チカーノ・ソウルの大御所であり生きる伝説SUNNY & THE SUNLINERS。前回の『Mr Brown Eyed Soul Vol.1』に続きレアな7インチ盤と大ヒット曲を収録したコンピレーションが登場。〈BIG CROWN〉アーティストが彼のカバーを収録したアルバムをリリースするなどレーベルにとっても非常に大切なアーティスト。Billy Stewartカヴァーの超クラシックA2「Sitting In The Park」(sample_1)や、名曲A4「Should I Take You Home」(sample_2)のKeyloc 　Versionを収録など、かなりお得な内容です。 (AYAM)

デビューから60年以上、今でも現役で南西部やカリフォルニアの各地、そして世界中のオールディーズやローライダーソウルのイベントで観客を沸かせるサニー。彼が残した録音の中から〈BIG CROWN RECORDS〉のDanny Akalepseが敬意と愛をもってセレクトしたコンピレーション。必聴は、スーパーレアで取引され、Bobby Orozaカバーでお馴染みのミディアム・ナンバー#A2「Should I Take You Home」(sample_1)、ローライダーのタトゥーモチーフのクラシックでもあり、チカーノや受刑者たちのアンセムでもある#A5「Smile Now, Cry Later」(sample_2)。62年にRUBY & THE ROMANTICSがリリースして以降、ジャズシンガーからJB、カーペンターズ、近年だとAmy Winehouseの素晴らしいカヴァーで広い世代に浸透した#A6「Our Day Will Come」はこの曲のカヴァー史上最高のメロウ度合いではないでしょうか。蕩けるスィートソウルだけでなく、WARのディープファンク名曲#B2「Get Down」(sample_3)カヴァーもナイスグルーヴ。完璧です。トラックリストからもご試聴どうぞ (AYAM)

ファンの間でもマイナーなだけに、熱烈なコレクターからはカルト的な人気を誇っていた A面「I Can Remember」は、苦悩からの再生を切ないギターに乗せて歌う沁みる一曲。B面は、レゲエ/ソウルカバーやサンプリングのクラシックでもお馴染み Billy Stewart「Sitting In The Park」のカバー。原曲とは一味違う哀愁ヴォーカルがこれまた込み上げます。おすすめします！ (AYAM)

恋人のために胸を張って威張る若者の姿を描いた、恋の物語を歌うミッドテンポ名曲「Should I Take You Home」と、Harvey Averneのクラシックをカヴァーしたスウィート・バラード「My Dream」。車に乗りたくなります (AYAM)

「If I Could See You Now」はVA『Mr. Brown Eyed Soul Vol.2』にも収録されているフロア推奨なmove on up系爽快ソウル。ファンでもノーマークな方が多いレアナンバー「Give Me Time」は、サニーが「失恋を乗り越える時間が欲しい」と訴える中、美しいバンド・アレンジが駆け抜けます。新たなSUNNY & THE SUNLINERSのクラシックになりそうです。 (AYAM)

名著「チカーノ・ソウル アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史」でも巻頭で取り上げられたテキサスのLowrider Soulのキング・オブ・ブラウン・ソウル、サニー・オズナ、SUNNY & THE SUNLINERS。彼らを敬愛する〈BIG CROWN〉から続々と再発、発掘がリリースされています。こちらは1966年のシングル「Smile Now, Cry Later」。2分ちょっとのショートタイムながら、スウィートソウル、永遠の名曲。
B-SIDEは30年代にミュージカル映画のために書かれ、クリフ・リチャード、ビリー・ホリディはじめ多くのカバーバージョンでも知られスタンダード化した「I Only Have Eyes For You」のカバーをカップリングしています。シカゴ50年代のドゥーワップグループFLAMINGOSのバージョンに影響されていると思います。 スロー&スィート、チバチバ。サビの飛翔感とクライマックス感。人類史に残る。 (サイトウ)

テキサスを代表するチカーノ系ソウル・シンガーSUNNY OZUNA率いるソウル・グループ”SUNNY & THE SUNLINERS”のアルバム作品の中でも特に人気が高く、入手困難盤と化していた一枚。他の作品と比較してもソリッドな構成/タイトなバックバンドに、落ち着いたトーンで歌い上げるディープな歌い口のヴォーカル。発売元でありSUNNY本人が運営したレーベル〈KEY-LOC〉のデットストックから発掘、新規リマスタリングを加えての再発です！ (Akie)