シンセ大暴れのフリーで激しい凶暴なサン・ラも最高ですし、ミステリアスでエキゾチックなサン・ラも、ビッグバンドでオーセンテックなサン・ラも、ドゥーワップでソウルフルなサン・ラも、そしてキテレツでユニークなサン・ラも、ディスコで電子音楽なサン・ラも最高なんですが、この1977年のアルバム「Cosmos」そしてで聞ける、このおだやかなジャケットのイラスト・イメージのような、まるでサン・ラ船長に導かれ旅する宇宙船の中から宇宙空間の惑星たちをゆったりと眺めうっとりと魅了されているかのような、まさに宇宙の調和を感じさせてくれるかのような優しさとメディテーションでスピリチュアルジャズな美しい美しいサン・ラの音楽が広がっているのです。このアルバムではサン・ラはハープ的な音の広がりを持つ、独創的な楽器ロックシコードを全編でキラキラとフンワリと響かせております。「Moonship Journey」「Interstellar Low-Ways」「Jazz From An Unknown Planet」の美しさと言ったら、、、　うっとり。（コンピューマ）