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Green-House
Music for Living Spaces
Leaving Records
- Cat No.: LR177
- 2024-09-11
Track List
やはり圧倒的と言わざるをえない、時代を牽引というか西海岸ヒッピーカルチャーから今の流れを全て総括するかのようなカルロス・ニーニョの圧倒的お仕事。今作は、個人的にも昨年ベストの一枚だった、André 3000による『New Blue Sun』のバックバンド的なメンツの3人。メジャーヒップホップアーティストがあのニューエイジ・アルバムを出すのはブラック・スピリチュアリズムの進行形だったわけで、そのフィクサーとしてやはりカルロス・ニーニョだったという。
スーリヤ・ボトファシーナはアリス・コルトレーンが弾くピアノとシンセを聴いて育ったというキーボード奏者(!)。ネイト・メルセローもカルロスお抱えながらメジャーも行き来する西海岸の異才で、演奏しながらバンドの音をライブでサンプリング、たとえば30秒前のカルロスのパーカッションの音を新しいキーとテンポで演奏したり、スーリヤのキーボードのパッドを素早くスライスしてサブ周波数にピッチダウンなど、サウンドの中のサウンドの瞬間を再構築。この3人が揃ったのはTurn On The Sunlightのジェシー・ピーターソンとミア・ドイ・トッドのカリフォルニア州グレンデールのホーム・レコーディング・スタジオとのことで、西海岸/leavingコミュニティの濃さが伺えます。ジャズやアンビエントとかをこえた自然現象のような一枚。すごいです。 (Shhhhh)
Track List
アルバム収録の9曲はそれぞれ、ラーガ・バゲシュリ(ラーガとはインド古典音楽特有の旋律)にインスパイア。Bageshriは、「最愛の人との再会を待つ気持ちを伝える」と言われているが、今作ではそれを超越してその最愛の人ではなく、タイトルにあるDelight(喜び)そのものに当てはめた。インド的イディオム/観念、インド古典音楽の旋律 / ラーガをそのままモジュラーシンセに当てはめるという全く聞いたことがない試み。いわゆる白人から見たインド的スピリチュアルを逆手にとり全く新しいものを提案した?というか、90`s的なエスノ・アンビエント的なものからもかけ離れて超越してますが、でも現在進行形感はある非常にLEAVING RECORDSらしい一枚。かと言ってチルアウトとかアンビエントとか英語圏のカルチャーでは括れない、なんだかものすごいです。個人的にはボアダムス思い出しました。
奥に潜む意味はジェイン自身の説明によれば、今作は空虚との闘い、未知への旅を記録したものとのこと。 (Shhhhh)
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ベルリンを拠点に活動する2人の実験音楽家、作曲家のN.クラマーとパーカッショニストのJ.フォースターによる音の建造物。環境音楽、吉村弘インスパイヤ、静寂と管楽器とパーカッションの奥行きからなる、たゆたうような、エーテリアルな組曲群。テリー・ライリーの流れと優しい催眠術。何気にリピートしてた前作に続きやっぱりいいですね。2024年来日。長く聴けそうです。アートワークはL.A在住のアーティスト、Lily Clark 。 (Shhhhh)
本作はオレゴン州のコロンビア川の支流にある川べりの小屋で5週間かけてrec。その川の潮の満ち引きが小屋を地平線と川底の間に持ち上げたり引き下げたりする、ゲンデルはそれを有機的なリズムとして本作の底に据えました。その川の音か、フィールドrec音もまばらに入ってきます。パーカッション/ドラムのプロデュースはCraig Weinrib。マスタリングはもちろんこの人、LEAVING RECORDSのマシュー・デイビッド。
まさに一発でわかるこのゲンデルの儚く淡いサックスに揺らぐギターから織りなす、黄昏感、擬似/真正サイケデリック、クラフト・ジャズ、、、アンビエント・ジャズと呼ばれ始められているもののほとんどこの人じゃん?って思ってしまうオリジナルと完成度。まだまだ出るでしょう。すごい領域に来てますね。1500枚限定、再プレスはなしとのこと。 (Shhhhh)
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ジャズでもアンビエントだけでもない、00年代から脈々と続くL.Aビートカルチャーと今ジャズ、そして才能が絡まりあった奇跡のデュオによる続編。幽玄なサックスと快楽よりも温かみのあるボトム(BASS & GUITA)、この辺はビートカルチャーお膝元であろう、鳴りがジャズでもあり先端テクノにも比較しうるアコースティック、デジタルの括りがわからなくなる謎の鳴り。不思議と森林感もありますね。 (Shhhhh)
狂った時代にハイクオリティな今サウンドを届けてくれる西海岸LAサウンドの奇跡の逸材。どこをとってもゲンデルとわかってしまう独特の音。"Sustain"(sample1)他、名曲揃いの今年を代表する一枚。マスタリングはレーベルオーナーLEAVING RECORDSのMatthewdavid。Carlos Niño、Jamire Williams 参加。 (Shhhhh)
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RAMZIやD.K.を輩出したエレクトロアコースティック/ニューエイジ前線レーベル〈12TH ISLE〉からユニークコンセプトのアルバムがリリース!「フロアを実験する」という主題をもとに個性派アクトが集合。MURRAY COLLIER(DIP FRISO)とHANNAN JONESのタッグECHO PARTYによるミュータントダブ×ソウルジャズ「Peeeeel」に始まり、 新鋭GUIZZIによるニューエイジトライバルダンス「Conga Cave」や、モダンダブ開拓者LO KINDREによるクラウト調ダンスホール「Igreja」まで。実験的な捩れを忍ばせたレフトフィールドダンス集!トラックリストからも是非。 (Akie)
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SEB WILDBLOOD主宰〈ALL MY THOUGHTS〉からは初のリリース!SALAMANDAとしては〈GOOD MORNING TAPES〉〈MÉTRON〉など数多くの先鋭レーベルに名品を残し、ソロでも活躍の幅を広げている才人YETSUBYの注目作。幻想的チャイムを使用したニューエイジフィールングなノンビートから、ポリリズムパーカッションを躍動させた前衛トライバルダンスまで。自身のボーカルや笛、豊富なサウンドインスツルメントを見事に調和。キャリアの中でもダイナミックなアプローチであアルバムを完成させています!推薦。 (Akie)
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コントラバス、フェンダーローズ、シンセ、ヴィブラフォン、ドラム、パーカッション、そして、ヴァイオリン、チェロなど弦楽器の美しいストリングス・アレンジも交えられたエレガント・シネマティック・ムードにうっとりと魅了されるSide-A「Cannelé 」(sample1)、そして、ヴィブラフォンの旋律に誘われる爽快なフュージョニック/クロスオーバー・ジャズ・マナーのモダンディスコ・スタイルなアンサンブル、後半のスロウダウン・スローモー叙情的エモーショナルな展開も秀逸なるSide-B「Qmqs」(sample2)も素敵です。 (コンピューマ)
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スペインのNEW AGE/コンテンポアリーのLA ORQUESTA DE LAS NUBESの創設者で、80年代の音源のコンピレーションや、近年の録音も〈MUSIC FROM MEMORY〉からリリースされてきたスペインのコンポーザーSuso Sáizやスティーブ・ライヒ作品にも参加しているパーカッショニストGlen Velezも参加していたMÚSICA ESPORÁDICAが85年に〈GRABACIONES ACCIDENTALES〉からリリースしたアルバム。民族音楽、ライヒ、ジョン・ハッセル等のミニマル・ミュージック、プログレの流れを受けたような素晴らしいアンビエント・サウンドトリップ。 (サイトウ)
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Andi OttoとM.RUXによるリミックスの第一弾も最高でしたが、この第二弾は、ダブ・リミックスに特化した、第一弾に負けず劣らずの最高な仕上がりとなっております。ロンドン拠点フォルクローレmeetsダブワイズ注目の奇才Elijah Minnelliによる、BPM117ほど、魅惑的な丸い歌声のヴォーカルを深く呼吸するように打楽器のごとく切り刻んでダブワイズさせたスローモーなオルタナティヴディスコ・スタイリーなライブ・ダブ・リミックスSide-A「Uekap (Elijah Minnelli Remix) 」(sample1)、そして、BPM120ほど、Pingipungレーベル創始者Peter PrestoによるPingipung流エレクトロニカディスコ・モダンダブ&ベース・リミックスも、フルートのメロディ調べと共にハートフルあたたかなSide-B「Uekap (Peter Presto Remix)」(sample2)もゆらゆらと心地いい。第一弾共々レコメンドさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
TOUMBAは、ヨルダンで最も有名で重要なアンダーグラウンド・シーンを代表するクラブMNFAのクリエイティヴ、ブッキング/キュレイターとしてヨルダンのクラブ・シーンを牽引する重要人物としても活躍しており、BEN UFO等での交流で、トライバル伝統音楽meetsエレクトロニック・ベース/テクノ・サウンズ最前線を試みた意欲的作品を精力的に作り出してくれている。勢い含めて今後の動きも非常に楽しみ。BPM131、A1「Multipack of Limes」(sample1)、BPM100、A2「Sa7rawi 」、BPM119、B1「Shurooq 」(sample2)、BPM133、B2「Lil Amam Sir」(sample3)、BPM155、高速トライバル・ブレイクスmeetsシャービなB3「Tidallal」の5トラックを収録。しっかりと刻まれた重量盤的ヴァイナルも頼もしい。 (コンピューマ)
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2016年のGAS BOXの一部として再発はされていたが、このオリジナル・アートワーク,、重量盤3枚組LPとしての復刻は嬉しい限り。Brian Enoから繋がる伝統的クラシカル・アンビエントmeetsテクノにして全8章に及ぶ壮大なる未だ色褪せないエバーグリーンな輝きと魅力を放つジェントル・アンビエント・テクノ名盤。 (コンピューマ)
全7シーンのイマジナリー壮大なる物語。グレイト。 (コンピューマ)
1997年リリースの続編となるセカンドアルバム「Zauberberg」その後の「Königsforst」「Pop」で GAS としてのコンセプトが固まり頂点に達していく前、それ以前のGasとしてのエレクトロニクス・エレクトロニカ・アンビエント・テクノ新世界を探求する新たな潮流が形作られている。クラシカル・ループ&エレクトロニクス・アンビエント・イマジナリー壮大なるオープニングA1「Gas1」(sample1)ラストトラックF1「Gas 6」、何も起こらない静謐なるミニマルテクノ・アンビエント新世界へトライする壮大なるB1「Gas 2」(sample2)、C1「Gas 3」(sample3)、D1「Gas 4」、E1「Gas 5」全6トラックを収録。 (コンピューマ)
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1stの"Six Songs for Invisible Gardens"は西海岸クラシック、多くの人が年間ベストにあげてました。葉脈を流れるような光合成シンセワークで独特のアンビエントを確立した、LA出身のOlive ArdizoniによるプロジェクトGREEN-HOUSE。前作のミニマルよりももう少しメロディが増え歌声に妖精感すら漂います。「何かを"かわいい"と感じるときの状態の脳の働きを(作曲を通して)触ろうとしている」というコメント。自身もノンバイナリーらしく、その佇まいにLAの先鋭さも感じます。何度もリピートしてますが、試聴はその中の3曲をピックアップ。もちろんLEAVING RECORDSボス、Matthewdavidマスタリング。 (Shhhhh)