PAVEL MILYAKOV (BUTTECHNO)
La Maison De La Mort
BUTTECHNO名義ではダンスを基盤にし、PAVEL MILYAKOV名義ではそれ以外の分野にも目を向けた作品を残してきていますが、今作でもエレクトロニックなアンビエントや実験に溢れています。リバーブを効かせたシンセサイザーの瞑想的な響き、シンセアルペジオに乗るミュータントなLO-FIなビート、モスクワを思わせるような冷たいアンビエンスサウンド。しかしながらその中でもA3のスカスカな隙間の中で生き物のような有機的シンセが動いていくダンストラック(sample1)はハイライト。WILL BANKHEADによるジャケも素晴らしく、180gのダブルヴァイナルで文句なし。EU圏のレコ屋は既に売り切れ続出です。 (日野)