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Emahoy Tsege Mariam Gebru
Souvenirs
Mississippi Records
- Cat No: MRI201cass
- 2024-05-10
エチオピアの修道女にしてピアニスト、エマホイによる幻のボーカルアルバムが発売です。今作は、1977~85年にかけてアジス・アベバの当時の家にて録音されたボーカルアルバムです。カセットデッキに向かって直接歌われ、窓の外の鳥のさえずり、ピアノのベンチのきしむ音、エマホイの指がrecのボタンを押す音。。。西洋教会音楽とエチオピア伝統音楽の融合であり、アフリカ音楽でもピアノ音楽でも異色中の異色でありながら、ポストクラシカル〜アンビエント耳にも寄り添い遠ざかりながらジャンルを超えて愛されてきました。そして2023年春、御年99歳にしてこの世を去ったエマホイ。
Track List
彼女の名前、”Yewubdar”はアムハラ語で”最も美しい者”という意味だそう。6歳でスイスに留学してバイオリンを習い、エチオピア〜イタリア戦争時には捕虜となりイタリアへ渡ったり、その後カイロでユダヤ人のバイオリニスト、アレクサンダー・コントロヴィッチに師事。その後21歳から10年は修道女として音楽も靴も履かずに祈りを捧げていたという。
そこでエマホイという称号とツェゲ=マリアムという宗教名を冠した。最後の皇帝であるハイレ・セラシエ1世の庇護の元で1967年にレコードを出したそうです(詳細不明)
1984年あたりに宗教弾圧を理由にエルサレムへ亡命。
その亡命前の数年間に作られたということです。
“Crows of the sky, please tell me
What is found above the clouds?
-Emahoy Tsege Mariam Gebru, “Tell Me”
という歌詞はその心情から来てるのか。魔法のような女gくにはそんなバックグランドも。
Mississippi Recordsの気持ちこもったリリース。こちらはカセットです。 (Shhhhh)