38xxX × MAYUKo
S/T
38xxX × MAYUKo
38xxX From FEROCIOUS X
MAYUKo From CROSSBRED/SYNTH SISTERS
Recorded Live At プルシャン天神橋401
38xxX-Electronics
MAYUKo-Synthesizers
Masterd By FILTH THE SLEEP (June 2019)
Mixed By yuparupa & 38 & MAYUKo (June 2017 - March 2019)
Recorded By yuparupa (June 2017)
Artwork And Designed By 服田雄介
Cover Design By Aube
Special Thanks To
南一園 Family ,
Satoru Higashiseto (Forever Records)
********************************************
聴覚から体内に響きわたる音響でもある反面、脳から外へ放たれていく様でもある音の粒子達、鉄が長い年月をかけ腐食していく音を録音し、高速再生した様なザラついた波形の連続は、胎内回帰へと永遠に導く終わりなき残響。
和泉希洋志(bitSOMA)
********************************************
それは凄烈にして荘厳で、この宇宙の如く暗黒の中に躍動する息吹きを宿す。
脳髄を揺さぶる轟音。その奥底から産声をあげる眩い閃光。混沌から浄化に至る、時代を象徴するコズミック・ミュージック・ジャーニー。
日本と世界を股にかけて活動する、大阪が誇るハードコア・パンクFEROCIOUS Xのベーシストである38と、アレック・エンパイアも絶賛するSYNTH SISTERSやCROSSBREDをはじめ様々なユニットで活躍する電子音楽家MAYUKoの2人が織り成す、1曲17分に及ぶ深遠なる大作である。
38が住んでいたマンションを引き払う直前、空っぽになった部屋で爆音敢行された即興ライブを真空パックした本作。レコーディング&ミックスはyuparupar、マスタリングはFILTH THE SLEEP(GUILTY C.の別名義)が手掛けた。奏者と信頼関係にある2人の見事な手さばきにより、奥行きとスケール感のある重厚な仕上がりになっている。
現代アートとも解釈できる異形のアートワークは服田雄介によるもの。封入された鉄板は時間の経過とともに刻一刻と酸化し、長い年月をかけて色が変わってゆく。
これは極めて有機的な、生きている作品である。
天之川タクヤ a.k.a RISHU(MOLTEN SOUND/罠シネマ/Ultimate Trip)
********************************************
ここは死霊のうろつく街...
血を求めるものの住む街...
奈落の底で生き残りを賭けた闘いの最中に秘密のアジトで録音されたという鋼鉄の重量盤ジャケットに覆われた今作を独自のルートで入手した。
自身の限界を感じ現実逃避する為に再生してみると
"サバイバル・ノイズ・テラー"の重い扉は開いた。
演奏に感情移入して気が付くと中盤になり堕ちた聖職者、疫病を神罰と考える狂信者、火あぶりを待つ魔女の姿が目の前に現れた。
クライマックスに最後の審判とも言うべき血染めの太陽が昇り"敵は自分の中にある悪魔だ"と悟る。
果たして人類に未来はあるのか?
答えはこの作品の中にある。
DR.BUTCHER a.k.a. HANOCHI from 6 FEET DEEP(FEROCIOUS X)
********************************************
天神橋の空の色は空きチャンネルに合わせたTVの色だった。
ザラついたインダストリアル、緊張感のある繊細な世界観で包み込むようなサウンドスケープは恐怖と分断から解き放たれている。
悲しみの音色もやがて美しいハーモニーに。
38xxXとMAYUKoの刹那的な激しさと慈悲深い愛の結晶。
N.Y (Compufunk Records)
********************************************