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Maarja Nuut
hinged
Plancha - Cat No: ARTPL-164
- updated:2025-05-21
Maarja Nuut, whose November 2022 Japan shows were fantastic! For now, at least get this masterpiece on CD!
One-of-a-kind futuristic, border-crossing folktronica that fuses Estonian folklore, ambient, and dance music with a deft experimental spirit.
Praised by ele-king (awarded E-Prize) and Resident Advisor alike, and widely hailed as one of the sleeper best albums of 2021, the latest work by Estonian composer/producer/singer/violinist Maarja Nuut, "hinged," is finally getting a long-awaited Japan-only CD release with bonus tracks added.
One-of-a-kind futuristic,
Praised by ele-king
2013年にデビュー以来エストニアの伝統的な楽器編成と曲作りを再構築したり、エストニアのフォークロアとアトモスフェリック・テクノを融合するなどして、類い稀な才能を持つ実験音楽家として批評家から高く評価されたてきた。本作『hinged』はソロとしては3作目、RuumことHendrik Kaljujärvや酩酊サイケ・ダブの重鎮Sun Arawとのコラボ作も含めると通算6作目のアルバムである。エストニアの海辺のスタジオにてプロデュース、録音をほぼ1人で敢行しており、本人は「私にとって初めての本格的なソロ・アルバムのような気がします」と語っている。モジュラー(ユーロラック)のモダンなサウンドをランダムに配し、(自分の)声の実験的な可能性を受け入れ、古いヴェルモナのオルガンを弾き、新旧様々な要素を織り交ぜていくなかで完成させた。収録曲のうち3曲にスイスのジャズ・ピアニスト/パーカッショニストのNicolas Stockerをフィーチャーしており、アルバムの展開に重要なアクセントを加えている。
Nicolasの小気味よい五月雨のようなパーカッションに、刻まれ浮遊するようなMaarjaのヴォーカルとオルガンが絶妙に心地よいジャジーなタイトル・トラックで幕を開け、続く「On vaja」でも変則的ながら独特のリズム・キープに中毒性のあるNicolasのパーカッションと周波数をトリップさせる不協和なシンセとぐにゃっとエディットされたヴォーカルでややポストロック調の様相をみせる。ファースト・シングルとしてリリースされた「Kutse tantsule」(ダンスの呼びかけ)では脈打つリズムの中でループし、子守唄のようなヴォーカルで「あなたも私と一緒に踊りに来ますか?」というフレーズを繰り返し、アトモスフェリックでどこかポップな世界を演出。「mees, kes aina igatses」は、おそらくMaarjaの以前のアプローチに最も似ており、木管楽器も絡めて伝統的なエストニアのヴィレッジ・スタイルのようだが、倍音構造にアレンジするなど穏やかな雰囲気とドローンでアップデートしており、未来のフォーク・ソングともいえる独特の牧歌的なムードに引き込まれる。「vaheala valgus」はオルガン・ドローンにハミング・ヴォーカルが融合する無重力のオデッセイをみせ、「subota」では重層的なクリック・ビートと転調させたヴォーカルで秀逸なアンビエント・ダブを披露。ミニマルな展開の「a feast」を経て再びNicolasをフィーチャーした「jojobell」へ。タイトでパーカッシヴなリズムに彗星が急降下するようなシンセを絡めたスペーシーで独特なグルーヴを放つ。「a scene」は後半のハイライトになるトラックで、郷愁にみちたメロディにMaarjaの美しい歌声が注がれ、彼女がより伝統的な曲の構成に従ったときに極めて美しく機能させることができることを示している。そして神秘的なオルガン・ドローンに美しいヴォーカルのタペストリーが幻想的なアンビエント・フォーク「moment」で幕を閉じる。
多岐に渡るアプローチを見せながらも、通底する幻想的でリズミック且つどこかグルーヴィなテイストが綿密なバランスでブレンドされたこの作品は中毒性に満ちている。エストニアのフォークロア、アンビエント〜エレクトロニカ、そして現代的なダンス・ミュージックを点と線で結びつけるような探索的・革新的で極めて秀逸な作品だ。
なお、CDリリースは日本のみ。本作のアウトテイクとなった1曲をボーナス・トラックとして収録。
Nicolasの小気味よい五月雨のようなパーカッションに、刻まれ浮遊するようなMaarjaのヴォーカルとオルガンが絶妙に心地よいジャジーなタイトル・トラックで幕を開け、続く「On vaja」でも変則的ながら独特のリズム・キープに中毒性のあるNicolasのパーカッションと周波数をトリップさせる不協和なシンセとぐにゃっとエディットされたヴォーカルでややポストロック調の様相をみせる。ファースト・シングルとしてリリースされた「Kutse tantsule」(ダンスの呼びかけ)では脈打つリズムの中でループし、子守唄のようなヴォーカルで「あなたも私と一緒に踊りに来ますか?」というフレーズを繰り返し、アトモスフェリックでどこかポップな世界を演出。「mees, kes aina igatses」は、おそらくMaarjaの以前のアプローチに最も似ており、木管楽器も絡めて伝統的なエストニアのヴィレッジ・スタイルのようだが、倍音構造にアレンジするなど穏やかな雰囲気とドローンでアップデートしており、未来のフォーク・ソングともいえる独特の牧歌的なムードに引き込まれる。「vaheala valgus」はオルガン・ドローンにハミング・ヴォーカルが融合する無重力のオデッセイをみせ、「subota」では重層的なクリック・ビートと転調させたヴォーカルで秀逸なアンビエント・ダブを披露。ミニマルな展開の「a feast」を経て再びNicolasをフィーチャーした「jojobell」へ。タイトでパーカッシヴなリズムに彗星が急降下するようなシンセを絡めたスペーシーで独特なグルーヴを放つ。「a scene」は後半のハイライトになるトラックで、郷愁にみちたメロディにMaarjaの美しい歌声が注がれ、彼女がより伝統的な曲の構成に従ったときに極めて美しく機能させることができることを示している。そして神秘的なオルガン・ドローンに美しいヴォーカルのタペストリーが幻想的なアンビエント・フォーク「moment」で幕を閉じる。
多岐に渡るアプローチを見せながらも、通底する幻想的でリズミック且つどこかグルーヴィなテイストが綿密なバランスでブレンドされたこの作品は中毒性に満ちている。エストニアのフォークロア、アンビエント〜エレクトロニカ、そして現代的なダンス・ミュージックを点と線で結びつけるような探索的・革新的で極めて秀逸な作品だ。
なお、CDリリースは日本のみ。本作のアウトテイクとなった1曲をボーナス・トラックとして収録。

A pretty remarkable newcomer has arrived. It reminded me of when Juana Molina first appeared. The difference is that instead of South American psychedelic weightlessness, there's something like a Nordic whiteness here. The way jazz drummer Nicolas Stocker adds spice, and the balance he strikes, also brings to mind Juana's early musical partner Alejandro Franov. France's eccentric talent LEONORE BOULANGER came to mind as well. The Estonian folk / fairy-like quality that seeps through is irresistible. We wanted to import the LP too, and while in contact with her about it we proposed a CD edition — and here it is. (Original Japanese text by Shhhhh)