- 12inch
Black Cadmium
CHEMISTRY EP
Naive
- Cat No.: NAIVE012
- 2021-02-12
リスボンのオンライン・レディオ「RÁDIO QUÂNTICA」を運営しながらレーベルをスタートさせた、ポルトガルの注目女性プロデューサー・VIOLETの〈NAIVE〉の第3弾!クイーカっぽく不思議な感触のくぐもったメロディ・パッド、シャックルトン影響下のぶっとい残響を鳴らす鬼太鼓エレクトロ・ブロークンなオリジナル”Gennaro (Original Mix)”(sample1)がまず最高。シカゴの「SMARTBAR」のレジデント・ERIS DREWとのスプリットで登場したOCTO OCTA、レーベル代表・VIOLETとのフレンドシップのPHOTONZによるリミックス”Gennaro (Photonz Remix)”(sample2)、〈SECRETSUNDAZE〉からの諸作も人気のENDIANによる”Gennaro (Endian Remix)”(sample3)の展開もお見事!オススメ。
この何年かは音楽活動は引退していたが、親友であるBLACK MADONNAやRUSSELL E.L. BUTLERとの交流は頻繁に交わされており、この<NAIVE>によるフックアップ・リリースをきっかけに、先日シカゴのアンビエントプロデューサー・FOREST MANAGEMENTのギグでDJとして復帰を果たした、90年代からミッドウェスト・シーンで活躍してきたフィーメール・プロデューサー・ILANA BRYNE、初のヴァイナル・リリース。硬質で奥行きのあるパッドに絡む手数の多いウラ打ちスネアーのメタ・ジャングル、ブレイクでのラガ・ヴォイスも挿入されるトランシーな4つ打ち”Dub Box Medicine”(sample1)、カッコいい!抜けのいいハウスコードとダビーなサブベース、トウィンクルな電子音も相まってサイケデリックな仕上がりの”Feelin' Myself”(sample2)、そしてジャジーにレイドバックしたブレイクビーツ”Mmm Mmm Mmm”を、<COASTAL HAZE>からのシングルも最高な、DISCWOMANクルーの一員・CIELがリミックスした” Mmm Mmm Mmm (Ciel's Sigh O' The Times Rework)”(sample3)も搭載!
リスボンの女性アーチストVIOLET主宰のレーベル〈NAIVE〉から。シカゴの老舗クラブSmartbarで長年続くポリセクシャルパーティーで活動してきたDJ、ERIS DREWのデビューシングル。『今から23年前、Eris Drewは、彼女の後の人生を左右することになる、ヴィジュアル的にサイケデリックな体験をした。「1994年、あるレイヴが終わった後に、友達がMotherbeatという名前を思い付いた。自分たちの周りで鳴っているあらゆる音がパーティーの延長のように聴こえた瞬間だった...』
とはじめるRAの記事と、PODCASTもよろしければ。 (サイトウ)
Lisa Lisa & Cult Jam1985年の大ヒット曲「I Wonder If I Take You Home」で幕を開け、Al B. Sure!1988年ウルトラ大ヒット「Nite And Day」(sample1)、Prince1986年の名アルバム「Parade」からの渋い名曲「Sometimes It Snows In April」、いわずもがなTLC1994年の「Waterfalls」(sample2)、P-FUNK総師George Clinton19982年ソロ必殺「Atomic Dog 2017」、Ralph Tresvant1990年ニュージャックスウィング大名曲B1「Sensivity」、Janet Jackson1986年の名バラード「Funny How Time Flies (When You're Having Fun)」、Force Md’s1985年の涙ちょちょきれるキュート名バラード「Tender Love」(sample3)、The System1987年のドライヴィン・ソフィスティケイトなラテン・エレクトロソウル名曲「Don't Disturb This Groove」、女帝Tina Turner1984年のミッド・ダンサー大ヒット名曲「Private Dancer」、そして、Sade1984年の出世作にして大ヒット名曲「Smooth Operator」という1982年から1994年までの1968年生まれの彼女ならではの青春期に愛聴したであろうルーツを感じさせてくれる珠玉のソウル名曲11曲を彼女ならではの愛情手腕と個性でフォーキー黒々と見事にカヴァーしてくれている。どこにも属さない孤高の天才ミシェル・ンデゲオチャロ・カヴァーソウル一生モンの傑作が誕生している。とにかく!トラックリストからもぜひともどうぞ。 (コンピューマ)
”Think About It”のヴォイスやレイヴ・サイレンマシーン、ノリ心地抜群のビートのブレイクビーツ・ハウスのタイトル・トラック”Togetherness”(sample1)、ドップラーするクラクションや初期ジャングル定番のラガ・ヴォイスに、分厚いシンセとメロディアスなエレピのリフレインで捲し上げる” Silver Lining”(sample2)、REDSHAPEみたいなマスクを覆ったローカルのプロデューサー・BLEIDがリミックスした、ブリープなゲットー感が音圧と共に増幅した”Togetherness (Bleid Remix)”(sample3)もお薦めです!
オーガニック、ネオソウル、ヒップホップ、レゲエ、R&B、ロック、ジャズが独自の融合と進化と深化と実験の中で堂々と提案され続ける。気品の中、メインストリームの空気を常に感じさせてくれるのも素晴らしい。Amp Fiddlerも参加。ロバート・グラスパーらとの交流も含めて、まさにジャンルの壁をぶち壊し、本能のままにグッド・ミュージックを表現し続ける孤高のアーティストの名に相応しい至高のソウル・ミュージック!すでに2014年R&Bの問題作にして傑作のひとつ。トラックリストからもぜひ。全13曲。 (コンピューマ)
ページトップへ戻る
ERIS DREW & OCTO OCTA、PÉPE など数々のヒットを生み出してきた、リズボン〈NAIVE〉に新たなる刺客、スリナム系オランダ人デュオBLACK CADMIUMが登場!ピッチダウンしたブレイクスにソウルヴォーカルを重ね00年代初頭西ロンドンを倣った「CHEMISTRY」(sample1)は、ビートを高速化した「Black Cadmium - Chemistry (Till the Break of Dawn Mix) 」(sample2)も収録。古典ブレイクスに4/4、アシッドを重ねる「Sexy Acid」(sample3)ではきっちり時好を捉えてます。 (Akie)