Tag: EXPERIMENTAL
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Nein Flower
Nein Flower
A Colourful Storm
- Cat No.: acolour057
- 2026-09-09
アウトサイダー・フォークの精神を受け継ぐ、David Roeder × Lila Jarzombekによるデビュー作。ベルリンとプロビデンスの地下文化が交差し、飾り気のない歌や語りと、断片的な楽器アプローチが結実。長い年月を経た録音物のような風合いをまとった異色のフォーク作品。
〈Horn of Plenty〉周辺で活動するベルリンのDavid Roeder(aka Nein Rodere)と、〈Post Present Medium〉等からリリースしてきたプロビデンスのLila Jarzombek(aka Nowhere Flower)による新デュオNein Flowerのデビュー・カセットがメルボルンの〈A Colourful Storm〉から登場。DIYの4トラック録音やテープ操作、素朴な歌と断片的なギター、かすれたテープヒスや崩れた音像までを一体化したローファイな質感のなか、作曲と即興のやり取りを重ねて構築された一作。Robbie Basho、Crescent、The Tower Recordings、Letha Rodman Melchiorにインスピレー ...もっと読む (足立)ションを得たというアヴァンフォーク/アウトサイダーミュージックの系譜。子どもや独学の作り手による粗削りで無垢な表現に惹かれる方にも是非。 (足立)
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Dawuna
African Family Laptop Musick
Sun Royalle / True Panther
- Cat No.: SR004/TPS043
- 2026-09-09
官能的に歪んだ前衛リズムアンドブルースでカルト的人気を誇るR&B作家DAWUNA、記憶喪失と診断されるほどの頭部外傷から回復している最中に制作したという背景。特徴でもある滑らかな甘さと実験精神にパーソナルな意図も合わさり、複雑な温度を保持。音の方向としてもかつてなくミニマルかつアブストラクトで、隙間からリスナーに郷愁を感じさせる、ローファイR&B至宝『African Family Laptop Musick』到着してます!
2020年にセルフでデジリリース、その後LA TIMPAを抱える前衛レーベル〈O___o?〉がアナログ化するも即売、当店でもコメントなく完売をするなど大きな話題となったデビュー作「Glass Lit Dream」で世界にその名を轟かせた天才DAWUNAことIAN MUGERWA。大怪我からの回復時期に制作したもので完成した今、制作過程については断片的な記憶しかないと語っていますが、当時の家族生活をテーマに作られたものであり、構成はシンプルかつミニマル、そして抽象性を宿らせた前衛R&Bサウンド、その意図の通りのパーソナルな感情も垣間見える温かいメロディと余白、そして歪なサンプリングワークが際立つ。優しい瞬間がありながらも、随所にトラウマの影もチラつく感覚、この時にしか出来ないものをしっかり形に残していて震える。 (Akie)
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- New Release
Loren Connors & David Grubbs
Somewhere in the Wind
Room 40
- Cat No.: RM4273
- 2026-09-09
アメリカ実験音楽を代表するギタリスト、Loren ConnorsとDavid Grubbsによる、『Arborvitae』『Evening Air』に続く3作目の共演作。両者が初めてエレクトリック・ギターだけで向き合い、また初となるライブ・アルバムを完成。
Gastr del Solを率いたDavid Grubbsが、長年敬愛し交流を重ねてきたLoren Connorsと2025年にブルックリンのBlank Formsで行った公演で生まれた2曲の長尺演奏を収録。それぞれの個性が刻まれながらも、自由なノイズと即興性へ身を委ねた、祈りのようでもあるギター・インプロヴィゼーション。観客の気配も含んだ緊張感と解放感のアトモスフィア。音を信じて響かせる、いぶし銀の濃密なライブ・ドキュメント。Lawrence English主宰の〈Room 40〉から新作。 (足立)
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The Caretaker
Persistent Repetition Of Phrases
History Always Favours The Winners
- Cat No.: HAFTW003
- 2026-09-08
V/VM aka LEYLAND KIRBYによるプロジェクトTHE CARETAKERの2008年にリリースした作品を、自身のレーベル〈HISTORY ALWAYS FAVOURS THE WINNERS〉から再発!2023年、アナログとして再リリースが決定。
THE CARETAKERの人気シリーズ「Everywhere At The End Of Time」が始まる前にリリースしたアルバムPersistent Repetition Of Phrases。雑音の中で微かに鳴るノスタルジックなサウンドに耳を澄まして聴く、冷たさと暖かさが同居するサイケデリックミュージック。 (日野)
- 2LP
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Fumio Kosakai
The Warm Garden
Amok Age
- Cat No.: AA03
- 2026-09-08
Incapacitantsのコサカイフミオが、自身のレーベル〈Anciant Records〉から1993年に50本限定カセットでリリースしたソロ作品『The Warm Garden』。米〈Skeleton Dust Recordings〉からのCD再発に続き、独〈Amok Age〉から初の2LPアナログ化。Incapacitantsの活動と並行してホームレコーディングで生み出された、サイケデリックでコズミック、深淵な音響世界。
C.C.C.C.、非常階段などでも活動したノイズ界を代表する音楽家、小堺文雄による90年代日本地下の秘宝と言える作品。カシオトーン、メタル・パーカッション、バイオリン、発振器を用い自宅での即興演奏と多重録音によって制作。Incapacitantsで聴かれるものとは異なる瞑想的な側面を映した、宇宙的なスケールへと聴き手を引き込んでいく2つの長編曲を収録。加工されたバイオリン、ミニマルな電子音、金属音の残響がゆるやかに生成消滅していく異様なサイケデリック・ドローン絵巻。オリジナル・カセット・マスターをもとに、小堺氏本人の協力のもとAlex Nagleがリマスタリングを担当。少量入荷につきお見逃しなく! (足立)
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shinetiac
Not All Who Wander Are Lost
West Mineral
- Cat No.: OUEST084
- 2026-09-08
FOO FIGHTERS「Everlong」を実験カバーしたり、初期IDM風グリッチをストレートにオマージュしたり。Y2K時代の混沌とした空気の中、自身らのソロで磨いてきた高度な電子音響ワークを用いて新時代トリップホップ&ダウンテンポを創造。SHINER、PONTIAC STREATOR、BEN BONDYからなる”Shinetiac”が〈WEST MINERAL〉からデビューアルバムが限定アナログ化!
ストリーミングやネットアルゴリズムの中で拾い集めたサンプルを駆使したユニークなコラージュアルバム「Infiltrating Roku City」も強烈だった才人タッグ”shinetiac”。それぞれが〈3XL〉〈QUIET TIME〉〈MOTION WARD〉そしてこの〈WEST MINERAL〉で活躍しているSHINER、PONTIAC STREATOR、BEN BONDYからなるトリオプロジェクト。引き続きY2K時代やハイパーモダニズムならではの視点(風刺のようであり愛着のようでもありな)が感じるサウンドデザイン。続編にあたる「Infiltrating Roku City」よりも、ビートの存在がクッキリしていてトリップホップやクラウドラップへの偏愛も窺えるファーストアルバム。 (Akie)
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- 12inch
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Void Control
The Other Side EP w/ Watkins Group Dub
Void Control
- Cat No.: VOIDCONTROL02
- 2026-09-04
打楽器の有機的質感、広がりあるダブ処理、重量サブベースを駆使し、"動き"と"空気"を探求、ローエンド愛好家に向けた前衛ベースミュージック!ALEX SMOKEとMOTHERをリミキサーに迎えたセルフリリースデビュー作が大きな話題を呼んだVOID CONTROL二作目。生きているように動く低音と震える空気、空間性を意識させるサウンドメイキング。
レゲエサウンドシステムカルチャー、トライバルリズム、ダブテクノ、そして現代ベースミュージックの四つの要素を複合&相互作用させた第二弾!おすすめが柔らかく浮揚するシンセアンビエンスを背景に質感豊かなドラムパーカッションが躍動する「Twenty Plus」(sample1)でパーカッションの臨場感溢れる動きは是非システムで味わいたい代物。前衛アブストラクトにリズムを崩した「Dead Space」(sample2)や、電子音を緻密に細工した亜空間でサブベースが地鳴るアンビエントダブ「Ghost Notes (Watkins Group-Tempest Dub)」(sample3)など、フォーマットにとらわれない姿勢もグッとくる。 (Akie)
Track List
- 12inch
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MAZLIKA
Corpus Delicti EP
OFF CENTER RECORDS
- Cat No.: OCR-002
- 2026-09-02
道程レコーズのオフシュートレーベル〈OFF CENTER RECORDS〉の最新。到着しています。コンテンポラリーダンスのダンサーでもあるというMazlikaによる自由度高いユニークなダンス・トラックス。針を落としてわかる覚醒したクリアな音響、ギリギリを攻める、POLEによるマスタリング/カッティング。是非お試しください。以下レーベル主道程レコーズ拓郎氏からのインフォメーションです。(サイトウ)
Corpus Delicti EP はダンサーとしても活動する、東京在住のトラックメーカー及び DJ であるMazlika による、初のレコードでのリリースです。2017 年にトラック制作をスタートし、それから自主リリースというかたちで Bandcamp や配信サービスでアルバムを発表。また、2023 年にはカセットテープにてアルバム「Texture and Physics」を発表しています。子どもの頃からダンスを生活の軸とし、現在は Jasmine という名義で、一般的に身体表現やコンテンポラリーダンスと呼ばれるような、既存の型やスタイルに縛られない自由な動きで自らの「動き」を追求。手掛ける楽曲も、拍子の概念に縛られることなく自由に時間軸を行き来するリズム感覚と、聴く人の耳の緊張感が高まる ...もっと読むような音の質感が、抽象的ながらも BODY MUSIC として機能し得る音の可能性を提示しているように感じます。名匠 POLE の手で施されたマスタリング/カッティングにより、高音はより繊細に、低音はより深く潜りこむ鳴りを獲得。33 回転に落としてプレイしてみることも推奨したい一枚です。
道程/樋口拓郎
Track List
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Kim David Bots
Instrumental Romance
South of North
- Cat No.: SONLP-020
- 2026-09-01
オランダのマーストリヒトにあるヤン・ファン・エイク・アカデミーの研究者で教育者だそうです。South of Northクルー。同レーベルのLyckle De Jongとも活動を共にしているマルチメディア・アーチストKim David Botsのニューアルバム。エレクトロニクス、フォーク、ジャズ、ミニマル、コラージュ、フィールドレコーディング、LO-FI、ジャンクロックなど様々な要素が交錯するアヴァンロック。ノスタルジー、ロマンス、ファンタジー、リズミックな言葉遊び。ナレーション、詩、音だけで構成された映画のようなコンセプト・アルバム。(サイトウ)
『2023年、k.d.bはマース川のほとりの崩れかけた農家に住んでいた。毎朝6時に起床し、愛犬のミーメルと川岸を歩き、日の出とともにコーヒーを飲む。 6時34分、川の向こう岸に霧が立ち込める。k.d.bにはその下の水面が見えないほどだ。一筋の光が光のチューブのように霧を切り裂き、ミーメルの顔に降り注ぐ。彼女の口には拾ったCDがあり、CDには『Instrumental Romance』というタイトルが書かれている。 インストゥルメンタル・ロマンスって何だろう」とk.d.b.は考える。それともインストゥルメンタルに使われるロマンス?恋愛のようなものを得るために使われるロマンス? ミーメルはCDを落とし、道に落ちていた紫色のブドウに目を向ける。葡萄は犬にとって毒である。彼女が葡萄に向かって屈んだと ...もっと読むき、k.d.b.が "NO!"と叫んだ。その瞬間、霧の中から大きな魚が現れた。口を大きく開けて空中に飛び出し、雲の上にぶら下がる。彼の叫び声は川を越えてk.d.b.に向かって「NO」と跳ね返り、完璧にシンクロして魚もミイメルに向かって叫んでいるように見える。あまりに完璧なタイミングに、ミーメルは驚いている。 k.d.bとミイエルは口を開けて堤防に立っている。二人がこの二重奏の完璧さを確認する前に、まったく同じ場所で別の魚が(あるいはまた同じ魚が)霧の中から宙に舞い上がった。思わずk.d.bがまた叫ぶ。ROMANCE」という言葉が出る。しかし、今度はわずかに遅すぎ、言葉も長すぎたため、魚がすでに下に落ちた後にも「ROMANCE」の文字が残る。 ロマンスってなんだろう」とk.d.b.は考える。「枯れた赤い花とタイミングによる謎や興奮の構築? 背後で霧笛が鳴り、k.d.b.が180度振り向くと、マース川を右から左へ、貨物を運ぶボートが見えた。おかしいな」と彼は思う。川がそこにあるのなら、私の後ろにある霧の下にあるのは何だろう? 船とコンテナが見えなくなっていくのを見つめながら、k.d.bは一人の男を想像する。その男は小さな谷の底に立っていて、魚を持っている。この男は誰で、何を望んでいるのだろう? - ジェイコブ・ドワイヤー (auto-translated from information)』
Track List
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Morgan Buckley & Ben Donohoe
Sworx
Wah Wah Wino
- Cat No.: WINO-006
- 2026-09-01
ダブリンの大人気クルー〈Wah Wah Wino〉の中心メンバーMorgan BuckleyとBen Donohoeがタッグを組んだ、"Sworx"発のサイバー・フォーク、ポスト・テクノ。インフォメーションでは"crowdrock"と言っています。Wah Wah Winoらしいユーモアと悪戯心に満ちた、ポリリズミックでパラノイアックなサウンド。お見逃しなく!
全知のダイヤルアップ・モデム"Sworx"に導かれ、暗号化された波形データを解析・分類し音楽に変換するという架空の設定で描かれる、近未来的な電脳牧歌の世界。Little Movies名義でも〈Wah Wah Wino〉にアルバムを残していた二人が再びタッグ。ミュータントなエレクトロ〜IDMに、Aphex Twin、Oval、Arthur Russellといったアーティストを思わせる気配も溶け合う12曲。どこか牧歌的でユーモラスな感覚の、一筋縄ではいかない"ポスト光ファイバーテクノロジー[idm wav. tablé]"の音の行方。怪異。 (足立)
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- 12inch
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Panasonic
Muuntaja / Murtaja
Sähkö Recordings
- Cat No.: SAHKO 007
- 2026-09-01
北欧フィンランドのMIka Vainio、Ilpo Vaisanen、Sam Salo の3人組、Panasonic(のちのPan Sonic)として1994年に同国の気鋭音響レーベルSähkö Recordingsよりリリースした記念すべきデビューシングル「Muuntaja / Murtaja」(当時は「Panasonic EP」としてリリース)が、2005年の再発以来、21年ぶり(オリジナルからは32年)の歳月を経て同レーベルより待望12インチ復刻(45回転)がなされた!!
これらの作品リリース後、同名の電機メーカーPanasonicより訴えられてしまい、余儀なくPan sonicへと改名した、panasonic時代の貴重な作品にして、彼らの存在、その音楽性を世界に知らしめた歴史的、シカゴハウス、デトロイト・ウェアハウス・テクノ・シーンへ呼応するかのような北欧ヨーロピアン・ハードな電子音響テクノ・ミニマリズムの極北。変則ビートぶっとい音と鳴り。
TR-808を使用した歪んだキック・ドラム、ハットによる凶暴なまでのテクノ/エレクトロニック・サウンズ金字塔傑作トラック「Murtaja」(sample2)も圧巻。
32年前のオリジナル盤リリースの際に使用されたものを同じスタンプを使い、一つ一つの盤に手作業で押されています。感涙。 (コンピューマ)
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Static Cleaner Lost Reward
Breathing Under Honey
Purely Physical Teeny Tapes
- Cat No.: PPTT10
- 2026-09-01
エキゾチカ、DIYポップ、ポストパンク、ニューエイジが漂う蜃気楼ダブ。歪んだポップセンスが愛される漂流系の一枚。ロンドンのエクスペリメンタル系レコードショップ/レーベル〈Low Company〉の活動最終リリースを飾ったStatic Cleaner Lost Rewardの2023年作品を、メルボルン周辺の地下シーンにフォーカスしたレーベル〈Purely Physical Teeny Tapes〉が再発。
CS + KremeのSamuel Karmel等とのF Ingersや、〈Blackest Ever Black〉〈Berceuse Heroique〉〈A Colourful Storm〉などの名レーベルに作品を残してきた、豪アンダーグラウンドの重要人物Tarquin Manekの数ある名義の一つ。発表は2023年ながら、2013年から2020年にかけて制作された楽曲を収録。ローファイで宅録感のある音像に惹かれる人には間違いない、耳の中の水を通したような酩酊感のあるダブ・ポップ作品。ダブ空間を軸に、微睡みを誘うリズムや潮風にさらされたような音響が重なり、船酔いサイバーパンク、突然変異的ダンスホールとでもいうような異形のサウンドを展開。トラックリストからもどうぞ。 (足立)
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Roy Montgomery & Martha Skye Murphy
Nebular
AD 93
- Cat No.: WHYT104LP
- 2026-09-01
同レーベルから前作も出しているロンドンの前衛ボーカリストMartha Skye Murphyと、ニュージーランドの実験ギタリストRoy Montgomery、これまでもグループメンバーやアルバムへの客演として交流してきた両者が初の共同フルアルバムをロンドン・エクスペリメンタル最前線〈AD 93〉から発表。古い民話をイメージさせる甘美で不穏な世界感を持った幻想的アンビエント。現実の外側へ。
9歳の時にNick Caveが制作した映画音楽で歌唱を担当し、その後Nick Cave & The Bad Seedsのアルバムにもバックボーカルで参加したという経歴をもつロンドンの実験的なボーカリストMartha Skye Murphy。ドローン・フォークの雄Grouperとの共作や、〈Kranky〉〈Discreet Music〉〈Aguirre〉など重要レーベルにも名を残すニュージーランドの要人、ベテランギタリストRoy Montgomery。2者の遠い土地を結ぶ文通のような制作過程から生まれた全5曲。幽玄なギタードローンやピアノに、楽器の一部のように扱われる意味以前の声が交響楽的に交わる、独特の聴き心地を残す夜更けのアンビエントが充満。現代屈指のハープ奏者Mary Lattimoreも1曲参加。 (足立)
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- 12inch
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Severin Black
Brandy EP
Parallel Line
- Cat No.: LINE003
- 2026-09-01
本邦ダブレーベル〈Riddim Chango〉のサブレーベル〈Parallel Line〉の第3番に、ロンドンからベルリンへと拠点を移したプロデューサーSeverin Black aka Napeが登場。サウンドシステム・カルチャーを土台に、ステッパーズ、デジタル・ダブ、ポスト・パンクを通過した退廃的なムードを溶け合わせた3曲入りのナイスEP。
Pavel Milyakovも参加したアルバム『Country Music』でみせたケルティックな旋律とフィードバック、ダブの融合。そして前作『Lord Have Mercy / Brass VIP』での実験精神を注ぎ込んだステッパーズの両方面を深化させた、現行ダブのおもしろくディープな一枚。妖しくループするフルートと重厚な低音を鳴らす幻想的でダークなダブ・ステッパーA1「Brandy」。A2「Yarmouth」は儀式的なムードをまとったザラザラとしてヘビーなミニマルグルーヴが高揚を生み、B面にはデジタル・リディムと中世を思わせるシンセ・コーラスが印象的な約9分半に及ぶライブ録音「Cautious (Dub)」を収録。G Version III好きにもマスト。アートワークはZodiakが担当。2026年末には来日も予定しているようで、楽しみな一人です。 (足立)
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- 12inch
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aisie
Black Fire Dream
studio 33
- Cat No.: S33033
- 2026-08-28
教育科学番組や廃局無線信号など、ほとんど形を失うほど断片化された音のパーツが漂う小さな宇宙。不気味の谷現象にも近い感覚、親しみあるはずの音に対する微妙な違和感を覚える感じ、ゾクっとするサウンドアート作品です、推薦!ミステリアスな音響作家aisie、衝撃のデビュー作から5年を経て更に妖しく帰ってきました。
インフォメーションには、マイナーな教育科学番組やゴーストステーション(廃局)の無線信号、レコードやフィールドレコーディング音源を断片化&加工で使用したとの文言ありますが、蓋をあけるとどこか異様な親しみのある音が漂うサウンドアート作品。催眠的な音響の霞の中を音の断片が妖しく通り過ぎていく、メロディもリズムも歪みながら滴り落ちていく。制作スタイルから素材まで、魅惑的に謎めいている。抗えない魅力。おすすめ。 (Akie)
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Jean-Michel Jarre
Deserted Palace (Library Edition)
Transversales Disques
- Cat No.: TRS37
- 2026-08-26
1972年、Jean-Michel Jarreが、フランス電子音楽スタジオG.R.M.在籍時にEMS VCS3とFalfisa Organのみを駆使してレコーディングした荒くれミニマリスティック・プレテクノ電子音楽傑作「Deserted Palace」がリマスタリング公式アナログ復刻(限定500枚)。Synchrofox Music Library盤ジャケット・デザイン再現&キューシート・ポスター封入。
1971年、空港や図書館など公共空間の為のサウンドスケープ制作の依頼を受けたプロデューサーFrancis Dreyfusが、自身のレコード会社と契約したばかりの(まだ新人アーティストだった)Jean-Michel Jarreに任せて、EMS VCS3とファルフィサ・オルガンのみを使用して、実験的且つミニマルなスタイルで制作された、自身の部屋でのDIY完全手作りの、後に彼が作り出す音楽世界の予兆とも言えそうな、まだ荒削りながらも初期衝動に満ち溢れたフレッシュでロッキン怪しく奇怪で荒々しく貴重なプレテクノ的な電子音楽秘宝。15曲。トラックリストからもぜひ。しかしながら、これらが様々な公共空間で当時流れていたのかと思うと、なかなかにすごいもんがありますね。Transversales Disques名リイシュー。ストック発掘。レーベルすでに完売のようです。 (コンピューマ)
Track List
- LP
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- New Release
Carol Maia & Jeremy Gustin
it's nice to see a lake in your eyes
Hive Mind
- Cat No.: HMRLP043
- 2026-08-26
リオデジャネイロのCarol MaiaとブルックリンのJeremy Gustinが、数千マイルの距離を隔てて楽曲を送り合いながら制作したアルバム。発掘から現行音源まで素晴らしいカタログを持つ要注目レーベル〈Hive Mind〉から新作。アメリカ〜ブラジルの音楽的な土壌がドリーミーに混ざり合った、無国籍なモダン・ポップの美しい変種。
Delicate Steveのメンバーとして〈Luaka Bop〉〈Western Vinyl〉などに作品を残し、David ByrneやIggy Pop、Norah Jonesらとツアーや録音も行ってきた異色のパーカッショニストJeremy Gustinと、リオ新世代音楽家/シンガーCarol Maiaによる遠隔コラボレーション作。リオの音楽シーンからFrederico Heliodoro、Paulo Emmery、Ricardo Dias Gomes。ブルックリンからはWill GraefeとRyan Dugreが参加。ブラジルの現代詩人Marcelo Arielの詩集に触発されたという、水と光、存在と時間の流動性を見つめる詩的な世界観のもと、ミニマルな音響や歌の浮遊感、ジャズやブラジル ...もっと読む (足立)音楽の感触、ほのかな実験性が揺蕩う、ジャンルや時代越境的な異界のニュー・ポップ・ミュージックが誕生しています。 (足立)
Track List
- 2LP
- Cassette
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- New Release
Alwin Nikolais
Electronic Dance Music, 1966-1989
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH130
- 2026-08-26
ロバート・モーグ博士が開発したモーグ・シンセサイザーを最初に手にした人物にして、アメリカの振付師/ダンサー/音楽家/教師であり、ニコライ・ダンス・シアターを創設、そこで革新的な衣装や照明等の演出やプロダクション・デザインまでを自らで手がけダンス・シーンに新たなビジョン与えた「マルチメディア演劇シーンの父」を称されたAlwin Nikolais(アルウィン・ニコライス)が1965-1989年に手がけた貴重な電子音楽/実験音楽を見事にコンパイルした作品がDINTEよりリリース!!
アルウィン・ニコライスは当時、音楽制作のサポートを受けていたコロンビア・プリンストン電子音楽センター勤務のジェームス・シーライトの縁から、1968年頃、ロバート・モーグ博士に出会い、いくつかのアドバイスを伝えて、モーグ博士がそれらの助言を採用することで完成させた最初のモーグ・シンセサイザー、そして、後のシンクラヴィア(シンセサイザー兼サンプラー)、言葉のアタック音や面白音のサンプリング、テープレコーダーでの様々なミュージック・コンクレート的な実験的効果を駆使して、打楽器な動き、新しい音の探求のテーマのもとで制作されたダンスの為の21曲を収録。Death Is Not The End 名仕事。こちらは限定カセット版。 (コンピューマ)
Track List
- 7inch
- Recommended =
- New Release
空間現代 / odd eyes
Deodorant Remains / Blind Fever
Not On Label
- Cat No.:
- 2026-08-26
京都を拠点にそれぞれの方法でバンド・サウンドを更新してきた同時代のコアバンド、空間現代とodd eyesが、新曲を一曲ずつ持ち寄ったセルフリリースの7インチEP『Deodorant Remains / Blind Fever』を発表!ズレやエラーを構造へ、言葉と衝動をエモーショナルな奔流へ。何度聴いても一歩先をいく、説明より体験を選ぶ切実な傑作スプリット。歌詞カード・DLコード付きの限定300枚。必聴盤。(足立)
空間現代自身が運営し、今年9月に10周年を迎える京都〈外〉でレコーディング。ミックスは西川文章、マスタリングは宇波拓が担当。空間現代が継続的に共同制作を行っている詩人・吉増剛造による書き下ろしの書をジャケットに使用し、デザインは加瀬透が手がけている。リリースに合わせ、山口・京都・東京を巡るリリースツアーを開催。さらに韓国公演も予定しており、国内外で本作を携えたツアーを展開。7インチEPは、リリースツアー会場および両バンドのライブ会場物販にて先行販売。8月26日一般発売。
Track List
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ある日、ふと道でひろった石が7FOの掌で割れました。音楽家である前に東アジア人という属性をもつ7FOに突如開いた説明のつかない「自然」、そこに音楽家という性(さが)が作動して掴み取った「音の種」のようなものを育て、ある種の媒介者として、自然に投げ返した音の群れ、それが本作だと思われます。音に質量は無いはずなのに、このアルバムの音には手で触れられる実体があるかのようです。かつて武満徹は「自分を超えた自然や未知の響きに対して、自らを投げ出すことによってのみ、本当の音に出会うことができる」と言いました(『音、沈黙と測りあえるほどに』)。「質量」という言葉には、ダイナミクスのないノイズ、金属的響き、耳をつんざくダンスフロアの狂乱、様々な形態のドローンなどの音響イメージが思い浮かび、それぞれは独自に「 ...もっと読む重厚」と言えますが、7FOは重厚の異なる側面を探求しました。密度の高い低周波、彫刻のように凝縮された音の塊、微妙に揺れ動く重力場、躍動感あふれる喜びと滲み出るようなユーモアの集合体です。2024年から2025年にかけて録音された本作で、7FOはドラムマシン、ギター、シンセサイザーと音楽的ビジョンを8つのコンパクトな構造に集約しています。これらの構造は、アメリカの戦前ブルースの強烈なエッセンス、エチオピアの伝統音楽の魂からも部分的にインスピレーションを受けています。『ひろった石が割れた』の出発点は、7FOが初めてシングル曲というコンセプトに挑んだ7インチ「ヒーリング剣」(2023年)のカップリング曲であるライブ一発録りの「蛇」に遡ります。この7インチがヘンリー・ロリンズの手に渡り、彼のラジオ番組でB面の「蛇」がオンエアされたことが7FOを刺激し、それが「しろへび」という曲に変態し、アルバムの画竜点睛となって『ひろった石が割れた』が完成しました。音の種を視覚的に育てたようなアートワークは飛鷹宏明によるものです。