• LP


Soundscape 1: Surround

  • Cat No: DRFT09
  • 2024-03-26

Format

LP 6190 JPY

"環境音楽"というキーワードの言ってしまえば元ネタ的一枚にして究極盤ですね。枚数限定お早めに。1986年発表、ミサワホームからの依頼で録音されたとのこと。

コロナ禍におけるリスニングの形の変化とトレンド周期によって、いきなり和製アンビエント/環境音楽が注目されて数年、、たとえば近年の西海岸Leaving Recordsの一部作品はぶっちゃけ今作の本歌取りも多く、いかに影響を与えているかわかります。

空気に近い音楽によって、聞く人それぞれの音風景に出会えるような、あるいは居心地のいい空間になるような、音と音楽との中間領域をひろげていく、新たな視点にたったものとして、この “Surround” を聞いていただければ幸いです。
(吉村弘)

「さらに氏は、今作を"足音の振動"、"エアコンのうなり"、"コーヒーカップの中でスプーンが鳴る音"と同じ仲間に位置づけることを勧めている。さらに、"窓の外から聞こえてくる街の騒音"が加われば、今作の聴こえ方はまったく新しいものになるかもしれない。」と資料にもあります。これと併せて上記のご本人のコメントからも言えるのは、スピーカーから出てくる音以外にも今これを聴いている環境の音全部含めて、この作品だということでしょうか。音そのものに感情は載せてないでしょうが、滲み出てくるインテリジェンスとどこか切なさのようなもの、月並みだけど日本人のものでしかない。そこに海外の人はエキゾチズムを感じるのでしょう。建築みたいな彫刻みたいな、いわゆるレコードカルチャーを超えた音楽現象をレコードに詰め込んだ?20世紀を代表する和製工芸品であります。少量入荷惜しすぎる。。 (Shhhhh)

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