イタリア第２の工業都市トリノの街を揚げて開催されている「Torino Jazz Festival」と、ロンドンのミュージック・エージェンシー「Pitch and Folks」による共同プロジェクトとして、昨年３月のお祭り開催中にローカルの30名にも及ぶジャズ・ミュージシャンを招いて素材となる演奏をレコーディングし、それを元に地元のプロデューサー・HUGOが中心となって音源を一般公開し、SOUNDCLOUD上で募ったリミックス・コンテストの上位に選ばれた4組によるダンス・トラックをヴァイナル化。まず、地元トリノからのデュオ・BRANDUMIZEによる、電子音と軽快なジャズ・ドラミングを下地に高らかにブローするトランペットをフィーチャーしたビートレスのハーフステップ風トラック”Take 1.”(sample1)で幕明けし、カリアリの辺境ミニマル・レーベル〈Sleep Is Commercial〉の首領・ANDREA FRELINの関節を抜いたようなグルーヴ”Take 2.”のAサイド、そして素材の高純度な生演奏を最大限に生かしたHUGOによるファンキーな”Take 3.”(sample2)、UKの〈Outcross〉からもリリースのあるローマのTBOYによるディスコ・ダビーな”Take 4.”(sample3)など、聴き応えもオモシロイ不思議な魅力が詰め込まれた好企画盤！