パーカッションの浮だつ音像やダイナミクスを活用した音響でリスナーを捲し立てるウェイブエレクトロ「Flubber」(sample1)を筆頭に、そのジャンルミックスなスタイルは勿論、音響的にもユニーク。フットワークのリズムを取り入れた「Your Wife」(sample2)。ガッツリ音数を減らすブレイクがキラーな「Cricket」(sample3)など、独創的なアイデアが飛び出す一枚。 (Akie)

弾むドラムマシンブレイクビートに、アンニュイにゆがんだメロディが波乗る「Carillon」(sample1)は、本レーベルのアーティストであり、レフトフィールドな作風でお馴染みのHARONがリミックスした「Carillon (Haron Remix)」(sample3)も収録。アシッドシンセのリフレインとスネアを連動させた「Rattlesnake」(sample2)も、一度聴いたら印象に残るサウンドデザインが特徴的。 (Akie)

これまでにもDON'T DJ、 OCEANIC、LEGOWELTらが参加しているオランダのDIYレーベル〈BAKK〉の”PLAFOND”シリーズ第５弾！電子音とジャズドラムが混在する導入から、インダストリアルテクノ、最終的には電子ドローンへと漂着する長編トラック「Cercle Vicieux」(試聴はsample1と2に分けています。)と、ZOE MCPHERSONの妖気を帯びたヴォーカルハミング降りかかるブロークンビート/エクスペリメンタルテクノ「Cercle Vertueux」(sample3)の2トラックが収録。両者ともに前衛的な実験主義がクラブのミューテーションとして発現していて興味深い。。 (Akie)

どちらも変拍子を基調にしていてBEAR BONES, LAY LOW はアラビックな感じも思わせるようなスペーシーサイケデリック。DON'T DJは、ダダリズムやGOATにもつうじるような綿密に構築された複合リズムに、ベース音響とシンセと電化トランペットのような楽器の空間性がドープ。 (サイトウ)

USのオルタナティヴなアシッド/LO-FI HOUSEの個性派SFV ACID、LEGOWELTやJEREMIAH R.(MARVIS DEE)やBRONZE TEETHなんかもリリースしているオランダのパーティー集団BAKKのレーベルからリリース。ミッドテンポのブギー・アシッド「Wheat」筆頭にユニークサウンド。SFV ACID良いです。 (サイトウ)

▼ Tracklisting

L/F/D/Mと元FACTORY FLOORのDOMINIC BUTLERのBRONZE TEETH。アナログ・マシーンの実験。BRONZE TEETHいいです。 (サイトウ)

変調ヴォイスのスポークンをのせ荒々しく鍵盤を引っ掻きながら、極彩シンセのシーケンスが現れるドリーミーな”Micronesia”(sample1)、エモーショナルなメロディーラインに発信機みたいな音波が絡むデトロイトっぽいドライヴ感もある”Pannenkoekenfeest”(sample2)、そして、トランシーに低めをうねるアブストラクトなウワ音の魔法がかった”Esoteric Breakfast Buffet”(sample3)も渋い。全４トラック収録！水色のマーヴル模様の美しい装丁が施されたインナースリーヴ入り。 (DNT)

カルトなシンセサイザー・ハウス界におけるプリンス・LEGOWELTや、今年さらに注目を集めるであろうブルックリンの女傑・AURORA HALALらを招集する、ハーグの気になるレーベル〈BAKK〉からの第３弾スプリット。盟友・KYLE HALLの〈Wild Oats〉だけに留まらず、〈T.T.T.〉や〈B.H.〉などUKの先鋭レーベルからもいち早く注目されてきたデトロイトのMANUEL GONZALESことMGUNの、ラグドなシーケンスとあやしい電子エフェクトが脳内で踊りだすシブいアナログ・テクノ”Diet Research”(sample1)と、MGUNと共に〈D.B.A.〉からデヴューしたフィンランドのプロデューサー・HALVTRAKによる、らせん状にめくれ上がるようなシンセラインがトリップ感を促進させるセンシュアルなロー・テクノ”Imaginary Water”(sample2)のカップリング！ (DNT)