• LP


Rrose Sélavy

  • Cat No: TRANS5
  • 2018-11-25

ルシエやケージ、チュードアやCORNELIUS CARDEWなどをリリースした〈CRAMPS RECORDS〉の伝説的シリーズ〈NOVA MUSICHA〉の中でもひときわ輝くマスターピース、JUAN HIDALGOの作品が再発されました!いつ聴いても感動的な素晴らしすぎる作品!!!大推薦です!!

WALTER MARCHETTIとの実験音楽/パフォーマンスグループZAJなどでも知られるJUAN HIDALGOが77年にリリースした名盤Rrose Sélavy。そのRrose Sélavyとはマルセルデュシャンの女装時の名前であり、この印象的な素晴らしいジャケットもマンレイ撮影のデュシャンのポートレイトが使われています。全6曲、基本的にCメジャー(単純なドレミファ…)だけで作られたアルバムです。まず一曲目はチープなピアノで、シンプルで誰にでも弾けそうな適当に弾いたようなランダムなメロディのみ。そこから曲を重ねるごとに弦楽器や打楽器、ピアノの低い音階など(今聴くと最終的に足されるオシレーターの音以外は叩いたりプリペアドしたピアノから発生した音なのではとも思ったり。)が一つずつオーバーダブで足されていきます。最終的にB3「L.H.O.O.Q.(六重奏)」では見事な実験的トラックに仕上がり、感動的な素晴らしい曲に。最初から順に聴くのもいいですが、いきなり六重奏(sample1)を聴いてから改めて頭から聴くのもよし。永遠に色褪せる事のない大名盤。個人的にも大変影響を受けたものです。必聴!!! (日野)

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