- 2LP
Eliane Radigue
Opus 17
Alga Marghen
- Cat No.: ALGA 045LP
- 2023-01-27
音の処方箋。Important Recordsから2CDでリイシューされたものとは内容が違います。A1. Mix I 「duration(12:14)」B1. Mix II「duration(16:16)」の2曲を収録。2011年フランス・パリでの”フィードバック・ワークについて”のインタビューもライナーノーツとして付属されている。ストックしました。 (コンピューマ)
ミュージックコンクレートの父であるPIERRE SCHAEFFER、PIERRE HENRYの門下生であるELIANE。こちらはPIERRE HENRYのスタジオにて録音されたもので、緊張感が漂う研ぎ澄まされた集中力を持って操られたフィードバックがもの凄く繊細でありピュアなオシレーターのようなサウンド。ALVIN LUCIERのフィードバックを使って部屋の鳴りを浮かび上がらせるI am sitting in a roomとは少し違う方法とはなりますが(因みにルシエは69年に発表)、その路線の中で枝分かれした一つのような作品。音になにかが映りこんだようなスピリチュアルさがあり、怖さと美しさも感じます。 (日野)
テープレコーダーによるフィードバック演奏の晩年の成熟期の瞑想的持続音の名作3曲を収録。1969年6月のA1「Stress-Osaca(11:35)」(sample1)、ジャケットでのEliane Radigue本人が耳にあてている貝を使用した?海中へのイマジナリーな水中宇宙へのロマンに満ちた瞑想フィードバック・ドローン・ミニマリズムな1969年4月のA2「Usral(13:32)」(sample2)、1970年の「Omnht(19:42)」貴重な写真、スコア、ライナーノーツが収められた16ページにもおよぶLPサイズのブックレット付き。豪華見開きジャケ。音の処方箋。 (コンピューマ)
先鋭電子音楽処〈ROOM40〉から、パンデミック最中に成立した大型プロジェクトによるアルバム作品が到着!レーベルオーナーLAWRENCE ENGLISH主導に、東南アジアのハードコア・実験サウンドユニットSENYAWA、OREN AMBARCHIやJIM O’ROUKEとのコラボレーションでもお馴染みのドラマーJOE TALIAらが集結。呪術的ドローンを舞台に打楽器とドラムの鬼気迫る掛け合いを見せる「Perburuan (The Hunt)」(sample1)など。軸となるSENYAWAの予測不能な音源を、各アーティストが新たな深みへと持ち込んでいくサウンド・エクスペリエンス。 (Akie)
"Isoma"のレーベルラインである〈FUTOP MUSICA〉から着実にリリースを重ねていたLORENZO FORTINOが〈HONEST JONS〉配給でレーベルをローンチ!ビートを必要とせず脈動をするシンセサイザーループ、ビートレストランス。それだけでなくギターやクラシックピアノを用いたコンテンポラリーミニマル〜ドローンも披露。マスタリングとカッテングは名門〈DUBPLATES & MASTERING〉。 (Akie)
Track List
個人的にも近年大きな影響受けてきた音楽家、若くしてピエール・シェフェールに師事し電子音楽を学び、70年代にアメリカに渡り、チベット密教にも影響を受け、ドローン・ミュージックを追求し続けるエリアーヌ・ラディーグ。LOVELY MUSIC等からの作品群は、瞑想的な音楽のマスターピースとして静かに愛されてきました。彼女が近年取り組んできたOccamシリーズ、Occam XXVのフレデリック・ブロンディによる演奏がCD化されました。正のエネルギーに満ちた美し衣音楽。スピーカーの振動すら様まで美しい。パイプオルガン、ドローンの波動。クレア・M・シンガーとエリアーヌ・ラディーグ自身がライナーノーツを手掛けています。これまでの彼女の数々のマスターピースにも引けを取らない素晴らしいリリース。人類の遺産。ストックできました。是非。 (サイトウ)
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70年代に、NYCの現代音楽、先鋭音楽に多大な影響を与えた古典インドの声楽家Pandit Pran Nathに、ラ・モンテ・ヤング達と共に師事し、ヴォイス・ドローン、またバグパイプによるドローンによるサイコアクティヴな音の効果を追求したヨシ:ワダの81年録音。自作の改造バグパイプ、ヴォイスを使ったパフォーマンス。EMの最初は、オリジナルマスターからのフルレングスバージョンでの最初でしたが、82年のSuperior Viaductのサブレーベルétats-Unisから、India Navigationのオリジナル盤を再現したLPリリース。 (サイトウ)
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Huerco S.が自分のアンビエント〜ドローンサイドを強く押し出した前作「For Those Of You Who Have Never (And Also Those Who Have)」から早2年。新たな名義Pendantとして、前作からさらに更新した渾身のアルバムをリリースしました。このPendantの名義と、自分のレーベル〈WEST MINERAL〉では「20世紀後半から21世紀初頭の一般的なダンスミュージックを除く全てのもの」へ目を向けていくという説明がされていますが、この動きは今後も要注目。しかしながらこの作品に「アンビエント」という言葉を使うには稚拙に感じるもので、うまく言えませんが昨今のありふれたアンビエントものからは一線を画すものではないでしょうか。もちろん大推薦です。 (日野)
US信頼リイシューレーベル〈SUPERIOR VIADUCT〉より。MEVのメンバー、実験音楽レジェンドALVIN CURRANが設立した〈ANANDA〉レーベル第二弾として発表された唯一アルバムが再発。独アヴァン名門〈WERGO〉からもリリースするLANERIによって集められた4人組ヴォイス・インプロ・アンサンブル”PRIMA MATERIA”。そのグループ名が示すように、声という原料のみを使用し、その音波を重なりや倍音手法で紡ぐドローン作品。インドやチベットといった古典声楽の影響を感じる瞑想世界。 (Akie)
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インドネシアの芸術集団UWALMASSAから、ミニマルハウス/テクノ作家PRETTY SNEAKY、そして現代エレクトロニックミュージック屈指の才能NICOLAS JAARまで、学術的見地より音楽を探求する〈MANA〉の新作!SMALL FISH WITH SPINE名義では〈APOLLO〉や〈OMW〉に参加、その他ヴィジュアルパフォーマンスやバンド活動でもコアなフォロワーを獲得しているRIZ MASLEN。ゴシックなインダストリアルビートトラック「Untitled 4」(sample1)を筆頭に、ヴォリューミーな低音域に加え、深いリバーブ空間の形成で展開する4つの長編トラックを収録!名門”DUBPLATES & MASTERING”によるマスタリングとカッティングも荘厳なサウンドに寄与してます。圧巻。 (Akie)
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インド古典は一生かかっても追い切れないし、ダンスミュージック耳での解釈も困難なんですが、ついにこれをやっちゃう人が出てくるとは相変わらずLEAVING RECORDS凄いです。インド古典やモジュラーの知識が薄く、何が凄いとか新しいを描写できないのですが、シンプルに言えるのは素晴らしきアルバム。コムアイも注目してましたね。(Shhhhh) (Shhhhh)
豪州クリスマス島の亡命希望者収容所とセラピストをめぐるドキュメンタリー作品「Island Of The Hungry Ghosts」のOST。13フィートの弦楽器や自作楽器を使ったドローン、フィールドレコーディング、電子ノイズを化合。興味深いのがフィールド録音サンプルの多様さで、波音や風音などの自然が放つサウンドのみならず、伝統的な中国の祭り太鼓、島で録音された仏教の尼僧の詠唱なども録音。サウンドトラックでありながら情景を映し出すデザイン、映画を観たかどうかに関係なく楽しむことができる一枚。 (Akie)
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始まりも終わりもない、自然発生する音楽。小杉武久らによるタージ・マハル旅行団はこの時すでに完成されていることがわかります。楽器は楽器らしく演奏されることがなかったり、所謂音楽的ルールにハマることなく、個々が立ちながら皆で一つとなっている渾然一体とした集団即興の理想形。ピュアであり本能的であり神秘的。こんな音楽はもう生まれることはないんだなと思います。 (日野)
1998年オリジナルCDでのDavid Toopによるライナーノーツに加えて、本人による新たなライナーノーツも掲載。Lasse Marhaugによるニューデザインも眩しく美しい。 (コンピューマ)
LARAAJIとJONATHAN GOLDMANの再発も手がけた〈MORNING TRIP〉から。自主制作含め150近くのアルバムを製作、様々なチベタン・ベルを操り、35年のキャリアを築いたニューエイジ/アンビエント先駆者KARMA MOFFETTの初期作再発!登山家ハインリヒ・ハラー著『Sieben Jahre in Tibet.』(1952)からインスピレーションを受け製作。雄大な山々の高台への神秘的な旅を想起したチベタンベル、ホーンの穏やかなドローンに、MOOGアルペジオを重ねた瞑想ミニマルドローン作品。 (Akie)
マンチェスターの電子音楽処〈SFERIC〉や〈BOOMKAT EDITIONS〉にも作品を残すJAKE MUIR、そしてギターから打楽器まで操るマルチインスツルメントアーティストEVAN CAMINITIによるタッグが実現!現代の商業主義的アンビエントミュージックに対するアンサーとしての攻撃性を帯びたダークアンビエント、メタルドローンアルバム。CAMINITIによるインプロエレキギターをCAMINITIが加工分解、そしてフィールド録音をレイヤーすることでサイケデリックな音の層を完成。ドゥームメタル、ジャズ、ドリームポップ、LAサイケを複合させた方向感覚を狂わせるアヴァンアンビエント作品に。終始ダークなトーンを保持しながらも、浮上する柔らかなコードに惹き込まれる。 (Akie)
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〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉が手がけるオフサイドジャズライン”LE JAZZ NON SERIES”新作!アコーディオン奏者/メディテーティブドローンの巨匠であり、2016年に惜しくもこの世を去ったPAULINE OLIVEROS。サイケ,ノイズ,サウンドアートまで内包する実験サウンドでカルトな人気を誇るREYNOLS。90年代後期にインターネットを介して執り行われたコラボレーション作品。REYNOLSが操るコンピューターサウンド、トロンボーン、シンセサイザーのフリーノイズドローンの中に、OLIVEROSのアコーディオンの痕跡。ミックスダウンの技術もありますが、遠く離れた場所で録音されたとは思えぬダイナミクスには驚かされる。瞑想の向こう側へ連れて行く作品。 (Akie)
これまでにもMAALEM MAHMOUD GANIAの再発などを手がけてきたディープ発掘専科〈HIVE MIND〉から、バングラディシュ伝統音楽を基礎にしたサイケデリックフォーク〜エレクトロニクス。2015年にバングラデシュを脱出、リビアでの迫害などの困難を乗り越えイタリアにたどり着いたMOHAMMED AFTER HUSSAINが歌唱、北インド伝統打楽器”パクハヴァジュ”や金属性のリードを発音体とする鍵盤”ハーモニウム”を担当。そのバングラディシュの伝統音楽は、 PAQがシンセドローンや電化アレンジを加えることで再編成。リミテッドプレス。 (Akie)
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フランスの女性電子音楽家ELIANE RADIGUEの1987年のもともとはカセットでリリースされていた作品のCD化!11世紀チベット仏教の聖者でヨガ行者にして詩人であったミラレパの人生にインスパイアされて制作された9つの章で構成されたチベッタンドローンの深い深い瞑想&禅なかっちょよすぎるヒマラヤ山脈への2DISCs84minの持続音によるスピリチュアルなメディテーションの旅。永遠の名作。 (コンピューマ)
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Disc1では、ピアノの練習曲「エチュード」の静かなるゆるやかなフィードバック・ミニマルのA1「Etude」にはじまり、よりディープに深くフィードバック・ダブ化?されていく過程が封じ込まれたB1「Maquette」研ぎすまされた発信音的な電子音が反復されていき徐々にフィードバックの靄と化していくB2「Equre」、Disc2では、タイトル通りの暗闇の中で獣が静かに息づいて(いびき?)呼吸しているかのような音と電子音の微細な反復が静かにメディテーショナルにドローンしていくC1「Safari」に、C1から続く、スピリチュアル・フィードバック・メディテーションの賜物といったかっこよさ、気品に満ちたD1「Number 17」の全3編の5曲を収録。素晴らしすぎる。大人の為の音の処方箋。2014年リプレス盤ストックしました。 (コンピューマ)