。フリンジ付きのジャケットも完全DIY仕様(ポスカでペインティングされてます)。 (Akie)
レオノール・ブーランジェやフィリップ・クラブ、アントワンヌ・ロワイエたち、フランスの先鋭的なミュージシャンから、ヴィンセント・ムーンもリリースに関わるレーベル〈LE SAULE〉から、レーベルきっての異才、写真家で、グラフィック・アーチスト、映像作家でもあるマルチ・タレントBENJAMIN PETIT DELORのニューアルバム!フォーク、シャンソンやヨーロッパのトラッド・ミュージックの中に、インド古典や70sブラジル音楽にもつうじるような要素も潜んでいるような、サイケデリックスが根底にあって、ユニークな実験感覚でアウトプットする。オルタナティヴなワールドミュージックの新しい波。LE SAULEめちゃくちゃ素晴らしい作品の宝庫なので絶対チェックして! (サイトウ)
DJ SHHHHHや、前作を国内リリースした〈WINDBELL〉、コアなレコードショップの後押しで日本でも浸透してきたフランスの〈LE SAULE〉。レオノーレの新作です。レーベルのコアとなるジャン・ダニエル・ボッタ、ローラン・セリと前作と同じラインナップ。「歌の練習(実践)」と名付けられたタイトルどおり、歌、発声、オノマトペ、言葉遊び、日本語の歌まで、おもちゃのピアノやタイプライタ)ー、カシオトーン、パーカッション、中国のひょうたん笛、モンゴルの口琴なども使用しながらユニークな音の感覚をアウトプットしています。現在音楽のエンターテインメント。ワールドミュージックへの取り組みでで培ったリズムや、コラージュのような音のレイヤーが産み出すマジカルなサウンド。実験的でたのしさに満ちた素晴らしいアルバムだと思います。 (サイトウ)
MOCKY, ジョセフィン・フォスター&ヴィクター・ヘレロ, HAUSHCAトウヤマタケオ等を送り出してきたWINDBELLからもライセンスされたフランスの女性アーチスト、レオノール・ブーランジェ。実験音楽や民族音楽、特に中東の音楽を本格的に学んだ彼女が、イラン、クルド民族音楽のミュージシャン MAAM-LI MERATIとのコラヴォレションした音源をベルギーのOKRAINA RECORDSがアナログ・リリース! (サイトウ)
アコースティック・ギターとメランコリックなボーカルのほの暗いSSW。ですが、ドラムではなくマグレブ音楽で用いられるベンディールやインドのタブラが使われたり、ハーモニウムがまるでアコーディオンのように奏でられ、ボーカルもブリティッシュ・フォークや仏のサラヴァ諸作のような佇まいからラジャスタンの歌唱方を行ったり来たりとトリップしつつ、チューブラーベルの教会の鐘の音にまた我に返る。ピアノとボーカルだけの曲も完全に世界観をものにしてます。曲もバッハから、ベルギーのトラッドをアレンジしたり、ポール・エリュアールの詩に曲をつけたりと、まさにコンテンポラリーなセンスと才能を兼ね備えた現代の吟遊詩人が発掘されたといえます。欧州トラッド・フォークやアルゼンチン諸作を乗り越えた新しい形のシンガー・ソングライターです。PVもヴィンセント・ムーンが撮影していたりとこの辺りのコミュニティも面白そう。 (Shhhhh)
個性的なアーティストのPVだけでなく、ロシア(オセチア、ダゲスタン共和国、チェチェン共和国)、ブラジルはレシーフェ(パラー州のビヨンセことガビー・アマランチスのライブは必見! https://www.youtube.com/watch?v=xZurp_HAcP4 )、2015〜16年のFuture Terrorでのカウントダウンパーティにも出演し、モルフォシスも自身のレーベルで紹介する、センヤワのライブドキュメント(https://www.youtube.com/watch?v=1mm0u2dQhQw)。他にもハイチ、フィリピンなど様々な"辺境"の音楽を撮り回り、蒐集する音楽紀行を"A traveling visual album"といい独特のスタンスを確立した彼。
最新の仕事はどうやら2016年亡くなったブラジルのレジェンド、ナナ・ヴァスコンセロス(https://www.youtube.com/watch?v=cy0ugGXX4Z8)のようです。
今までペルー現地盤で散々フォルクローレを掘ってきましたが、コレは音楽家ではなく映像作家の記録ということで、「ワールドミュージック」とは感覚が異なる録音作品となっております。
リマ、フニン、アヤクーチョ、アレキパ、クスコ、ウカヤリ、ロレートの各地で録音され、映像作家が嗅ぎ取るフォルクローレの霊性をヴィジュアライズし音盤に落とすという不思議な映像∞音楽。蘊蓄のあとに残るのは歌の素朴な優しさ、ということで素晴らしいフォルクローレの作品集です。
LPのみ・DLコードつき。今年の問題作、Feigen Feigenをリリースしたレオノール・ブーランジェらが所属するLe Sauleからのリリース。前作同様、動画と一緒にお楽しみください。( (Shhhhh)
デュオJUNE ET JIMでも活動し、ヴィンセント・ムーン監修の民族音楽コレクション「Chansons De Russie」や「「Chansons De Peroue」のジャケットも手掛けたヴォジュアル・アーチストで絵描きで、マルチ・ミュージシャンでもあるBORJA FLAMES。2016年のアルバム・ストックしました。この人良いです。アーサー・ラッセルやロバート・ワイアットにも通じるようなエクスペリメンタル・ポップ。 (サイトウ)
ついにwindbellから日本でもリリースされた才女、レオノール・ブーランジェの前作、"SQUARE OUH LA LA"。"Feigen Feigen"の爆発前、かろうじて歌ですが既に非凡な才能を発揮しています。あまり言葉にしすぎると逃げてしまう音楽。 フランス語、ドイツ語、そして何語でもない言語で歌い、1912年に出版されたカンディンスキーについた書かれた文献にインスパイアされた模様。 パートナーであり、前作もプロデュースのジャン・ダニエル・ボタの操るアゼルバイジャン、イランの伝統楽器の響きが非欧州的なフレーズやミニマル感を醸し出しますが、それも彼女の世界観に見事に取り入れられてます。 (Shhhhh)
ギター、ボーカルのほの暗いブリティッシュ・フォークやフランスのサラヴァ等の影響をうけつつ、レーベルメイトのジャン・ダニエル・ボッタの操る民族楽器(ブズーキ、バラフォン、ハワインハープ、カリンバ)が微音で入り、微細なミニマル感とエスノ感が加わり独特のオブスキュアな空間になります。さらに、同じくレーベルメイトの才女レオノーレ・ブーランジェの美しいコーラスと中央アジアの打楽器等。仕掛けやアートワーク含めて観念的な世界観でもありながら、美しく新感覚なフォークに帰結しています。ちょっと凄いです。映像作家ビンセント・ムーン周辺の人脈でありこのあたりの動きも期待。 (Shhhhh)
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DJ SHHHHHや、前作を国内リリースした〈WINDBELL〉、コアなレコードショップの後押しで日本でも浸透してきたフランスの〈LE SAULE〉。レオノーレの新作です。レーベルのコアとなるジャン・ダニエル・ボッタ、ローラン・セリと前作と同じラインナップ。「歌の練習(実践)」と名付けられたタイトルどおり、歌、発声、オノマトペ、言葉遊び、日本語の歌まで、おもちゃのピアノやタイプライタ)ー、カシオトーン、パーカッション、中国のひょうたん笛、モンゴルの口琴なんかも使いかつては現代音楽だったとかの領域に突入します。現在音楽のエンターテインメント。ワールドミュージックへの取り組みでで培ったリズムや、コラージュのような音のレイヤーが産み出すマジカルなサウンド。実験的でたのしさに満ちた素晴らしいアルバムだと思います。 (サイトウ)