- LP
Various Artists
Midnite Spares
Efficient Space
- Cat No.: ES003
- 2018-11-14
自身によるリズム・シーケンスやヴォーカル、ギターなどで作曲やアレンジをこなした、フレンチ”ぬるま湯”ポップとでもいうべき、なんともゆるい雰囲気が全編に漂う至宝のレアブリーズ!愛らしいキーボードの音色とファズなギターもあらわれる”Fiction”(sample1)、拡声器で変調したようなアラビック・マントラも印象に残る”Cairo Connection”(sample2)、そしてLOVE INTERNATIONALの上記の代表曲とのカップリングで、当時、2年早く先行でシングルリリースされていた、オリエンタルなピアノ・メロディーと変拍子リズムボックスの”Unsquare Dance”(sample3)など、個性溢れる知られざるレア盤がうれしい再発!坂本慎太郎さんの去年の年間ベストにも選出されたのもナットクの1枚です。
先頃リリースされた〈BOOGIE FUTURO〉や〈MY RULES〉からのリエディット、JUSTIN VANDERVOLGENの趣向にも近しいマイナー80'sなエレポップ、弾けるギターのパワーコード&ケミカルウォッシュ・ジーンズ風のヴォーカル・シャウトが飛び散るダンス・ニューウェイヴなエディット!具合良く引き伸ばしたエクステンデッド、こうのもセットで挿み入れてもっこり楽しんじゃいましょう。
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メルボルンのコンテンポラリー・アートで活躍中の女流作家・MARIA KOZICの囁く、スペースエイジ・ポップな”Trust Me”(sample1)で幕を明けるこのコンピ、中でも特にフォーカスされている人物、彼女のバックも務めいくつかのレーベルやバンド、執筆に映画など多岐にわたって活動してきたマルチアーティスト・PHILIP BROPHYのエクスペリメンタル・プロジェクト「→ ↑ →」や、彼とも密接なコンポーザー・DAVID CHESWORTHらが関わるアートシーンのレア音源、80年代のTVエレクトリックバンド、カセット・マガジン「FAST FORWARD MAGAZINE」周辺からでたエレポップやアートパンクなどのキャッチーでほのぼのとした時代にもタイムスリップできる秘境音源がずらり。珍しいところではシドニーのスカ・レゲエバンド・THE ALLINTERSのオフシュートなスタジオセッション音源、THE IGNITTERS名義での"Hakka Suru"(sample2)や、豪州パンクロック・レジェンド・GODの結成前夜の幻ユニット・FOOT AND MOUTHによる”I Want My Mummy”(sample3)でクローズ。これは貴重、そして好奇心いっぱいのトレジャー感覚!是非どうぞ。