TOMOKO SAUVAGE Fischgeist
ベルリンのプレンツラウアー・ベルクにあるレンガ造りの元貯水槽にて録音、磁器のウォーターボウルに水中マイクを組み合わせた自作のナチュラルシンセサイザーと貯水槽の反響を対話させたヒーリングスケープ。〈SHELTER PRESS〉からの前作も素晴らしかったサウンドアーティストのTOMOKO SAUVAGEのニューアルバム!音の流れやボウルを撫でる指の動きが視覚的に想起されるバイノーラル録音。
ALEXANDERMEURERとFILLIPPVINGERHOETSが2011年に設立、特異な音響・環境でのバイノーラル録音を専門としたレーベル〈BOHEMIAN DRIPS〉からのリリース。さまざまな磁器とガラスボウルを満たす水とその水泡、その繊細な動きが放つ音が水槽のエコーで増幅。A1「Deluge」ではパーカッシブに音が共鳴、A2「Metamorphosis」ではボウルを滑らせる指がドローンのように残響。空間音が構成要素に含まれるために、聴き手もその場に存在しているかのような没入感を味わうことができます、息を呑む素晴らしさ。。 (Akie)
A1. | Deluge (06:48) |
A2. | Metamorphosis (06:59) |
A3. | Flying Vessels (06:48) |
B1. | Kinetosis Study (12:22) |
B2. | Exit (03:00) |