- LP
Motohiko Hamase(濱瀬元彦)
Technodrome
WRWTFWW
- Cat No.: WRWTFWW035
- 2024-04-07
好調リリースの続くOren Ambarchi主宰BLACK TRUFFLEからのリリース。ベルリン・ダブプレート&マスタリング職人Kassian Troyerによるマスタリング&カットによる名品。Arnold Dreyblatt本人によるライナーノーツも嬉しい限り。どこかピエール・バスティアン等にも通じる自動演奏装置的なミニマリズムもかっこいい。レコメンド。 (コンピューマ)
Track List
G.S. SCHRAY、AQUEDUCT ENSEMBLE等、素晴らしい作品がマイペース丁寧にリリースされる、ロンドンのインターネット・ラジオNTSの人気番組”LAST RESORT”がスタートした注目レーベル待望新作7番。
今作も大推薦とさせていただきます。音質、ヴァイナルカッティング含めて素晴らしい。シンプルな装丁からもジェントルな愛が伝わってくる。聴き手の心象風景に呼応するかのように、瑞々しく静かに感情を心地よく包み込む抽象的メロディアス漂うようなミニマリズム・アンビエントジャズ全7トラック。Gigi MAsin、The Necksファンも是非ともどうぞ。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
Track List
ジャズ・ベーシストとして活躍し、日本のコンテンポラリー本命、濱瀬元彦の「レミニッセンス」「インタリヨ」に続く1988年のCDオンリーだった「#notes Of Forestry - 樹木の音階」がスイスのWe Release Whatever The Fuck We Want Recordsからアナログ再発されました。尾島由郎の「Une Collection Des Chaînons」2種でスタートした〈ESPLANADE SERIES〉から。80年代の東京の環境音楽のキーとなる青山ワコール・アート・センターに携わっていた尾島由郎との共同プロデュース。柴野サツキも録音に参加。サティーやECM、ミニマル・ミュージックにインスパイアされながら濱瀬のベースがグルーヴのうねりを産み出す唯一無二のサウンド。先立って日本でアナログ再発されるも、すでに万超えの人気となっている名作。350g。 (サイトウ)
イタリアの〈BLUME〉からのリイシューされた「Pipe Dreams」が当店でも反響を呼んだ、70年代からNYでミニマル作曲家として活動するMARY JANE LEACHが〈MODERN LOVE〉から二枚目のアルバム!1985年にバスフルートアンサンブルに向けて作曲された「8B4」の改訂版、1993年に9本のオーボエ演奏のために書かれた「Xantippe’s Rebuke」から、2020年作品「Charybdis」まで、現在から活動初期を遡り収録した作品集。基本的には1本は生演奏、その他はテープ録音をを組み合わせる手法。ユニゾンピッチから始まり、そこから構築される豊かなサウンド、それぞれの楽器の特性から自然発生する美しいトーン。 (Akie)
Track List
シカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラのパーカッショニストとしてのキャリアもあるミシガン拠点のプロデューサーErik Hall。反復と複雑な構成により、スタミナと集中力が非常に要求されるため、18人以上のミュージシャンで演奏することが望ましいと ライヒ自身アドバイスしているこの楽曲たちを、自宅の小さなスタジオで、手持ちの楽器を使い(木琴はミュートピアノに、ヴァイオリンはエレキギターに、その他にもローズやCR-68ドラムマシンなど)すべてのパートを、ループも量子化も、プログラムされた楽器もシーケンスされた楽器も一切使わずライブで1テイクずつ録音。1日1セクション、1楽器ずつ演奏することで、この記念碑的な作品を愛情を持って再現。ECM作の品格と没入トリップさせる作用のスコアを保持しながら、現代的に電化させた傑作。「Section IIIA」「Section VI」からの感動が凄まじいです。トラックリストからも是非です (AYAM)
Track List
スピリチュアル・シャーマニズム・フォーキーな発声コーラスと、クラシカル・ミニマリズム室内楽アンサンブルが美しく深く荘厳に共鳴調和する、それぞれの面いっぱいに広がる「Traveller Song」「Thanksong」を収録。 (コンピューマ)
Track List
同じく〈MODERN LOVE〉からのソロデビューアルバム「Paradise 94」がリリースされた2018年以降、上記他にもSTEPHEN O’MALLEY,BEATRICE DILLON, ELLEN ARKBROなど名だたるアーティストとコラボレーションを重ね一躍に時の人となった才人LUCY RAILTON、その歩みの中で獲得した自由な精神性で作り上げた新作アルバム!これまで通りに直感に重きを置いたインプロヴィゼーション、そしてヴァイオリンデビュー作「Held In Paradise」や実験ポップ「Blush Study」など、新たな音楽性とインスツルメントを盛り込んだ多面的作品に。年末に新たなAOTY候補が滑り込んできました。限定プレス。 (Akie)
Track List
ポーランドの実験音楽フェスティバル/レーベル〈UNSOUND〉から、古楽とバロック音楽にルーツを持つ音楽家PIOTR KUREKが早くも新作を発表、かなり異質です!ハープ、サックス、クラリネット、コントラバス、ギター、声。これらをデジタル化し、電子とアコースティックを抽象的に一体化。穏やかで牧歌的な旋律をなぞっているかと思えば突然の不協和音、そしてすぐに共鳴に回帰。優しいメロディの水面下に広がる異様さ。聴くたびに印象が変わる実験電子ジャズ作品。メロディメイキング、エレクトロアコースティックの2側面で相当異質、年間ベストに入れたい一枚。 (Akie)
Track List
ルシエによるあくなき探究心に満ち溢れるエレクトリック・ギターを核としたサウンド・ドキュメントの記録でもある。コンテンポラリー・モダン・ミニマル・ドローン・ハードコア傑作。
3本のラップスティール・エレクトリック・ギター(Oren Ambarchi、Bernhard Rietbrock、Jan Thobenが演奏)が、コネチカット州ミドルタウンとポートランドを結ぶアリゴーニ橋の形をなぞり、アルト・サックス(ジョアン・ジョルディ・オリヴァー・アルコス)、ヴァイオリン(レベッカ・ティース)、チェロ(ルーシー・レイルトン)がロングトーンを持続し、ギターとの距離や近さによって様々な聴こえる拍動パターンを作り出す、没入感を生み出すコンポジション・リダクションも美しいSide-A「Arrigoni Bridge (2019)」(sample1)、
2本のラップスティール・エレクトリック・ギター(リートボックとトーベン)、コントラバス(ロス・ワイトマン)、グロッケンシュピール(トレヴァー・セイント)のために作曲され、2つのアコースティック楽器は弓で演奏されており、コントラバスとグロッケンシュピールはロングトーン音色をキープ、さらにはギターの音色との距離によって異なる速度のビートを生み出すSide-B「Flips (2020)」(sample2)を収録。追悼盤。 (コンピューマ)
Track List
バリ島の伝統的なガムランの2つの音階を組み合わせた独自のチューニング・システムを使用したメタロフォンの電子音にも通じる荘厳なモダン・アコースティック・アンサンブル。バリ伝統音楽ガムランと、ハリー・パーチなどにも通じる自作楽器を使用したかのような挑戦的な現代音楽ミニマルミュージックとのスピリチュアル深淵なる素晴らしき出会い。伝統とのサイレンス静謐なるメディテーショナル・コンテンポラリーな音宇宙とのバランスが秀逸すぎる。人肌人力によるガムラン・ミニマリズムとメカニカルな響きのバランスが摩訶不思議な心地よさ。バリ島の文化における”memedi”と呼ばれる幻影や聖霊信仰をテーマにした2016年に書かれたSide-A「Ngejuk Memedi」(sample1)(sample2)、コロナ禍ロックダウンの最中の、不安と不確実性を音楽として2020年に形作られたSide-B「Likad」(sample3)の2曲を収録。 (コンピューマ)
Track List
ストックホルム音楽大学にて作曲修士課程を卒業しているサウンドアーティストLO KRISTENSONがデビュー。アルトフルート、バロックヴァイオリン、バロックヴィオラの合奏編成。提供された部分的なスコアを各々のタイミングで演奏、その際に”呼吸パターンを意識”するように指示。自然に発生する摩擦と抵抗を利用して、演奏にダイナミックな音楽エネルギーを発生させたコンテンポラリー・クラシカル作品!肉体的、自然な音の間合いが心地よい。限定生産のため少量入荷です。 (Akie)
Track List
G.S. SCHRAY、AQUEDUCT ENSEMBLE等、丁寧な素晴らしいリリースが続く、ロンドンのインターネット・ラジオNTSの人気番組”LAST RESORT”がスタートした注目の新興レーベル待望新作5番。今作も大推薦とさせていただきます。音質、ヴァイナルカッティング含めて素晴らしい。シンプルな装丁からもジェントルな愛が伝わってくる。聴き手の心象風景に呼応するかのような全8トラック。Gigi MAsin、The Necksファンも是非ともどうぞ。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
王立音楽アカデミーのジュニア・スクールで15年間ピアノを教えたほか、ワーキングメンズ・カレッジで12年間多くのコースを教え、1990~91年にかけては学部長を務めた教職者であり、1970年代半ばに、クラシック・フュージョン・グループ Erato のリーダーとしてDavid RussellやSimon Climieと共演し、フリー・ジャズ、エレクトロニック・インプロヴィゼーションといった、クラシックには留まらない現代音楽家でもあった Albert Alan Owen。82年にリリースされたポスト・ミニマル/ニューエイジの傑作『Following The Light』が2020年に〈Libreville Records〉からリイシューされたことで、再評価を受けました。本作は2020年の夏に録音され、新録が広く流通されるのも数十年ぶりとのことで、ありがたみも凄いです。なにより、本来専門であるピアノひとつで、美しくシンプルな 20の楽曲を収録しています。久石譲のように、静かに日常を俯瞰させるような作用が感じられます。推薦です。 (AYAM)
Track List
現代実験音楽を担う才能として機能しているストックホルムの音楽家KALI MALONE、彼女とMARIA W. HORN.がキュレーションしているレーベル兼プロジェクト〈XKATEDRAL〉より作品集二作目が届いてます!KALIの代表作とも名高い『The Sacrificial Code』収録曲「Rose Wreath Crown」を改変した四重奏(コントラバス、エレクトロニクス)作品に始まり、JESSICA EKOMANEによるデジタルサウンドのみで制作されたシンセティックサウンド実験、MATS ERLANDSSONのデジタライズされたシタール演奏など。どの楽曲もしっかりと長尺をかけて、音の重なり合い、ハーモニー、曲としての展開が探求された素晴らしいコンピレーション。限定プレスです。 (Akie)
Track List
KALI MALONE、JIM O'ROURKE、LUCY RAILTONら現代音楽をリードする才能にフィーチャーしてきた〈PORTRAITS GRM〉6番。スカンジナビアを代表するウルティマオスロ現代音楽祭の元ディレクターも務めた作曲家・LARS PETTER HAGEN手掛ける「Transfiguration 4」(sample1)は、ドローン作品でもありながら詩的表現力豊かな交響曲。シンプルなミュージカルの構造を取りながら、直感に基づいた展開とアレンジに陶酔する。DAFNE VICENTE-SANDOVALのファゴットドローン「Minos Circuit」(sample2)は、生成されたフィードバックとハウリングを聴覚に浸透させるミニマルドローン。 (Akie)
シカゴのミニマルアンサンブル”TOWN & COUNTRY”の元メンバーであり、BIRD SHOW名義での作品でも知られる先鋭電子音楽家BEN VIDAもニュープロジェクト。鍵盤&打楽器ユニット”YARN/WIRE”との数回に渡るライヴパフォーマンスの末、NINA DANTEも合流しスタジオ制作。従来の領域外での音楽探求を志したアコースティックアプローチながら、4人の声を合成するメタボイスを使用するなど、電子音楽の手法も取り入れたトリッピーな室内楽に。あくまで声に寄り添うピアノ伴奏も独特。 (Akie)
Track List
GIlles Petersonもお墨付きのアーティストとしてこれまでに、BBC 6Music、Worldwide FM、NTS、Rinse France、といった海外ラジオでのサポートを受けているUKジャズ・シーンのリーダーとしてリスペクトを集め、Nubya Garciaのバンド・メンバーとしても世界的なツアーを行う彼にとって記念すべきデビューアルバム。フリージャズの作曲法とモダン・コンテンポラリーなポストロック/ジャズ的センスに満ち溢れたブレイクビーツ豊かで静かにイマジナリーに想像力を刺激する9曲。 (コンピューマ)
Track List
穏やかなる自然環境との共存、コンテンポラリー・ミニマル・ジャズ桃源郷の心地よさ。ジョン・ハッセル第四世界的密林ジャングル感、実験音楽的作法のバランスもちょうどいい気品。
Portico Quartet、Paradise Cinema、Szun Wavesでの活動でも知られるJack Wyllie、BoxedとLo RecordingsからリリースしているJQ、PVTのメンバーとしてWarpから作品をリリース、ModeselektorやItal Tekとのコラボレーション、カセットレーベルSalmon Universe主宰、テレビドラマの作曲なども手掛けているRichard Pikeの3人によるトリオ、FORGIVENESSの記念すべきデビューアルバムがGONDWANAよりリリースされた。ソフトウェア・エクスペリメンタル・ミニマリズム・ミュージックの新たな潮流を感じさせてくれる名作の誕生。 (コンピューマ)
Track List
〈WHERE TO NOW?〉〈HESSLE AUDIO〉などに参加し、ミニマルなサックスワークで実験音楽〜スピリチュアルジャズを探求する才人BEN VINCE、鬼才IVKOVICが主宰する〈OFFEN MUSIC〉からの作品が記憶に新しいサウンドアーティストCUCINA POVERAがコラボレーション!BEN VINCE操るサックスや鍵盤の伴奏、CUCINA POVERAがフォークをルーツにした郷愁薫るヴォーカルが結合。シュールレアリズム、サイケデリックに導かれるモダンクラシカル作品、美しい。カセットの方は流通在庫切れ、嬉しいレコード復刻。 (Akie)
ページトップへ戻る
こちらはテクノの登場以降となる93年の作品。ジョン・ケージ、ブライアン・イーノや、ジョン・ハッセル、テクノや当時のハウスとドラッグの関係性にも言及している自身のライナーノーツが興味深いので単体ページで引用しています。このアルバムも尾島由郎氏との共同プロデュース。オリジナルはワコール・アート・センターのリリース。よりシンセサイザーの比重濃いサウンド、ラストはサックスのカルテットのための「Lattice」。 (サイトウ)