• LP


Evil Nigger / Gay Guerrilla

  • Cat No: BLUME15
  • 2019-04-05

JULIUS EASTMANの作曲作品ニガーシリーズが記念すべき初ヴァイナル化!!同時発売の「Crazy Nigger」と同様にピアノ4台使って演奏されたミニマル作曲。「Evil Nigger」、「Gay Guerrilla」、「Crazy Nigger」…曲のタイトルから察すると、黒人でありゲイであったJULIUSの差別や弾圧への反発の気持ちが込められた曲であると思われます。

聴衆の多くは白人/異性愛者だったというJULIUS EASTMAN。80年代のアメリカで現代音楽作曲家としてやっていくには肌の色が黒いだけでも弾圧があっただろうと思います。邪悪にも聞こえる不協和音と異常なまでの淡々とした打鍵、そして掛け声と共に弾かれる力強いユニゾンフレーズが迫力ある「Evil Nigger」。貼り付けられている動画を見ると面白いですが、時間軸で進行を設定され、静かに始まりながら次第に複雑、重厚になっていく壮大な鎮魂歌のような「Gay Guerrilla」。作曲/演奏方法も面白いですが、魂が乗っているような気迫ある演奏に心動かされる。心して聴くべし! (日野)

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