SYNTH SISTERS aube
大阪を拠点にノイズ・シーンとクラブ・シーンをまたにかけ活躍するフィメイル・デュオ、CROSSBREDのRIE LAMBDOLLとMAYUKoによる変名ユニットSYNTH SISTERSが、2014年に自主レーベルdovailifeよりCDリリースした1stアルバム『aube』を、同作品のサウンド・エンジニアKABAMIXの手によるマッドなリマスタリングが施されたニュー・ヴァージョンで再構成しアナログ化。Chee Shimizu(ORGANIC MUSIC)主宰レーベル〈17853 RECORDS〉から、約1年越しとなる第2作目として今初夏にドロップ。
神秘的な旋律と反復するGROOVE、何処までも拡張する瞑想空間。CROSSBREDで見られるふたり独特の世界観はそのままに、5台のシンセサイザーと声のみで構成された70’sシンセプログレを彷彿させるサイケデリカル・シンセ・ドローン。ふたりにとって思い入れの深い、ノイズ界の大先輩でもある故AUBE中嶋昭文氏に向けたオマージュ的作品となっている。アートワークには世界で活躍する画家のTOKIO AOYAMA氏による描き下ろし、hirokichillデザイン。レコーディング/マスタリングはふたりが尊敬してやまないエンジニアのKABAMIXが手掛けている。▼ Tracklisting
side A | ||||
1. I'm Calling You From Distance (16:30) | sample | |||
2. a.u.b.e (8:25) | sample | |||
side B | ||||
1. Silver Dust (11:50) | sample | |||
2. Sunrise, Guide Us (8:37) | sample | |||
3. 25 September (3:37) | sample | |||
CROSSBRED (RIE LAMBDOLL & MAYUKo)の2人が2007年より密かに活動、CD-Rでのリリースをしている変名ユニット。
神秘的な旋律と反復するGROOVE、何処までも拡張する瞑想空間。CROSSBREDで見られる2人独特の世界観はそのままに、5台のシンセサイザーと声のみで構成された70’sシンセプログレを彷彿させるサイケデリカル・シンセ・ドローン。
2014年6月6日、自主レーベルdovailifeよりSYNTH SISTERSとしては初のアルバムになる「aube」をリリース。
2人にとって思い入れの深い大先輩でもある 故AUBE中嶋昭文氏に向けたオマージュ的作品となっている。
ジャケには画家のTOKIO AOYAMA氏による描き下ろし、hirokichillのデザインを起用。 レコーディング、マスタリングはお馴染みKABAMIX。
▽▲Comment△▼
「ブレードランナー」ラストシーンにて、ブレードランナー・デッカードが、レプリカント・レイチェルと、朝日に向かい走り去る中、ヴァンゲリスによるテーマが流れれば、このSynthsistersの作品は、そのラストシーンより始まる、新たなアンドロイドの夢物語の如し。2人の女性アンドロイドによる有機的機械音、白日夢のような手触りのパルス、体温の如く生温かき電子音のうねり、その電子音群の隙間より伺える息遣い。そして曲が進むごとに、アドロイドの紡ぎ出す夢が、脳内に迷宮に広がるのを、唯只無言にて手を差し伸べ誘(いざな)うばかり。
河端一(Acid Mothers Temple)
女性らしいフィーリングに美しく研ぎすまされた音像と静的で水中を漂うようなせめぎ合いが描かれています。彼女達の新たな記録。
DJ NOBU (FUTURE TERROR)
人間言葉はいらないんだな。ひとり1台シンセサイザーで通じ和えるんだ、と思いました。SYNTH SISTERSとは昔、深海で出会った気がしました。ありがとう。
YOSHIMIO (BOREDOMS/OOIOO)
夜明けに響くフェミニンなコスミッシェ・ムジーク、あるいはセクシーなクラウス・シュルツェ
Satoru Higashiseto(Forever Records)
湿度の高いニューエイジ・シンセサイザー世界にじんわりと包まれ漂いながら、鼓膜を通じてイマジナリーな脳内スペースへとコミュニュケーションを行き来させております。子宮内的宇宙な非常に女性的な体温と質感の音の感触が、お二人の個性として存分に伝わってきますね。
COMPUMA