• 2LP


Musicasión 4 ½ - 50th Anniversary

  • Cat No: KL8305
  • 2022-06-20

Format

2LP 5890 JPY

ウルグアイ版のトロピカリアともいえるような60年後半の音楽革命、Eduardo MateoやRuben Radaが在籍したEl Kintoを中心とした名作「Musicación 4½」が、〈Crammed Discs〉協力のもとフアナ・モリーナがスタートしたレーベル〈Sonamos〉から50周年を記念して、失われていた部分を復元した幻だったオリジナル仕様で再発。ウルグアイ、南米60s。マスターピース。

詩人で劇作家/俳優であり、音楽家でもあるオラシオ・ブスカリアと、南米音楽再考の中で愛されてきた、ウルグアイの首都モンテビデオの伝説の音楽家エドゥアルド・マテオの発案で、抑圧が強まる軍事政権時代の直前の中、制作された演劇的な要素、詩、即興的な演出、音楽を融合した舞台「Musicación 4½」。EL KINTOのメンバーや周辺のミュージシャンが参加した録音。アフリカ系ウルグアイの音楽カンドンベやアルゼンチン、ブラジルなどの音楽と、西洋のロック、ビートルズ、ラーガ、サイケデリック・ムーヴメントのさまざまなエッセンスが入り混じり、平和への希求、政治的言及、反発、南米のカウンターカルチャーのスピリット、RAWなサイケデリックサウンド、根底にあるアフリカのリズムが織り込まれ、ブラジルのトロピカリアとも同調するような、色褪せない魅力を放っています。71年に完成するも検閲のために破棄され、後にレーベルの自主規制で、当時亡命していたダイアン・デノワーのパートや過激な部分を削りリリースされた。制作された当時はリリースされじまいだったEL KINTOの「Circa 1968」と共に、南米音楽60s素晴らしい記録。音楽家だったフアナ・モリーナの父は当時エドゥアルド・マテオと親交があり、マテオから送られた「Musicación 4½」を幼少のころから聴いて育った。幻となった71年のオリジナルを50年の時を経てその削られた部分もオリジナル仕様に復刻、再現し、リマスター。未発表だった部分を聴き衝撃を受けたというフアナや、ルベン・ラダのテキスト、オラシオ・ブスカリアの言葉、写真、当時の資料などを盛り込んだ、スペイン語と英語の20ページのブックレット、見開きスリーヴ2LP。愛ある再発です。是非。 (サイトウ)

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