いわずもがな故・PRINCEの代表曲”Purple Music”をはじめ、「1999」が発表された'82年にデビューしたガールズ・トリオ・VANITY 6のエレクトロ・クラッシュ”Make Up”(sample2)や、レズビアンであることが発覚するLISA COLEMANがキーボードで加入してレコーディングされた「DIRTY MIND」('79)の頃に書かれたアンリリースド音源”Lisa”(sample3)のエディットなど、全４トラックを収録です！

ノルウェー、アンダーグラウンド・シーンの個性Double Dancerと、Sex Tags/Fett兄弟兄、DJ Fett Burgerのコラヴォレーション。「バスケット・ボール・ハウス」の再興を掲げ活動する〈Rebound Lounge〉の第4弾。「コートでシューズが擦れる音、歓声、コーチの怒声、スラムダンクの重低音などが、時にははっきりと聞き取れ、時にはミックスの奥深くに隠れている」長身を活かしたサウンド５曲をアウトプットしています。ジャケット裏面には、「バスケットボール初心者のための秘訣11箇条」が記されています。 (サイトウ)

２００１年作。デトロイトテクノを踏襲しつつ、そこから逸脱し、ELECTRIC JAZZやコズミックファンクへと邂逅する名作。

デトロイトテクノ黎明期の伝説的ユニット、Richard DavisとJUAN ATKINSによるCYBTRONの影響下にいるCybonix。B1.2には2004年に〈Frustrated Funk〉と〈Clone〉から、A1.2には97年に〈D-Bass Records〉からリリースされたトラックが収録。直球エレクトロ・テクノ4トラック！

アクアティックな清涼感のあるシンセフロートに、軋む刃の擦れ音やローファイな効果音やノイズをまき散らした”Floating”(sample1)。チープだがエレガントなメロディーが印象にのこるアフリカンな跳ねリズム、ロウなアシッド〜マシングルーヴ”Broken Boiler”(sample2)。波状の連弾パッドを軸にウニィウニィ、ミョンミョンな絵の具をブチ撒いて加速度を上げていく”Upside In”(sample3)もいい感じです。＜KLASSE WRECKS＞からリリースしたシングル”Spacejam”と同年14年リリース盤。

60〜80年代の韓国は軍事独裁政権下で、音楽など芸術、メディアは政治的であったり反体制的な内容のものが規制されていたこともあり、当時演歌以外の音楽はアングラとして盛り上がっていたそうです。そんな背景にも思いを馳せながら聴いていただきたいのが、その当時の韓国ロックシーンに絶大な影響を与えたバンドのひとつ 산울림(サヌリム)。3人兄弟での編成で77年結成から、08年に三男のKIM CHANG IKが事故で他界する08年まで活動していました。バッチリ60年代的なファルフィッサとファズギターのレトロサウンド上にリバーブする韓国語歌唱。英語では出せないおもろさにハマります。というかこの歌唱がないと、全然US,UKのバンドかなと思うくらい。お隣り日本のゆら帝、ラリーズにも無い味が絶妙に妙でかっこいい傑作。 (AYAM)

初期LIFE FORCEやIRDIAL DISCS/10TH PLANETに繋がるINSYNC、MYSTERONといったUKレイヴ/テクノシーン黎明期の要とともに活動したベテランJAIME READによる一枚。哀愁漂うアルペジオ、エキゾティックな電子音、牧歌的なサウンドスケープ。彩豊かなエレクトロニック・ソウル。

LessIzMoreからリリースした「You're No Good EP」や「Carnivores EP」などが、RICARDO VILLALOBOSらにサポートされ大ヒットとなったJIN CHOI。彼が〈ARCHIPEL〉からリリースしたミニマルハウスEP。アップリフティングなハウスとは違う、深く沈みこむような美しいピアノをメインにした、JIN CHOIらしいディープ・ジャジー・トラックス！

LIL' LOUISによる説明不要のハウスクラシック”French Kiss”のリミキシーズ。圧巻のJosh Winkリミックスとオリジナルをカップリング。数ある「French Kiss」の12インチでも最も美味しい1枚。

1978 年から1982年頃に彼のプライベートレーベルである〈EDITIONS WALRUS〉から自主リリースされた4枚のアルバムから選りすぐられたコンピレーションアルバムが登場。ピアノ、シンセサイザー、パーカッション、ワーリッツァー、オルガン、声は全て自らで操り製作した美しいミニマル・アンビエント作品たち。エリックサティのオマージュである鍵盤ミニマル作品から、物憂げなアンビエントアプローチまで。ミニマルな音の回転を色づける多種インスツルメントの介入やダイナミクス操作は圧巻の一言。当初はBRIAN ENOの〈OBSCURE RECORDS〉からのリリースも検討されていましたが、このように愛のあるコンパイルの形式でリリースされたことが何より素晴らしい、手放しで推薦させていただきます。（ジャケットも「Vis A Vis」(1979)から） (Akie)

Berceuse Heroique、NEROLIやUN.T.O. Records等このところ強力なリリースの続くイタリアMARCELLO NAPOLETANO 。RA TOTH AND THE BRIGANTE' S ORCHESTRA名義でのシングル。密林打撃系のアフリカン・トライバル・マシーンサウンド。なんとも凄い！B-SIDEはレーベル主のRicheart, DJ SCMのレーベル〈WARM TAPES ADJUSTMENT〉に携わり〈BASEMENT NIGHT FEELING SOUND〉を主宰しています。EARLY SOUNDSクルーとも繋がる。ウッドベースのジャズサンプルとヘンテコマシーンビートの不思議な邂逅。 (サイトウ)

「mr Heroin」で幕開け、「super siziy king」で閉じる。独特の間の感覚のダブA2「s dub」もかっこいい。ジャケ(裏ジャケ)もいい。 (サイトウ)

90年代ヒップホップ・ブレイクビート・スクラッチ・爽快グルーヴィンなトラック４曲を収録。

現場向きなインパクトのあるベースに奇妙かつユーモア溢れる声ネタ。展開もばっちり。片面1曲ずつの収録。

LEGOWELTかっこいいですね。複合リズムと濃密なエレクトロニクスの世界。A2(sample_1)タイトル曲「Anaconda Flow」は、様々なシーンを彩りそうな、FOUR TETあたりにも通じるような素晴らしいダンストラック。強力。 (サイトウ)

時間の感覚が歪んでいるようなポリリズム、強靭なビートの亜空間。DON'T DJどんどんやばくなってる。 (サイトウ)

SENYAWAをCHARLES COHENが、フリップサイドはCHARLES COHENをUSノイズ/エクスペリメンタルのベテランRobert Turmanがリプレイド。NOBUくんのオフィシャル・ミックスCD『Nuit Noir』でも使用されたSenyawa - Di Kala Suda (Replayed by Charles Cohen) がすごい！ (サイトウ)

MODERN LOVE周辺やカセットシーンのLOW-FIさとインダストリアルやIDM、実験音楽にもインスパイアされながら、アナログなシンセサイザー/ハードウェアの音色とPCを使って構築されたモダン・テクノ・アルバム。アナログ・ストックしました。自らがディレクションした、ホワイト・ヴァイナル、クリア・プラスティック・ケース、フォトカードとインサート・シートのアートワーク。マスタリングはMILES〈Modern Love〉。 (サイトウ)

イギリスの実験的エレクトロニクス・サウンドをリードする才能POWELLが主宰する〈DIAGONAL〉からNHK YX KOYXENの12インチ！DIAGONALからということもあってか、ロック度たかめ、脳内ハーレションを喚起させるような衝動的ブレイクビート。B-SIDEのカオティックな遊び心炸裂のアシッドトラックスもユニーク！ (サイトウ)

現在、DJ SPIDER主宰〈PLAN B〉からデビューした福岡のトラックメイカーTAKENAWAを従えてレーベル・ショーケース・ツアーで来日中のDJ SPIDERが、UKのレフトフィールド・エレクトロニクス最重要レーベル「THE TRILOGY TAPES」に登場！ブルックリンの古株アレンジメンティストMARSHALLITOことMARSHALL HANSENとのダブルネームは今作で３枚目、やはり共作でしか成しえない幾重にも積もっていくノイズ・インストゥルメントや音の脹らみが豊かなテクノ・エレクトロニクスは唯一無二な存在感を放っています。店頭でも満足げに語っていかれました。とくにA2のタイム・エフェクトのラグでスリップしてしまいそうなヴォイス入りで、緩急を抑えた展開でフロアでもユースフルな"C17H21NO4"(sample2)あたり強力、オススメ！メンタルな衝動としての実験的なアプローチが、サウンドシステムを通して共有されてポジティヴに昇華されていく光景を見た。