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Christina Kubisch
TUNING
Faitiche - Cat No: fait-41LP
- updated:2026-05-19
Bill FontanaやMax Neuhaus、Alvin Lucierらと共にサウンド・アート第一世代に数えられる先駆者Christina KubischがJan Jelinekによって〈Faitiche〉のカタログに。通常は人間の耳には聴こえない電磁波、医療用音叉など非音楽的な音響現象を作曲へと変換した、異なる時期に制作した3作品を収録。刺激的な”音楽”です。
Track List

最も新しい「Gaming in Silence」(2024)は、独自に生成されるアナログ電磁波を発しているという歴史的コンピューターゲームのコレクション(ATARIの「Asteroids」や東ドイツ製の「Poly-Play」)や、サーバールームから採集した電磁波をもとに、中国語の歌の録音や抽象的なサウンドが重ねられた固有の音響空間作品。「Two persons walking through a street in Madrid」(2004)は、周囲から発せられる電磁波を受信できる特殊なヘッドフォンを装着した参加者が公共空間を歩き音響を形作っていく“Electrical Walk”シリーズ。スペインの作曲家Miguel Alvarez-FernàndezとKubischがお互いの歩行を録音し、それらを重ね合わせたコンセプチュアルな作品。「Diapason(2009 version)」は、聴力検査に用いられ現在では使われなくなった15本の音叉による音で構成された教会でのインスタレーション。いずれの曲も聴かないようにされてきたものへの稀有な眼差しと感性で可聴化したディープでミニマルな名品です。 (足立)