若き才能が描くソロ・ジャズ・ピアノの新境地、LA出身のジャズ・ピアニスト Jamael Dean (ジャメール・ディーン)のロサンゼルスでの一夜限りの演奏を完全収録した2LPがリリース。即興が紡ぐ「ピアノの詩」、Thelonious MonkやSun Raらへの敬愛とオリジナリティが交錯する即興録音。オリジナル、即興、スタンダード再解釈が一体となったピアノ・ドキュメント。
2024年5月4日、ロサンゼルスの 2220 Arts + Archives にて、ジャズ・ピアニスト Jamael Dean がグランドピアノの前に座った。その日、彼は何を弾くか決めておらず、指が鍵盤に触れた瞬間から即興が始まった。1時間にわたり、オリジナル曲、即興演奏、そしてジャズ・スタンダードの再解釈を縦横無尽に織り交ぜたソロ・ピアノ・セットが展開された。『Oriki Duuru』(ヨルバ語で「ピアノの詩」の意)は、その夜の演奏をノーカットで収録した作品である。
Ippei Matsui & Aki Tsuyukoの「なつのぜんぶ」もアナログリリースした英マンチェスター郊外のストックポートにあるレコードショップ、ALL NIGHT FLIGHTのレーベルから、幽体美人やSky Mata名義での活動が知られる、北海道札幌を拠点とする奇才シンガーソングライター、マシュウ早坂による親密で内省的なローファイ・ピアノ独奏集。
『幽体美人やSky Mata名義での活動が知られる、北海道札幌を拠点とする奇才シンガーソングライター、マシュウ早坂による親密で内省的なローファイ・ピアノ独奏集。日々の日記を紡ぐように静かに語りかけるピアノ・ピースは、即興的にカセットに録音され、情感を抑えたタッチで、印象派の近現代クラシックからエリック・サティ、デューク・エリントンのように、シンプルで純粋な美しさを宿しています。深く沈み込む瞑想的な響きから、エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲブルーを思わせるエキゾチックな旋律の試みまで、鍵盤の上を軽やかに戯れる瑞々しい音が織りなす多彩な表情。そして、宅録によるざらついた音質が、時代性を超えた普遍的な魅力を静かに醸し出しています。元々はBandcampで公開されて... もっと読むいた音源を、英ストックポートのレコードストア/レーベルAll Night lightがレコード化。』
現在はポートランド州オレゴンを拠点にする、Keith KenniffことGoldmund。目標や音楽的な訓練、複雑な感情から解放された 理想の世界として自分の経験を表現したかった と語っており、言語化し難い、自由に浮遊する”瞬間” をイメージし制作された本作。これまで使用されていた電子音を採用せず、クラシカルな編成で挑んでいます。時にドラマチックな瞬間を引き立てる、ヴァイオリニスト Scott Moore をはじめとしたストリングス、ピアノのタッチや環境音が、現実とイメージの狭間に温もりを添えていています。ジャケット写真のカーテンが揺れるようなゆったりとしたタイム感が美しい「Touch of Silver」(sample_1)が非常におすすめ。エリック・サティがお好きな方にも推薦です。 (AYAM)
空間多めのピアノ演奏に古錆のようなエレクトロニクスをちりばめた美しいピアノ小品。ROBERT HAIGHが生まれ育った南ヨークシャーの炭鉱の町ワーズボローの情景を描いた作品で、自伝的要素もあるのか残響や感覚だけに頼らない一枚通してシネマティックな流れ。 Harold BuddやErik Satieの名前も当然上がってますね。素晴らしい。。リピート中。ちなみにこのROBERT HAIGHは90`sドラムンのOmni Trio(!)のメンバーだったり、や80`sノイズ/インダストリアルのレジェンドNurse With Woundのコラボレーター。というわけでノイズ/HCの人が果てに向かう静寂音楽という見方もあり、ただのクラシカル作品にはないレイヤーを携えてます。テクノ方面のリスナーにも。 (Shhhhh)
小久保 隆との共作アルバム「Gaiaphilia」発売に合わせて2020年の名再発がリプレスされました!FAR EAST FAMILY BAND鍵盤奏者でもあるジャパニーズシンセサイザー音楽の先駆・伊藤詳のレーベル〈GREEN & WATER〉からリリースされた盛岡夕美子のファーストアルバム「Resonance」。ベーゼンドルファーのグランドピアノで、音符と音符の間の空間をじっくり探求。波音サンプルの使用、ヴァイオリンやオーボエの客演を迎えながら、繊細に旋律を紡いだミニマルヒーリングピアノミュージック。80年代後期の日本産環境音楽や初期ミニマルミュージックとも結びつきつつ、独自の優しさと温かさを宿した傑作です。オリジナルは見かけることも難しく、この再発までプレミア化していただけに嬉しいリプレス。 (Akie)
Frower Records傘下の新レーベルBloom Musicを代表するアーティスト/グループで鍵盤奏者名手”SWING-O率いるピアノ・トリオ45trioが、RSD 2025アイテムとして、昨秋リリース1stアルバム「SOUL REViEW」よりシングル未発売の"Inside My Love"、"Gee Dee"を収録したスペシャル・エディション7インチをドロップ!
2022年リリースの「I Love You」から5枚のシングルを立て続けにリリースし、その集大成として昨秋リリースした1stアルバム「SOUL REViEW」も絶好調の45trioが、現場からの多くのリクエストに応えてRSD限定の7インチ・シングルをドロップ! ミニー・リパートンのエバーグリーン名曲「Inside My Love」を、グルーヴィン秀逸にヒップホップ・インストゥルメンタル・マナー、エレガントに再構築カバーしたSide-A「Inside My Love」(sample1)、カップリングには、1982年リリースのピアノ・ディスコ、ゲイリー・デイヴィスによるGee Dee」のソウルフル鍵盤捌きも素晴らしいカバー(sample2)を収録。 (コンピューマ)
芦川聡『Still Way』、吉村弘『Music For Nine Postcards』に続く、芦川聡キュレーションの環境音楽シリーズ「Wave Notation」の1984年最終作。渡仏後はサティ研究・演奏の第一人者J・J・バルビエに師事。パスカル・コムラードの曲をアレンジした作品も残しているピアニスト・音楽家柴野さつきによるエリック・サティのリサイタル。
ピアノ/シンセサイザー、ダブルベース、ドラムによるクラシカルはピアノ・トリオの編成による、エレガント静謐ソウルフルなモダン・クラシカル・アンビエント・ジャズ名品。8曲を収録。毎作ごとにジャズの枠を超えた豊かな音楽センスの味わいを探求したUKジャズを新たな領域へと牽引する精力的なリリースが続く鬼才鍵盤奏者Greg Fort新作です。自身のレーベルBlue CrystalからのLPリリース(限定盤)。
シンセサイザーのさりげないスペーシーな響きがスピリチュアル宇宙空間へ誘ってくれるB3「Awareness」(sample2)も極上の心地よさ。 (コンピューマ)