再プレス!!!ビートの魔術師J DILLAが生前最後に残した傑作アルバム!
ヒップホップの歴史に強く、深い傷跡を残したJ DILLA。そんな彼が病に犯されながらも病床で完成させ、32歳の誕生日(2006年2月7日)にリリースした生前最後の作品。基本的にはサンプリングソースをシンプルにエディットした短いビート集ですが、RAYMOND SCOTTから定番ソウルまで、ネタ選びの素晴らしさはもちろん、その素材の天才的な組み方、魔術師と例えられる独特のビート・プログラミング、音色、どこをとっても他と逸脱する素晴らしい内容。またアウトロから始まって、イントロで終わるというアルバム自体の構成からも分るように、ヒップホップというループ・ミュージックをアルバム全体で表現。ラフな中に感じる温もりと音の隙間にあるグルーヴ、ずっと聞き続ける事のできるアルバムとはこういうものを言うんですね。本作をリリースした3日後にJAY DEE a.k.a. J DILLAは他界。その後続出するフォロワー。今でもジャンルを跨いでリリースされるトリビュート作。このアルバムはヒップホップの枠を軽く飛び越え、様々な音楽に影響を与え、そして今後も与え続けていく名盤中の名盤。