- 2LP (予約)
- 2CD
Peter Broderick
Piano Works Vol.1 (Floating In Tucker's Basement)
Erased Tapes Records
- Cat No.: ERATP154LP
- 2023-09-25
前作である「Blackberry』でのブリティッシュ / アメリカーナ路線の歌物で朗らかにされつつ、圧巻のラスト22分弱のインスト絵巻"The Wind That Shakes The Bramble"(sample 1)の幽霊感が素晴らしい。。アーサー・ラッセルのカバー(第2弾が2023年秋に出ます)をやった経歴からの説得力、。歌物もピアノがいいですね。ピーター・ブロデリックで最初に聴くにも最適な一枚です。リピート中。 (Shhhhh)
一聴してもただならぬ雰囲気を放つ本作、テクノ・エクスペリメンタル?ワールド?カテゴリー不可。デビット・リンチに招聘されたり、ロンドンの公演もソールドアウト。最近ではMutek のモントリオールでスタンディング・オベーションにて迎えられたりとなかなか凄いことになってそうです。
福島の原発から最寄の海でのフィールド音を使ったトラック"Inori"(sample2、のちにWilliam Basinskiがremixしています)以外は、本作は彼女の声だけで作られたとのこと。
2023年来日公演を行います。Nils FramやPeter Broderickを紹介するErased Tapesから。
「私たちが感じるすべてを言葉で表現することはできない。新生児の頃、母親に抱っこされ、頬に母親の肌を感じたときの感覚を、どうすれば正確に言語化できるだろう。母親の温もりや湿度、母親からの愛情を感じることは明らかだが、それを完璧に言語化するのは難しい。音楽は、その感覚や感情、愛の記憶を翻訳することができる言語なのです。"HATIS NOIT" (Shhhhh)
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ポスト・クラシカルという枠でも紹介されるピアノ作品から、ギターやバンジョーを携えてのアメリカーナ/ブリティッシュ・フォーク作品の歌物アルバムまで行き来する異才の持ち主、PETER BRODERICKによるピアノ・ソロ作品。2023年作。アイルランドにアーティスト・レジデンスで滞在してた時に、自分のピアノ作品のアーカイブを思い出しながら淡々と作ったという作品。アンビエントやポスト・クラシカルというには素直すぎる音像。素敵すぎます。ずっと聴きましょう。
そしてなんとプロデュースの1人に、あのSublime Frequenciesのカタログの中でも最高の奇盤、虫フィールドレコーディング集"Broken Hearted Dragonflies (Insect Electronica From Southeast Asia) "の録音者であるTucker Martine。なんという奇妙なレイヤーを持った作品。。併せて聴いてもまたよしです。 (Shhhhh)