CHILLY GONZALES A very chilly christmas
彼の代名詞である『ソロ・ピアノ』シリーズや、趣向を凝らしたステージ・パフォーマンス、グラミー賞も受賞したダフト・パンクとのコラボレーション、iPadのテレビCMへの楽曲提供などで世界的人気を誇り、昨年はその破天荒かつ感動的な魅力に迫るドキュメンタリー映画『黙ってピアノを弾いてくれ』も大いに話題となった。いつでも我々に驚きと幸せを与えてくれるゴンザレスから、遂にクリスマス・アルバム『A very chilly christmas』が到着!本作に収録されているのは、「Silent Night
ピアノを中心にしたシンプルなアレンジ、繊細なニュアンスを大切にした短調の演奏は、これまで3作発表している『Solo Piano』シリーズの流れを汲むもの。
アルバムはインストゥルメンタルが中心だがヴォーカル曲を3曲収録。ゴンザレスが信頼する二人のシンガー、ファイストとジャーヴィス・コッカーがゲストで参加している。なかでも、ファイストがヴォーカルを務めた「The Banister Bough」は、本作で唯一のオリジナル新曲。洗練された美しいメロディーにゴンザレスのメロディーメイカーとしての才能が光っていて、ファイストの温もりに満ちた歌声も絶品。クリスマス・ソングの新しいクラシックスになりそうな名曲だ。ジャーヴィス・コッカーは「In the Bleak Midwinter」「Snow Is Falling In Manhattan」の2曲でヴォーカルを担当。ダンディな歌声を聴かせているが、なかでも2019年に亡くなったUSインディーの孤高のシンガー・ソングライター、デヴィッド・バーマンがパープル・マウンテンズ名義で発表した「Snow Is Falling In Manhattan」のカヴァーでは、ファイストもコーラスで参加。チェロやフルートも加わって、映画のワンシーンのように詩情豊かなで感動的なアレンジとなっている。コロナの影響で予定していたツアーが中止になり、自宅にこもって本作を作り上げたゴンザレス。誰もが大変だったこの1年の終わりに束の間の安らぎをもたらしてくれる本作は、ゴンザレスからの心を込めたクリスマス・プレゼントのようである。 (コンピューマ)
01/A1. | Silent Night | sample |
02/A2. | Good King Wenceslas | sample |
03/A3. | Silver Bells | sample |
04/A4. | God Rest Ye Merry Gentlemen | |
05/A5. | Last Christmas | sample |
06/A6. | The Banister Bough (feat Feist) | sample |
07/A7. | Jingle Bells | |
08/B1. | All I Want For Christmas Is Yo | sample |
09/B2. | In The Bleak Midwinter (feat Jarvis Cocker) | |
10/B3. | Snow Is Falling In Manhattan (feat Jarvis Cocker and Feist) | sample |
11/B4. | O Tannenbaum | |
12/B5. | Maria Durch Ein Dornwald Ging | |
13/B6. | O Come, All Ye Faithful | sample |
14/B7. | We Three Kings | |
15/B8. | Auld Lang Mynor | sample |