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Boysonic
Madhouse (1993-1994)
Ondes
- Cat No: OND05
- updated:2026-09-21
革命による社会主義脱却後も、極度のインフレで不安定な社会情勢が続き、"ミネリアード"と呼ばれた暴動が繰り返されていた時代のルーマニアにて、1990年代初頭に結成されたカルト・エレクトロニック・ダンス・バンドBoysonic。'94年の当時カセットオンリーだというリリース「Madhouse」がアナログ再発。
Track List
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1. Boysonic (1993-1994) - A1. Intro
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2. Boysonic (1993-1994) - A2. You and Me
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3. Boysonic (1993-1994) - A3. Irak
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4. Boysonic (1993-1994) - A4. Get To Real
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5. Boysonic (1993-1994) - A5. Its Magic
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6. Boysonic (1993-1994) - B1. Break Style
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7. Boysonic (1993-1994) - B2. Listen To The Rhythm
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8. Boysonic (1993-1994) - B3. Groove No. 3
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9. Boysonic (1993-1994) - B4. Groove No.2
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10. Boysonic (1993-1994) - B5. Groove 2 (Romansoff's Chill Pill Remix)
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11. Boysonic (1993-1994) - C1. Sexy thing (Boysonic's 2026 reVamp)
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12. Boysonic (1993-1994) - C2. ou and Me (Benedikt Frey Facelift)
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13. Boysonic (1993-1994) - C3. Sey Thing
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14. Boysonic (1993-1994) - C4. Groove No.5
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15. Boysonic (1993-1994) - D1. Listen to the rhythm (Flore KDJ Flutemix)
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16. Boysonic (1993-1994) - D2. Groove no 5 (Tankwart's Breathwork Remix)
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17. Boysonic (1993-1994) - D3. Groove 2 (Cosmin TRG RMX)

クラウシュ・シュルツなどを彷彿させるアンビエント、コスミッシェ・ムジークなサウンドの1STから進化、ニュービートや、セカンド・サマー・オブ・ラブ、レイヴ以降のUK サウンドなどの洗礼を受け、ダンスビートへと移行していく感じでしょうか。ルーマニア現行のRomansoffやCosmin TRG、ルーマニア出身のKhidjaの一人Floreによるリミックス、EBMやシンセウェイヴサウンドのスペシャリストでもあるスイスのTankwart、ベルリンBenedikt Freyの両者によるリミックス、そして「Sexy thing (Boysonic's 2026 reVamp)」を加えたダブルパック。マニアック道を邁進する〈Ondes HXCX〉渾身のバイナル・リリース。(サイトウ)
『ボーイソニックの近々リリースされるアルバムの収録曲は、ルーマニアのエレクトロニック・ダンス・ミュージックに関する議論ではほとんど取り上げられてこなかった時代、すなわち1990年代前半の断面図となっている。 Boysonicの音楽は、1989年の革命の余波からまだ立ち直れず、200%を超えるインフレが激化し、1990年代初頭の「ミネリアード」と呼ばれる暴力事件が相次ぐという、極めて厳しい状況下で生み出された。 ゲートフォールドの写真には、バンドのメンバーの一人が鉱夫の安全ヘルメットを被ってライブ演奏している姿が写っている。これはステージ衣装であると同時に、その時代を象徴する意味深いアイテムでもある。 アルバム『Madhouse』に収録されたオリジナル楽曲は、1993年から1994年にかけてブラショフで制作された。ブカレストという政治・文化の中心地から離れた場所に位置するブラショフは、このプロジェクトに独特で、どこか距離感のあるリズムを与えた。 ピアノのクラシック教育を受け、地元のラジオ局でも活躍していたミハイ・バーブは、ボーイソニックをほぼ一人での活動として展開し、ライブではしばしば入れ替わるダンサーやボーカリストたちが加わった。確立されたクラブ・シーンが存在しなかったため、初期のパフォーマンスは1989年以前のコンサートホール、海辺のリゾート地、そして地方のラジオ局を中心に組織された地元のエンターテインメント・サーキットで行われた。 ジャンルにこだわらず、異例なほど流動的なアプローチをとる『Madhouse』は、ダウンテンポなポップ・ナンバー、KLF風のUKハウス、重低音の効いたブレイクビート、ニュービート、そしてアシッド寄りの実験的な楽曲を縦横無尽に駆け巡る。この作品は、ルーマニアのメインストリームとアンダーグラウンドの境界が完全に形成される前の、短命ながらも重要な瞬間を映し出している。当時、電子音楽にはインフラは欠けていたが、想像力には事欠かなかったのだ。 サンプリングは惜しみなく用いられ、ドラム・ループ、ボーカルの断片、プリセット・バンクなどが『ProTracker』などのソフトウェアを通じて再利用され、さらにアウトボード機器で加工された。 本作は2枚組LPのゲートフォールド仕様でリリースされる。リミックスは、ベネディクト・フレイ、ボーイソニック、コズミン・TRG、キジャのフローレ、ロマノフ、タンクヴァルトが担当している。 (インフォメーションより)』