日本人にフォーカスを当ててリリースしていくという〈HIGHBALL RECORDS〉。オープニングトラックは少し意外なミニマルに揺れていくオルガンサウンドが印象的なハウストラック。しかし飛び跳ねるようなリムや声ネタなどFOODMANらしい遊びが散りばめられています。フロア向けなのはA1とA3ですが、他のエレクトロやエクスペリメンタルな曲もすごく面白い。それも曲ごとに全く違うアプローチで、本当に多彩な12インチです。中でもB2は曲の構成も凝っていてリスニングにもいける好曲。 (日野)

BRISA & shigge、福岡のアーチストだそうです。FOODMANをリリースしたロンドンの〈HIGHBALL RECORDS〉の第２弾として12インチリリース。デジタルなゲットーハウス、エレクトロ・ファンク、タイトル曲は、かなりユニークなサイエンスフィクションの世界。B2「K&T」は立体的なサウンド構築がユニークなデジタル・ポップ。ジャパニーズ・シンセサイザー、80sデジタルポップ、G-FUNK等々のエッセンスも垣間見れるようなヴォコーダーロマンス「Need You」あたりもかなり良い。そしてそれを受けたHAPPA(sample3)のアーバン・ジャングル、ポスト・チルウェイヴ、レトロ・フューチャーな感じが絶妙に素晴らしいです。 (サイトウ)