KHWANTA FASAWANG Lam Phaen Motorsai Tham Saep: The Best of Lam Phaen Sister No. 1
カセット時代のタイを席巻した“ラムペーン”の顔、クワンター・ファーサワーンのワルなチューンがベスト盤で堂々の世界初CD化。伝統とかけ離れたダンス現場仕様、ストリート・モーラムの赤裸々な姿がここに!
EM RECORDSとSoi48によるタイ音楽シリーズの新作。タイ音楽の面白さはこういうレコードにあると思います。プロデューサー、ドイ・インタノンが手掛けた84年のアルバム。バイク、モーターサイのエンジンなんかも交えたコラージュワーク、ミックスワークのユニークさ。モーラムの歌謡界から産まれた素晴らしい遺産。 (サイトウ)
『伝統の「型」を継承する側面をもつ芸能だったモーラム(*1)では、新しく型を作ることは稀だったが、80年代初頭に出現した「ラム・ペーン」は、凄腕プロデューサー、ドイ・インタノンが時代のニーズで創作した新型ラムで、その登場は文字通り<型破り>の出来事だった。このラム・ペーンは最初からダンスホール現場に特化、現在最前線で猛威を振るうラム・シンの登場を促したともいわれ、90年代以降のタイ産ベースミュージックの祖となる重要ラム型だ。本解説ではSoi48がその誕生秘話を解き明かす。
クワンターはドイ・インタノンに歌手1000人の中から選ばれてデビューしたラム・ペーンの代表格。ストロングな風貌で底辺のタイ人(イサーン人)の生活風景をラムし、ダンスを煽り、太く短く燃えたパワフルな歌手だ。代表曲のひとつ、モーターサイ(*2)のエンジン音をぶち込んだタイ式バイカー・ソング傑作「Lam Phaen Motorsai Tham Saeb(憎っくきモーターサイ)」をはじめ、ヘヴィーなストリート・モーラムを訳詩とともにお楽しみあれ!』
▼ Tracklisting
1. | Lam Phaen Bak Song Sao Pha Saeo | |||
2. | Lam Phaen Motorsai Tham Saep | |||
3. | Lam Phaen Pen Taa O O | |||
4. | Lam Phaen Nai Khon Bo Mi Ongsa | |||
5. | Lam Phaen Saraburii Liaw Khwaa | |||
6. | Lam Phaen Saak (Kabua) Bin | |||
7. | Lam Phaen Salab Toei | |||
8. | Lam Phaen Jeeb Jik Ko | |||