大傑作だった前作New Amerykah Part 1での先鋭的な実験的サウンド、社会的なメッセージとは打って変わり、Part 2ではアコースティックなスタイルで生楽器とサンプリングを多用、初めて聞いたかのようで昔懐かしいErykahを思い起こさせる雰囲気に、人間関係がテーマとなったプライベートな事柄に触れた歌詞を披露。アコースティックスタイルと言えど流石はErykahのセンス。突然重低音が唸っていたり、何この音？？とハッとさせられる箇所が何回も訪れる。　核となる制作陣には長きパートナーのJames Poyserを始め、9th Wonder、Madlib、SA-RA Creative Partners・・・そして7曲目 {LOVE} にはJ Dillaのクレジット、ラストの超大作、OUT MY MIND， JUST IN TIMEにやはり今回も参加していた才女Georgia Anne Muldrowのクレジット！初めに聴いた時に感じる軽い空気感、2度目に聴いた時に気づく曲構成の素晴らしさ、3度目に聴いたら、、、すでに虜になっていた。。。　聴けば聴くほどに味が出る、Erykah Baduという人間の熱が伝わる素晴らしい作品。 ジャケも中ジャケも素晴らし過ぎて抱きしめたくなります！ (ラム)