- 2LP (予約)
- 2CD
Peter Broderick
Piano Works Vol.1 (Floating In Tucker's Basement)
Erased Tapes Records
- Cat No.: ERATP154LP
- 2023-09-25
SOULEANCE、KAIDI TATHAMでおなじみ、アナログの肌触りのソウルフル・ブレイクビーツ名門レーベルFIRST WORDからのリリースも興味深い。優雅品格の全8曲。 (コンピューマ)
B-Sideにはカルメラでの活躍でお馴染みの小林洋介(Tp)を迎え、オリジナル曲として、ピアノ、シンセの旋律と広がりも心地いいエレガント且つメロウ・グルーヴィンなジャズファンクを収録! (コンピューマ)
Track List
王立音楽アカデミーのジュニア・スクールで15年間ピアノを教えたほか、ワーキングメンズ・カレッジで12年間多くのコースを教え、1990~91年にかけては学部長を務めた教職者であり、1970年代半ばに、クラシック・フュージョン・グループ Erato のリーダーとしてDavid RussellやSimon Climieと共演し、フリー・ジャズ、エレクトロニック・インプロヴィゼーションといった、クラシックには留まらない現代音楽家でもあった Albert Alan Owen。82年にリリースされたポスト・ミニマル/ニューエイジの傑作『Following The Light』が2020年に〈Libreville Records〉からリイシューされたことで、再評価を受けました。本作は2020年の夏に録音され、新録が広く流通されるのも数十年ぶりとのことで、ありがたみも凄いです。なにより、本来専門であるピアノひとつで、美しくシンプルな 20の楽曲を収録しています。久石譲のように、静かに日常を俯瞰させような作用が感じられます。推薦です。 (AYAM)
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アメリカ国内有数の音楽都市としてしられるポートランドの名物レコードショップ〈MISSISSIPPI RECORDS〉屈指の名盤アナログ・リプレスされました。当店マスターピース〈BUDA MUSIQUE〉のエチオピーク・シリーズでリリースされたCD「Ethiopiques 21 : Piano Solo」からのライセンス、オリジナルは67年に10インチでリリースされています。自身の作曲による演奏。特別なものが降りてきたような奇跡的なサウンド。素晴らしすぎる。聴いて欲しいです。 (サイトウ)
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Solangeの諸作やFrank Oceanの名曲"DHL"のキーボードを弾いてるってことで今ヒップホップのハイセンスなメジャーシーンにいながらこういう作品を作ってしまう異才。カセットテープでリリースのモロ西海岸ニューエイジ風な"Meditations in Music"(素晴らしい)も秒殺でしたが、今作も完全自身によるプロデュースです。
コード感はどことなく日本の環境音楽系を意識しているのか?我々には不思議な懐かしさというか、坂本龍一や任天堂ってワードが浮かびました。Sam GendelやSam Wilkesの動きともシンクロするLAのまた違った自由さ。いま一番リピートしてます、タイトルのMy Garden(sample 1)、Blueberry Beads(sample 2)など名曲揃い。 (Shhhhh)
本レーベル〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉が手がけるオフサイドジャズライン”LeJazzNonSeries”から発表されたモダン・アウトサイダー・ジャズコンピレーション「Frijazz mot rasisme」の編纂にも携わった才能あるピアニストANJA LAUVDALが嬉しいソロアルバムをリリース!感情が乗り移った美しいメロディメイキング、ローズに並ぶエレピの名器ウーリッツァーのころんとまろみのある音色が素晴らしくマッチした作品。マスタリングも、LAUREL HALO作品にも携わる敏腕LASSE MARHAUGの仕事、文字通り純な表現に掴まれます。 (Akie)
25歳にしてディープ発掘専科〈HIVE MIND〉からもリリースしている才能JUHO TOIVONEN手掛けるディープドローン、ピアノインプロヴィゼーション作品。未調律のピアノを自由に即興演奏、美しいメロディをループさせた「Kasveille」(sample1)を筆頭に、フィールドレコーディング音源もレイヤーしたノスタルジックサウンドスケープ。12分にも及ぶ長尺を残響させながらピアノを独奏させた「Eläimille」(sample2)など、アルバム包み込む曇り模様のLO-FI音響にも惹き込まれる。 (Akie)
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オランダの作曲家、故シメオン・テン・ホルトが1976~79年にかけて 4台のピアノのために書かれた、調性、単純三和音、リズムパターンの移り変わりへの回帰を目指した作品、これをまたエリック・ホールは前作同様、ループも量子化も、プログラムされた楽器もシーケンスされた楽器も一切使わず、 62年製のハモンドM-101オルガン、78年製のローズ・マークIエレピ、そして家宝である1910年製のスタインウェイ・グランドピアノの3台を使用し、自力での演奏再現に取り組みました。『Canto Ostinato』の再演や別の楽曲への置き換えでの作品は数あれど、ここまで現代的さとクラシカルのバランスが良い作品は初めてでは。耳を傾けると、ページをめくる音、タッチ音やペダルの音も聞こえるアンビエンスがすてきです。第三弾にも期待してしまいます。お勧めです。 (AYAM)
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こちらの「Waltz For Debby」と「Sunday At The Village Vanguard」は、どちらも61年の6月25日のライブ収録から制作。後者はライブの11日後に他界したベーシスト・スコット・ラファエロに焦点を当てた追悼盤。ライブの残りのテイクを収録しエヴァンス色の強い本作。ソロとしてもトリオとしても数多くの作品を残しながら、この作品がジャズを代表するアルバムとして聴き継がれているのか。対話するような三者の音の呼応が、当時としては珍しかった”ピアノトリオ”の魅力をこの上なく提示していることもひとつの理由のような気がしています。そしてライブテイクならではの観客の拍手や笑い声、グラスの音も魅力ですね。会場であるヴィレッジ・ヴァンガードが地下に位置していたため、演奏の途中で微かに地下鉄の音が入るなんていうオーディオ神話もあるそうな。この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。 (Akie)
CONNAN MOCKASIN, BLOOD ORANGE, SEBASTIAN TELLIER, SHABAZZ PALACES,SOLANGEら名だたるアーティストのプロデュース・作品参加に加え、名門〈LEAVING RECORDS〉からアルバムもリリースしているJOHN CARROLL KIRBY。マルバコの滝の美しさを表現した「Cascata di Malbacco」(sample1)。第二次世界大戦におけるサンタンナ・ディ・スタッツェーマ村の大虐殺、その記念碑を目撃し表現した「Sant'Anna」(sample2)。ピアノソロという統一したフォーマットで、明と暗、どちらの側面も見つめ、その関係性を提示する一枚でもあります。 (Akie)
コンテンポラリー・ポストクラシカル室内楽、ピアノ、オーケストレーション、エレクトロニカ、アンビエント、ループ&コラージュ。スピリチュアル静謐なる美しき音楽世界。箔押しアートワーク・ジャケット限定1500枚ブラックヴァイナルLP+DLコード付き。インサート・シート封入。 (コンピューマ)
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B面では、The Police1979年レゲエロック名曲「Walking On The Moon」(sample2)をサックス、ベース、ドラム、ピアノのクァルテット編成でオーセンティックなモダン・ジャズ・カヴァーしたパンク精神性も強く感じさせてくれる珠玉名カヴァーを収録。ロンドン新世代ジャズ・サックス奏者Laurence Masonによるオーエンティック・モダン・フューチャーな期待のジャズ・トリオTAKE VIBE E.P.のレッドカラー・ヴァイナル復刻7インチ・ドーナツ盤。MVもぜひ。 (コンピューマ)
〈SHELTER PRESS〉からリリースでも知られる現代環境音楽の重要ユニットCV & JAB、そして独自の調律システムまでも自ら作成する鍵盤奏者MICHAEL HARRISONが2019年ベルリンにてセッション、その録音を2LPにまとめ上げた大作が登場。JOHNの音楽地盤である北インド古典音楽/ラーガに基づき、クラシックピアノ(MICHAEL HARRISON )、モジュラーシンセサイザー(JOHN ALSO BENNETT)、それらを指揮するオブザーバー(CHRISTINA VANTZOU)という3点構成で演奏。ピアノの直感的インプロに共鳴をもたらすシンセドローン。沈黙の延長を志した瞑想ピアノアンビエント傑作、個人的に年間ベストにも入れたい逸品。初回、大幅ショートでの入荷です。 (Akie)
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思い切っていうと2020年代の音色のある部分を引っ張る存在になりそうな予感さえする、SAM GENDEL以降のL.Aの自由な風とIASOSからカルロス・ニーニョへの西海岸ヒッピー〜ニューエイジの系譜も感じます。かと言ってセンスだけで引っ張るわけでもなく、ビヨンセやフランク・オーシャンなどの今のアメリカ音楽の真ん中ともリンクする経歴から裏打ちされた新しきピアノ・ミュージック。ポストクラシカル、アンビエント、ニューエイジといった2000年代からのキーワードor言葉にできない感覚を更新しうる、新たな静かなる音楽だと思います。"今作は正しいことと間違っていること、勝ったことと負けたことなどの間にある空間を見つけようとしています"とのJohn Carroll Kirby本人談。DX7という安いシンセでも録音されたとのこと。安いマイクで拾うノイズも今作の一部だとも言ってますが、コンテンポラリーなジャズやブラジル音楽のピアノ作品と聴き比べてのダンス耳に対応する親しみやすさはその辺からとも。既にロングセラーの"MY GARDEN"と同時期ながらようやくのヴァイナル化。ダンスミュージック好きにこそ聴いてみてください。内省的でもあり、ファンタージーでもある名曲揃いすぎる。ずっと聴けます。美し。 (Shhhhh)
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元々はマシュー・ハーバートのレーベル、Accidentalからデビューし最新作はフローティング・ポインツのEGLOからリリースしているHejiraというユニットのメンバー。エイミー・ワインハウスのツアーに10代で参加?UKのRADIO 3のインフルエンサー、Nick Luscombeからオリジナルの作品を依頼される。そんな輝かしき経歴など知らずとも感応してしまう静謐なピアノとコラージュ、シンセ。他の作品ではエチオピアのエマホイのカバーなど、この辺がポストクラシカルのネクストを感じます。やはりダンス系のレーベルからリリースされてる経歴からか、きちんとダンス耳にはまる低音 /音像が素晴らしい。資料にはJames BlakeやNils Frahmの名前が引き合いに出されてて、安易に出したくない名前でもありますが、なるほど確かに2011年にJames Blakeがデビューで見せてくれたUKダンスと静謐音楽の交錯点みたいなものを思い出しますね。モリスやCOLDCUT 、THE ORBらの90`sUKチルアウトからの流れも感じます。今作は1971年発表のマーヴィン・ゲイのアルバム"What's Going On"へのトリビュート作品。素晴らしすぎる。今後も期待大です。 (Shhhhh)
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空間多めのピアノ演奏に古錆のようなエレクトロニクスをちりばめた美しいピアノ小品。ROBERT HAIGHが生まれ育った南ヨークシャーの炭鉱の町ワーズボローの情景を描いた作品で、自伝的要素もあるのか残響や感覚だけに頼らない一枚通してシネマティックな流れ。 Harold BuddやErik Satieの名前も当然上がってますね。素晴らしい。。リピート中。ちなみにこのROBERT HAIGHは90`sドラムンのOmni Trio(!)のメンバーだったり、や80`sノイズ/インダストリアルのレジェンドNurse With Woundのコラボレーター。というわけでノイズ/HCの人が果てに向かう静寂音楽という見方もあり、ただのクラシカル作品にはないレイヤーを携えてます。テクノ方面のリスナーにも。 (Shhhhh)
湿気のためにハンマーのフェルトを失い生木が弦を叩くとハープシコードのような音をするという、シアラレオネのフリータウンの自身のアップライト・ピアノとエレキギター&シンセ、コラージュ。サウスロンドンやバース、ガーナやシエラレオネの自然公園の散歩がインスピレーション。2020年に少し話題になってて気になってたアーティスト。Solangeまで届いてしまう才能。新規なポストクラシカルやアンビエントとしてもいいですが、個人的にはエレクトロニカの質感/ルールのリバイバルと、どこかにOPNのネクストも感じます。YU SUが参加しているのも面白い動き、彼女参加の"WOOD"(sample1)。アートワーク通りの美しい作品です。今後も期待。テクノ方面のエクスペリメンタル好きにも。 (Shhhhh)
Filmレーベルを代表する新作も愉しみなGrand Brothers、大人気信頼の名手Hauschka、人力ミニマルでおなじみのBrandt Brauer FrickのDaniel BrandtとPaul Frick、KompaktレーベルのGregor Schwellenbach、テリー・ライリー門下生のJohn Kameel Farahという6人のピアニストは、それぞれのスタジオで独自に楽曲をレコーディング、その素材をもとにブラント・ブラウアー・フリックのヤン・ブラウアーが「Six Pianos」を、テリー・ライリー「Keyboard Study」を、グランドブラザーズのルーカス・ヴォーゲルが加工編集して完成させた渾身作。万華鏡的覚醒トリッピン&フューチャーな名品。大推薦盤。 (コンピューマ)
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ポスト・クラシカルという枠でも紹介されるピアノ作品から、ギターやバンジョーを携えてのアメリカーナ/ブリティッシュ・フォーク作品の歌物アルバムまで行き来する異才の持ち主、PETER BRODERICKによるピアノ・ソロ作品。2023年作。アイルランドにアーティスト・レジデンスで滞在してた時に、自分のピアノ作品のアーカイブを思い出しながら淡々と作ったという作品。アンビエントやポスト・クラシカルというには素直すぎる音像。素敵すぎます。ずっと聴きましょう。
そしてなんとプロデュースの1人に、あのSublime Frequenciesのカタログの中でも最高の奇盤、虫フィールドレコーディング集"Broken Hearted Dragonflies (Insect Electronica From Southeast Asia) "の録音者であるTucker Martine。なんという奇妙なレイヤーを持った作品。。併せて聴いてもまたよしです。 (Shhhhh)