〈TSUBA〉からデヴュー済みのFREDDIE NORWOODによる、LOBSTER THEREMIN以降のローファイ感覚とHOT HAUS的なフロア・コンシャスがクロスするスラミンなハウスジャム”They Never Used To Stay Out All Night”(sample1)、レーベル・ファウンダーの１人であり、シングル”Halfway Home”が最高だったH?CKの”Thug Ish”(sample2)など、次世代特有なハウストラックに混ざって、ジューク/トラップを独自解釈したようなのリズムをアグレッシヴに走らせたヘンテコLO-FIなブロークン・エレクトロ”Chillin”(sample3がオモシロい！全4トラック。

DRUMLESSONシリーズでもお馴染みChristian Prommerの相方ROLAND APPELのリミックスシリーズVol.1。TUFF CITY KIDSなるアーティストによる、緩やかなブギー・ビートと煌びやかなシンセ、ヴォコーダーヴォイスを絡めた「New Love」のリミックスが良い感じです。

LUX RECやDOLLYといったオランダのシンセサイザー・ハウスのモダンレーベル注目の辺りからもリリースしてきたJARED WILSONがSKUDGEからアナログ・リリース。オールドスクールなハウスの艶とグルーヴを追求した「A Little Moonlight Dancing」。マッドな歪んだレイヴ感覚のアシッドトラックも凄い。ラップトップ通過の音響ですが、W.T.や L.I.E.S.辺りを聴いてる人にこそ聴いて欲しい今の感じです。 (サイトウ)

創業は1879年というロール・ペーパーの老舗企業のロゴを引用したZIG-ZAG名義での２枚のシングルや、DJ CHUNK-A-BUDとして名門〈TRAX〉から１枚のシングルをリリースした'93年の翌年、LNRことTHOMPSON & LENOIRが拠点に運営していたレーベル〈HOUSE JAM〉からリリースされた、TAXI C.A.B.名義による唯一のシングルが再発！フィメール・シンガー・JACKIE MOOREのディスコ・ヒット”This Time Baby”のヴォーカルと、BLACK SCIENCE ORCHESTRAの”New Jersey Deep”と同ネタ、WOOD BRASS AND STEELの”Funkanova”使いの”Chunk-A-Nova (Red Dog Mix)”(sample1)や、その別テイク”Chunk-A-Nova (Shelter Mix)”(sample2)から、ラフでルーディーなサンプリングの”Our Muzik Iz (Shelter Mix)”(sample3)もBサイドに収録。バッドボーイとしてだけでなく、MACコンピューターで音楽をクリエイトしたパイオニアとしても知られたDJ CHUNK-A-BUD、この機会に是非どうぞ。 (DNT)

ロスアンジェルスのテクノ・パーティー「THE BLACK LODGE」のレジデントDJを務め、LIVITY SOUNDクルーやALVIN ARONSONなどコアなゲストを召還している、シカゴ出身・L.A.ベースのプロデューサー・NATAN Hが、アムスのレーベル〈TAPED ARTIFACT〉に登場！アンビエントやダブを基調とした洗練のハードウェア・サウンド、氷点下の中を彷徨うようなブロークン・ステッパー”Orthogonal”(sample1)、鋭いリヴァーブ・エフェクトが重厚なトラックの上で舞うファンクショナルなダブテック”Erklingen Dub”(sample2)、〈ETHEREAL SOUND〉からデヴューしただけあって深すぎずいいバランスの長尺アシッドトラック”Te Aro”(sample3)など、全４トラックを収録。 (DNT)

LONDONのPHONICA RECORDSのスタッフでもあるOLI_NとROBERT SCHÖN主宰のレーベル〈LITTLE BEAT DIFFERENT〉のアルバムリイシュー第2弾。チェコの電子音楽家ORMのコンピレーションに続いて、チェコスロヴァキア出身でロンドンで活躍したエレクトロニックポップの奇才ALEXANDER GOLDSCHEIDERにスポットを当てたコンピレーション。70年代にRADIO/CLUB DJそして、プロデューサーとしてチェコのトップレーベル〈SUPRAPHON〉で仕事をしたシンセサイザー奏者。ハードウェアやソフトウェアの開発にも携わり81年にロンドンに写り伝説のBBC Radiophonic Workshopで加入し自身のRomantic Robotも設立、クラシックから、ポップフィールド、映画、TVのライブラリーにも音源を残しています。「Riff Raff」(sample2)のロマンティック・コズミックなエレクトロニクスのイリュージョンのようなサウンド筆頭にシンセサイザーミュージックのディープな魅力。ロンドン注目のレーベルのグッドワーク。 (サイトウ)

DANIEL AVERY & VOLTE-FACEによるユニット・ROTEによるレーベル第１弾リリースにリミキサーとして登場した、FUTURE TERRORのDJ NOBUによるミディアム・ギア―のオブスキュアなドローン・テクノ”Fish”(sample1)、〈ANOTHER EARTH〉からのシングルが好評を得た、ジュネーブのプロデューサー・OPUSWERKによる、低い蠢く涅槃からアシッディ―に高低差を駆けあがっていく”Transhancement”(sample2)も見事、北欧神話をのこすスウェーデンのリッダーフィヨルドの小さな町・バルストを拠点にするカルトレーベル〈HYPNUS〉のレギュラーのパリジャン・BLNDR”Doepfer Exercise”(sample3)ほか、ベルリンのREFRACTED、スウェーデンの奇才・PEDER MANNERFELT、パリのAWBに加え、レーベル首謀のVOLTE-FACEとROTEによるトラックもお聴き逃しなく！全８トラックを収録、レコメンド。 (DNT)

ダブステップ、ハードコア・ジャングル、ハーフステップなどなど初期ベースミュージックからエレクトロ・レイヴ、ブレイクビーツテクノを経た、APPLEBLMならではの最前線ベース＆テクノ・フューチャーな12インチ2枚組・全9トラック。 (コンピューマ)

シンガポールとパリをベースに、TERRENCE PARKERからBASIC SOUL UNIT,ハードウェアベースのテクノ/エレクトロをリリースしてきたMIDNIGHT SHIFTのコンピレーション！HODGEが〈ANCIENT MONARCHY〉や〈FTD〉にも参加するベルリンのGRAMRCYと組んだ冒頭から、THE HACKERの変名AMATO, 〈KLASSE〉からもリリースしているスエーデンのJOHANNA KNUTSSON & HANS BERG(Ufo Station), HARMONIOUS THELONIOUS,〈BERCEUSE HEROIQUE〉 からもリリースのあるMARK FORSHAW 、MARCO BERNARDIの変名TERRY LAMBORGINI、ブラジルINNSYTER(Seixlack)等々濃厚な面々が参加。 (サイトウ)

アブストラクトなジャズ/エレクトロニクスのベストセラーなアルバム「MA」以降、アクティヴにリリースを続けるIVAN SMAGGHEとRUPERT CROSSのプロジェクト新作はハーバートをヴォーカルに迎えた新曲「In The Morning」。作詞MATHEW HERBERT。もうよくわからない世界です。B-SIDEは、こちらもユーモラスなストレンジ・エレクトロ「MMMMMMM」。それぞれリミックスも素晴らして「In The Morning」はエディットの奇才PILOOSKI。エレクトロニック・ミュージック、ダブのユニークさ、実験の楽しさ全開のミックス。PILOOSKI、この人はホント、リスペクトしておりますよ。オカシな世界です。80sコンパスポイントのサウンドのような、バレアリック的温度感でもある。B-SIDEは、変拍子、ねじれて変調するエレクトロ「MMMMMMM」。HOENY SOUNDSYSTEMのJACKIE HOUSEが、ゲイ・アイデンティなSFの友人達KEVIN CLARKEとMARK Bによる寸劇、チージーな魅力、X-RATEDなユニークさのエレクトロ。リミックスを提供しています。〈HUNTLEYS & PALMERS〉のサブレーベル〈BELTERS〉から〈HUNTLEYS & PALMERS〉の10周年記念リリース！ (サイトウ)

毎度コアな主題で人気を集める〈NUMERO GROUP〉のコンパイルシリーズ新作が到着。今作はニュージャージーのプロデューサーTOMMY FALCONEが始動運営した〈THE CLEOPATRA LABEL〉にフューチャー。運営のみならず演奏指導・若手アーティストのフックアップ・楽曲作成までこなしたFALCONEの若き熱意が詰まったタイトルたちは、その内容・希少性が相まり中古市場を賑わせる代物ばかり。60sガールズポップ/サーフロック/ガレージをベースに、独特のユガミを帯びたサイケデリックサウンドを展開。トラックリストから全曲試聴できます。 (Akie)

6TH BOROUGH PROJECTのCRAIG SMITHが始めた〈FIFTY FATHOMS DEEP〉の第１弾にもエントリーし、俄然注目を浴びだしたALEXANDER LAY-FAR。グルーヴィーなビートワークに乗せた、緻密且つフロア向けな気の利いた電子音やジャジーなメロディーが風にのる"To The Wind"(sample1)、リラックスしたテンションとユーモラスなサンプリングで、飽きさせない展開にハマってしまう"Looking For Changes"(sample2)、共にLAY-FARの持ち味とスキルが遺憾なく発揮されていて最高です！またMATT FLORESによる、急がないフィルター使いで徐々に高度を上げ、じっくりとライドしてからのブレイクへと導くディスコティックなハウス"Rogue Moves"(トラックリスト参照)もお聴き逃しなく！ (DNT)

ルーマニア，ブカレストのレーベル〈RAW TOOLS 〉を主宰するROMANSOFF。ハードウェアの厚みのグルーヴ、アルペジオとミニマル感覚。レイジーでロマンチックなアシッド・ファンタジー。〈CRÈME ORGANIZATION〉から。推薦。 (サイトウ)

〈FIAKUN〉〈FINALE SESSIONS〉〈ISM〉等にも作品を残す気鋭VOLTA CAB。ジャジーなメロディラインと跳ねたボトムグルーヴでフロア仕様に仕上げたディープハウス。リミックスにはベテラン・ALEX AGORE！

ロブスター・テルミンから、スリーヴもかわいいアルバムでのデビュー。ブレイクビート、IDM/エレクトロ。る90年代のCLEAR RECORDSや初期CLATTERBOX的なユーモラスなセンス。90sレトロな感じだけど、ディテールの丁寧さと今の音ならではの魅力もある。ねじれた不思議な世界。とてもいい。 (サイトウ)

ヴァイオリン使いの哀愁ディープ・テック。まるでサントラのようにムーディーなオリジナル。カップリングの「Kurtney」は疾走感のあるディープ・ハウス。オーソドックスな前半からカウベル叩きまくりの後半へビルドアップ！そしてSIDE Bはビートを強めてフロア向けにしたJOHN TEJADAによるメロディック・ディープ・テックハウス・リミックス。ヌケの良いミックスです！

MAELSTROMことARTHUR JAMES DENTONのソロ名義第2弾！ENDLESS FLIGHTから！ダブワイズなシンセサウンドと浮遊感のあるシンセが重なるコズミックハウス。LEGOWELTのリミックス収録です。 (サイトウ)

2016年から活発にカセットを多くリリースしてきたAFRICAN GHOST VALLEYですが、これまで外神田deepspaceやIKU SAKANなどもリリースしているマンチェスターベースのレーベル〈NATURAL SCIENCES〉から初めてレコードとしてリリース。コラージュ的に素材を刻んだり荒いエフェクトをかけたりしながらも、音のスペースを意識して飽和しないようにうまく曲がまとめられ、それぞれの曲も長すぎず心地よく全てを聴いていける作品。 (日野)

ANTHONY NICHOLSONのフィジカル・デヴューである’97年リリース作！艶やかでアフロセントリックなフュージョニック・ディープハウス”Aquarhythmatica”と、昨年、〈RUSH HOUR〉監修のアンソロジー６枚組アナログ・ボックス・セット「PRESCRIPTION : WORD, SOUND & POWER」にも収録された”Soul Samba Express”のカップリングです。

当レーベルを運営するLBEことLIVE BETTER ELECTRICALLYによる、かなりカッコいいギャラクシアン・エレクトロ”Divide”に、スペイシーかつメロディアスなハードウェア・ディープハウス”Changing World”共に素晴らしい！もう１人のレーベル主軸のプロデューサー・DELICATE INSTRUMENTSによるアルファベット・テクノ”High Life”も渋い、全４トラック。