- LP
- Digital
Música Esporádica
S/T
Music From Memory
- Cat No.: MFM 044
- 2024-03-19
70年台後半より清水靖晃、鈴木勲等と活動し、多くのセッション作品を残し、ジャコ・パストリアスが来日した際には会いたいと指名されるほど高く評価されたベース奏者ながら、その後、80年台半ばまで表舞台からは遠ざかり、”消えたベーシスト”と呼ばれたが、喜太郎等のリリースで知られるshi zenからリリースされたファーストアルバム”intaglio(インタリヨ)”でシーンへカムバックする。ジャズも現代音楽も飲み込んだ独自のエレクトリックミュージックは、現在の国産ニューエイジの世界的な人気の中でも最高峰にして最難関のアルバムとして高く評価され高額で取引されている。原盤権利の問題でリイシューに至らなかった本作は、濱瀬自身の熱い情熱の元、再レコーディングを行い、原曲の世界観を壊すこと無くより高いレベルへアップデートされた未来のクラッシックスに成りうるであろう傑作に仕上がっている。全7曲。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
アウトサイダー孤高の電子音楽家Bruce Haackなどの作品に強く影響を強く受け、中東フォークソングを基に、フィールドレコーディング、エレクトロニクス、シンセサイザー即興演奏などを交えながら、彼女のセンス&間合いによって加工編集ミックスされ完成された全6トラック。エレクトロニカ・アンビエントでジャズ・オリエンタルな香りと浮遊感のあるグルーヴがふわふわと心地いい。2018年にカセットのみでリリースされていた作品のPINGPUNGからの嬉しいヴァイナル化。 (コンピューマ)
O Yuki Conjugateが名盤『Equator』をリリースしたのは1994年。それから30年の歳月を経て、Roger Horberry(O Yuki Conjugateの共同設立者)、Dan Mudford(元Sons of Silence、名作ゾンビ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」のサウンドトラック共同制作者)、Joe Lamb(元Sons of Silence)、Malcolm McGeorge という同じメンバーが集まり「New Equator」を制作した。
ギター、ベース、ドラムはもちろん、様々なパーカッションから丸太、紙、カワセミ、口音、Juno60シンセ、Odysseyシンセ、ARTURIA MicroFreakシンセ、MiniFreakシンセ、ハンマーダルシアー、Digitakt、Pulsar-23リズムマシーン、リングモジュレーター、短波ラジオ、ワイングラス、木琴、ラッパなどなどの一般的な楽器から最新機材、さらには人体から発する様々な音や生活日常音、自然界の様々な音までを違和感なくキテレツな気負いもなく普通に並列で使用しながら、O Yuki Conjugateならではの実験的である神秘的エレクトロニクス・ミステリアスな音世界を、現在のエクスペリメンタル・テクノ・ダビーな感覚でモダン・エレクトロニクス・アンビエントに見事に普通に構築してくれている、流石の貫禄とハイセンス、緻密な音響構築が紳士的アーバンに音響空間として見事なまでにデザインされて架空メディテーショナルな妖しい密林世界がヨーロピアン・エキゾチック・ミステリアスにモノクローム幽玄にストーリーテリングされている。全8トラックを収録。傑作が誕生している。 (コンピューマ)
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ANALOGUE ATTICからのEP に続いてブルックリンのScissor and Threadから5曲で構成されたEP 「Merchant」。変則的な複合リズム、鍵盤、クリアなエレクトロニクス、フィールドレコーディングも交えながら、深みのある世界を描いています。彼らの友人でもあるパーカッショニストJoseph Batrouneyをフィーチャリングした「Pilot」は、ダブアウトしながら、リズミックなアンビエント、スローダンス(sample1)。柔らかく、陽性。今回も素晴らしい。 (サイトウ)
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オリジナルは、「Musical Poetry For Yoga」とサブタイトルが銘打たれたニューエイジ/アンビエント。スローミュージックの素晴らしい音源。 (サイトウ)
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京都の老舗茶問屋、宇治香園さんとの出会いによって進められたCOMPUMAと竹久圏のプロジェクト。COMPUMAがミックスCDとしてリリースしてきた「SOMETHING IN THE AIR」シリーズから派生して、初のオリジナル作品となります。竹久圏のギターのテクニカルな巧みさと、静寂さと揺るぎのない響き。フィールド・レコーディングで自然の中に音の素晴らしさを取り込みながら、音の質感と空気感、電子音と音響的/コンクレート的な加工で意味を組み替え、音世界に新たな次元、視点を組み込んだような面白い試み。コンピューマらしいユニークさと真摯さが同居していると思います。 (サイトウ)
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〈松ノ実ト蟾酥〉からカセットでのリリース。フィールド音も交えたイマジナリーな電子音楽集。6曲と、ダウンロードオンリーの2曲も追加されたDLコード付き。京都らしい和紙と小箱のパッケージもとても良い。 (サイトウ)
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ララージ等の演奏で知られる弦楽器ツィターや、ギターなどのリラックスした心地よい音で始まります。Sun Arcsの音楽は、終始その優しい心地よさがありますがそれだけではなく、次第に背後にフィードバックやドローンが挿入され覚醒へと向かうような作用があり、サイケデリック、桃源郷のような世界、音の強度、自然と同期するような美しさを感じます。傑作の予感。 (サイトウ)
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人間と自然を調和させる最注目のアンビエント・アーティスト、Green-Houseの待望のファースト・フル・アルバムが遂に完成。2020年のデビューEPがここ日本でも各所で高い評価を得る中、遂に完成したフル・アルバム。EPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くような進化を遂げ、パンデミックの憂鬱を解消する、人と自然をつなぐ生活空間のための音のオアシスを紡ぎ出す。 (Shhhhh)
電子音楽の知られざる自主制作盤の愛好家が集うコミュニティ”Ultravillage”によるレーベル〈MID-AIR MUSEUM〉とグラスゴーの再発前線〈CHOON!!〉による共同復刻プロジェクト!自主カセットは現在も流通がない文字通りオブスキュアな80sカルトニューエイジ音源がアナログ&コンパイル。パーカッシブなシンセサイザーに、ベルや打楽器がハーモニーを成す催眠エレクトロニクス。日本産環境音楽にも通づるポップを研ぎ澄ましたデザイン、宗教的な神秘性。そしてUSミニマリズムが結実。”Ultravillage”オーナーMARK GRIFFEYのライナーノーツも付属。ややお値段張りますがその音源の希少性、初のアナログ化そして丁寧なマスタリング、奇跡の復刻ワークに感服です。素晴らしい。 (Akie)
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Side-A「Piesek Dub」(sample1)では、BPM170(85)、Herbie Hancock「Rain Dance」もどこか思わせるかのようなスペーシー宇宙空間を自在に浮遊するかのような先鋭的ソリッド気配のアンビエンス・エレクトロニックなレフトフィールド・ダブステップ/ドラムンベース・モダン・ダブワイズ・エクスペリメンタル・テクノを展開、そして、電子音楽的エレクトロニクス・サウンズとフィールドレコーディングによるコラージュがアーティスティック端正チルアウトにダブワイズされるSide-B「Nemuro Dub」(sample2)も強力。丹精緻密に構築される音像が非常に美しく深く魅了される。
Jankaは、ダニエル・シュラインダ(Daniel Szlajnda)とピョートル カリンスキ(Piotr Kaliński)からなるユニットで。ダニエルは本名名義で、実験的なアンビエント・テクノ、IDM的な作品を、さらにはDaniel Drumz名義ではビート・ミュージックを、どちらの名義も自国ポーランド・ワルシャワの名レーベル〈U Know Me Records〉などからリリースをしている。そして、Hatti Vatti名義でのリリースで知られるピョートル カリンスキ(Piotr Kaliński)も、モダン・ダブ/ベースミュージックを起点としつつジャングル、アンビエント、ダウンテンポ、ジャズ、IDMなど多彩に表現する鬼才アーティストとして活躍している。
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著書「神々の糧(ドラッグ)」等で知られる思想家テレンス・マッケナや、翌年にはビル・ラズウェルとのコラヴォレーションでもリリースしている90s サンフランシスコのテクノ・サイケデリックのパイオニアJonah Sharpの初期作品。1993年自身の〈Reflective Records〉からリリースされ、翌年にはMove Dたちの〈Source Records〉からも再リリース、二人でのプロジェクトREAGENZにも発展していきます。The Irresistible Force Vs Ramjac Corporationのレア音源もリリースしたスイスの〈Musique Pour La Danse〉からリマスター再発。〈Music From Memory〉のコンピレーション「Virtual Dreams」 にも収録されてたドラッギーなアンビエント「Fluresence」と名曲「Transmitter」筆頭に、アシッド・テクノ・ダンス「Drug #6」まで。お値段張りますがこれは外せなかった一枚。 (サイトウ)
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新録音アルバムとしては前作「Shortwave Memories」以来1年ぶりの新作。今作「Inland Delta」は、2022年から2023年、新たにリストア修理されたヴィンテージ・キーボードを中心とした即興演奏を基に録音制作された9トラックを収録。1986年のSF「不思議惑星キン・ザ・ザ」を彷彿させてくれる裏ジャケ・アートワーク含めて、どこか不思議な懐かしさも感じさせてくれるサイエンス・フィクション・アンビエント・ニューエイジ・ロマンティックなシンセサイザー・エレクトロニック・モダンサウンズ。2LP9トラック。見開きゲートフォールド・ジャケット。 (コンピューマ)
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オーディオ・ビジュアル・イマジナリーに喚起させてくれるシューゲイズ広大なる地平が耽美に広がる7トラックを収録。 (コンピューマ)
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スイス・バーセルのレコードショップPlattfon RecordsのベテランスタッフでDJとして信頼され、活躍しているPrincess Pのセレクトによるコンピレーションから先行の12インチカット。Black Dog Productions(権利上現在はBlack dogの名前が使えないのかAtypicのソロ名義になってます)が、Rising Highから1993年にリリースした「Otaku」がA-SIDE。B-SIDEは別名義のGreyhouseがDark Entriesから再発され、Andy Wetherwallの「Massive Mellow Mixにも収録された同曲のHole In One名義でリリースされたバージョンがTRANSMIGRATIONから再発もされている、Marcel HolのAnaconda名義での「 Ideas For Virtual Reality」のカップリング。こだわりのHalf Speed Cutting and mastering。 (サイトウ)
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TERRE THAEMLITZ主宰の〈COMATONSE Recordings〉からWILL LONGのアルバム。各曲10分前後のじっくりディープな音世界の七曲。オリジナルとTERRE THAEMLITZがDJ SPRINKLES名義でオバーダブしたヴァージョンの2枚組。洗練のリズム、じっくりっとひろがる音世界。 (サイトウ)
2018年、日本人の建築家・隅研吾によって設計された、スコットランド初となるデザイン・ミュージアム、V&Aダンディーにインスパイアされて、二人が制作したアルバムを2枚のCDに収録したもので、多数の建築賞を受賞した野心的な現代建築で、建物の建設に自然素材を用いたことに共鳴した高田みどりの作品CD1「INSIDE V&A DUNDEE」は、巨大なウッド・マリンバを中心に、隈研吾の有機的なビジョンに直接インスパイアされた雰囲気のある催眠術のような、メディテーショナル環境音楽的な美しさを生み出している3トラックを収録。
そして、テイ川のほとりというドラマチックなロケーションである、V&Aダンディー周辺の水の音に誘発され、プールの動きや潮の満ち引きに音楽が反応するSHHEの超越的な45分の作品は、美術館建築の荒々しい外観やテイ川沿いという立地にもインスパイアされて制作されているという。 (コンピューマ)
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アンビエントの先駆者として再評価され、近年Gaussian Curveや、R&S.Apolloからのアルバム『Calypso』といったリリースでも成功を収めているレジェンドGigi MasinとGreg Foatのコラヴォレーション。
2021年から2022年にかけて、オンラインをとおして互いに作曲を交換しながら徐々に発展させ、最終的なレコーディング・セッションは、ワイト島のChale Abbey Studiosで行われた、モーゼス・ボイド(ドラムス)、トム・ハーバート(ベース)、シボーン・コスグローブ(フルート、クラリネット)らが参加。収録曲には、内省的で切ないシングル曲「Viento Calido」や、漂うようなアンビエント曲「Sabena」など、昨年他界したジジの奥さんへの美しいトリビュートとなっている。 (サイトウ)
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2などにも通じる、日本的詩情のエキゾチズム、叙情的宇宙思想の昔話的情景が、穏やかな波の音などフィールドレコーディング素材と共にニューエイジ的な怪しさ含めて宇宙的に広がる。当時の日本の環境音楽をさらに深く発展させようとした、フローティングで優しいオリエンタル・シンセサイザー・プログレッシヴ・メディテーショナル・トライバル・アンビエント8トラック。日本の癒し音楽(ヒーリング・ミュージック)のルーツにして始まり。ディスコ・フュージョンの気配もこの時代ならでは。インタビューも記載したLPサイズ見開きライナーノーツ封入。 (コンピューマ)
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スペインのNEW AGE/コンテンポアリーのLA ORQUESTA DE LAS NUBESの創設者で、80年代の音源のコンピレーションや、近年の録音も〈MUSIC FROM MEMORY〉からリリースされてきたスペインのコンポーザーSuso Sáizやスティーブ・ライヒ作品にも参加しているパーカッショニストGlen Velezも参加していたMÚSICA ESPORÁDICAが85年に〈GRABACIONES ACCIDENTALES〉からリリースしたアルバム。民族音楽、ライヒ、ジョン・ハッセル等のミニマル・ミュージック、プログレの流れを受けたような素晴らしいアンビエント・サウンドトリップ。 (サイトウ)