• LP


Paradise 94

  • Cat No: LOVE108-COL
  • 2019-05-13

注目すべき〈MODERN LOVE〉の2018年初リリースは女性チェリスト/作曲家であるLUCY RAILTONのデビューアルバム。BEATRICE DILLONや巻上公一氏も参加!彼女のバックグランドはとても面白くこれからも注目すべき人です。

これまでコラボや演奏してきた演目は輝かしく、しかしなお日本では無名だといえるLUCY RAILTONの記念すべき最初のアルバム。最近ではEMSシンセの創設や開発に携わったPETER ZINOVIEFFとのコラボや、PAULINE OLIVEROSのアンサンブル、ケージやグラスの曲の演奏、CHRIS WATSONとのパフォーマンス、さらにナムジュンパイクや刀根康尚などのフルクサス周辺との関わりがあったりしながらもRUSSELL HASWELLやMARK FELLのSENSATE FOCUSとのコラボなどしていて本当に興味深い活動をしています。肝心な音ですが、A面は主に繊細でインダストリアルなフィールドレコーディングなどの音を使いミュージックコンクレート的に制作されながら、丸いシンセの音、チェロなどの楽器音を重ね飽和することなく構成されており、それも一つ一つが面白くフェティッシュな音に溢れています。B面はルシエやSTEPHEN O'MALLEYのような不穏でゆっくりと指板を滑らせていく長尺1曲のドローン。今後〈MODERN LOVE〉でこういった路線の作品をもっと聴いてみたい!Tracklistからもどうぞ。 (日野)

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