パトリック・ヴィアンは、当時フランスのプログレッシヴ・プロト・パンク・バンドRed Noiseのメンバーであり、1975年には、ジャンヌ・モローやテレンス・スタンプらが出演していた映画「Hu-man」の音楽なども手掛けていた。そんな中で、1970年代のクラウトロックにコズミック・ミュージック、フレンチ・アヴァンギャルドに、エクスペリメンタルな電子音楽にテープ・コラージュ、ジャズやR&B、インドネシアのガムランやアフリカ音楽のポリリズムなワールドミュージック、そしてミニマル音楽までもをハイブリッドに独自のセンスでクロスオーバーさせ、オブスキュアでエレクトリック万華鏡な冒険音楽世界を作り上げたのだった。めくるめく。staubgoldの素晴らしいリイシュー名仕事のひとつになりそうです。ジャケもスゴイ。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)