- LP
Peter Broderick
The Wind That Shakes The Bramble
Erased Tapes Records
- Cat No.: eratp145lp
- 2023-10-23
一聴してもただならぬ雰囲気を放つ本作、テクノ・エクスペリメンタル?ワールド?カテゴリー不可。デビット・リンチに招聘されたり、ロンドンの公演もソールドアウト。最近ではMutek のモントリオールでスタンディング・オベーションにて迎えられたりとなかなか凄いことになってそうです。
福島の原発から最寄の海でのフィールド音を使ったトラック"Inori"(sample2、のちにWilliam Basinskiがremixしています)以外は、本作は彼女の声だけで作られたとのこと。
2023年来日公演を行います。Nils FramやPeter Broderickを紹介するErased Tapesから。
「私たちが感じるすべてを言葉で表現することはできない。新生児の頃、母親に抱っこされ、頬に母親の肌を感じたときの感覚を、どうすれば正確に言語化できるだろう。母親の温もりや湿度、母親からの愛情を感じることは明らかだが、それを完璧に言語化するのは難しい。音楽は、その感覚や感情、愛の記憶を翻訳することができる言語なのです。"HATIS NOIT" (Shhhhh)
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前作である「Blackberry』でのブリティッシュ / アメリカーナ路線の歌物で朗らかにされつつ、圧巻のラスト22分弱のインスト絵巻"The Wind That Shakes The Bramble"(sample 1)の幽霊感が素晴らしい。。アーサー・ラッセルのカバー(第2弾が2023年秋に出ます)をやった経歴からの説得力、。歌物もピアノがいいですね。ピーター・ブロデリックで最初に聴くにも最適な一枚です。しかし来日公演では圧倒的な実力、素晴らしき歌声とギターを魅せてくれました。トレンド云々関係ない圧倒的な音楽力。vinlyでどうぞ。 (Shhhhh)