Sonic Boomが所有する50年代、60年代のアメリカン・ドゥーワップやロックンロールのコレクションからインスピレーションを受けた楽曲群で構成されており、先行シングル「Go On」では、ブリティッシュガレージロック帝王The Troggsが1967年に発表した名曲「Give It to Me」をサンプリングした驚愕のMV含めたモダン・サイケデリック誉れの名曲が誕生している。その他にも、偉大なロックンローラー、Eddie Cochranや、アメリカの素晴らしいハーモニーを奏でるThe Everly Brothersといったアーティストの楽曲が、Sonic Boomの手によってサイケデリックかつポップにアレンジされ、そこにPanda Bearの演奏とヴォーカルが絶妙に加わり、これまでの2人のどのソロ楽曲よりもイカれたキャッチーで甘く明るい内容となっているのがこれまた危険すぎる。これらのモダン・サイケデリック名作アルバムを、UKダブのレジェンド、エイドリアン・シャーウッドが丸ごとリワークしたダブ・ヴァージョン『Reset in Dub』が〈Domino〉よりリリースされる。
『Reset』に影響を与えた重要な要素のひとつがジャマイカのロックステディで、それをトロピカルなルーツに戻すというのは面白いアイデアだと思ったんだ。15年ほど前、ロンドンの東部で行われたフェスティバルに出演したときのことを思い出した。ザ・スリッツ以外には観たいバンドが他になかったんだ。彼らが野外ステージで演奏し始めるのを後方のサウンドデスクの近くから観ていた。そうしたら、何かが違うのが一瞬でわかったよ。エコーとキル・スイッチのエディットによる戦慄のスタッカートが、その場を包み込んだんだ。すぐにサウンドデスクを振り返り、この素晴らしいリズムスケープの源が何なのかを確かめた。エイドリアン・シャーウッドだよ、と友人が教えてくれたんだ。あとで彼にお礼を言いに行こうと心に決めたよ。 - Peter Kember (Sonic Boom)
誰もいないショッピングモールや、冬のビーチが好きなんだ。視覚的にシンプルですっきりしていて、波の音が他のすべてをかき消してくれる。だから昔からダブの音が好きなのは当然だと思うんだ。作品によって色濃く出てるものもあれば、そうじゃないものもあると思うけど、僕が作ったどの作品にもその痕跡が残っていると思う。ピートが彼に『Reset』のダブを依頼することを提案したときは、エイドリアンのファンとしてとても興奮したよ。だけど制作が進むにつれて、彼がやってくれているのは、ただのダブ・ヴァージョンじゃないってことが明確になった。『Reset in Dub』は、『Reset』をプリズムで濾過したようにオリジナル・バージョンを再文脈化しているんだ。 - Noah Lennox (Panda Bear)
今作は、俺と〈On-U Sound〉クルーで『Reset』を文字通りリセットしたものだ。アニマル・コレクティヴとスペースメン3のファンだったから、一緒にやろうと提案された時は、そのアイデアをすぐに気に入ったし、この挑戦を楽しみに感じたよ。それぞれが影響を受けたもの、古いレコードや、ミキシング・テクニックについて話し合い、トリッピーな楽しさはそのままに、インパクトとグルーヴを加え、"ヘッズ "向けの超アクティブなミックスにするというプランを立てた。結果にはとても満足しているし、誇りに思っている。- Adrian Sherwood
1987年、自主レーベルPure Inpact Productionsよりごく少数のみ12インチとして自主リリースされていたオブスキュアな激レアUKストリートソウル、Purely Fizzycal「Make a Move」がFreestyleより限定12インチ復刻!!
ラヴァーズロック、レゲエ、ブラザーズ・ジョンソン、メイズ、アイズレー・ブラザーズなどのメロウ・ソウルにインスパイアされた北ロンドン出身Trish Langley(ヴォーカル)、そして、当時の最先端US R&Bソウル、カシーフ、ジャム&ルイス、テリー・ルイスなどのプロダクションにインスピレーションを得たという南ロンドン出身Ash Kamat(キーボード、ドラムマシーン、プログラム)によるユニットPurely Fizzycalが、1987年に自主レーベルPure Inpact Productionsより少数のみ12インチ・リリースした、ジャム&ルイス・マナーDIY生々しいソリッドなR&Bソウルフルなリズム・プロダクションもエレクトロ・ファンキーなシンセ・ソウル・ブギー秘宝「Make a Move」がFreestyleより12インチ復刻。緻密なプロダクションを再確認できるインスト・バージョンをA2「 Make A Move(Instrumental)」(sample2)で聴けるのも嬉しい。エロチックな・セクシーなスロー・ジャムB1「Bedroom Eyes」、初期ホイットニー・ヒューストンにも通じる爽やかメロウ・フレッシュ・ソウルフル・ポップなB2「Sunday Affair」(sample3)も爽快に心地いい。 (コンピューマ)
リプレス!ゆったりと深く降りてくるような音。言葉もありません。SAM GENDELも全面参加。FABIANO DO NASCIMENTO、SAM GENDELに続いてSAM WILKESのアルバムが素晴らしいです!ニューエイジもジャズも、シューゲイスも、、スタイルではないソウル・ミュージック。聴くべき。
SAM GENDELとのコラヴォレーション, LOUIS COLEやKNOWER BANDへ参加してきたL.A.ニュージャズ/ファンクシーンのベーシストSAM WILKESがLEAVING RECORDSからソロ名義でアルバムリリース。SAM GENDEL,LOUIS COLE(BRAINFEEDER)も参加しています。 (サイトウ)
Light In The AtticとLaurie Anderson、LOU REED ARCHIVEが組んだ発掘ワーク。グラミー賞にノミネートされた『Words & Music, May 1965』に続く、シリーズの第2弾!Lou Reedが、プライベート的に制作、リリースした2007年の最後のソロ・アルバム。【黒盤】。
デビュー前の素晴らしい音源の発掘に続くLou Reed Archiveは、ぐっと時代を戻し、晩年の作品。Sounds Trueといういわゆるニューエイジ/メディテーショナルな音楽の専門レーベルからリリースした当時継投していた太極拳やメディテーションのための音楽「Hudson River Wind Meditations」。 「瞑想、太極拳、ボディーワークの補助として、また生活のバックグラウンドで流す音楽として、日常の不協和音を予測不可能な新しい秩序ある音に置き換えるために。先入観から解き放たれた新しい音。...そのうちに、この音楽を聴いた友人たちが、コピーを作ってくれないかと頼んできた。その後、私は同じ意図でさらに2つの作品を書いた:身体、心、精神をリラックスさせ、瞑想を促進するために。"という本人談が残っいます。長年のパートナーシップのプロデューサーHal Willnerとの制作、電子音楽、持続音の振幅、波長の干渉の変化の作用を探索した音で、ニューエイジ、ドローン、実験音楽好きにも好評をえている作品。音質に配慮した2LP、見開きスリーヴ、スリーヴの写真同様に、ルーリードによる未公開のフォト、パートナー、ローリー・アンダーソンへのQ&Aなどインタビューやエッセイなどで構成された20pのブックレット。バイナルのカラーは、3種。お値段はりますがLight In The Attic渾身の仕事。ストックしています。 (サイトウ)
本作はオレゴン州のコロンビア川の支流にある川べりの小屋で5週間かけてrec。その川の潮の満ち引きが小屋を地平線と川底の間に持ち上げたり引き下げたりする、ゲンデルはそれを有機的なリズムとして本作の底に据えました。その川の音か、フィールドrec音もまばらに入ってきます。パーカッション/ドラムのプロデュースはCraig Weinrib。マスタリングはもちろんこの人、LEAVING RECORDSのマシュー・デイビッド。
まさに一発でわかるこのゲンデルの儚く淡いサックスに揺らぐギターから織りなす、黄昏感、擬似/真正サイケデリック、クラフト・ジャズ、、、アンビエント・ジャズと呼ばれ始められているもののほとんどこの人じゃん?って思ってしまうオリジナルと完成度。まだまだ出るでしょう。すごい領域に来てますね。1500枚限定、再プレスはなしとのこと。 (Shhhhh)