- 2LP+MP3
Various Artists
3AM SPARES
Efficient Space
- Cat No.: ES009
- 2022-05-25
70年代後半のブリスベンのパンクシーンで活動したシンセ・パンクバンド・XEROの女性ヴォーカリスト・IRENA LUCKUS、当時から今も活動中の老舗バンド・SCATTERED ORDERのメンバー2人によるPRODや、SOFTWARE SEDUCTIONのカセット音源、85年産の難解なシンセポップ・IRONING MUSIC、シドニーのアート集団・THE HORSE HE'S SICK、メッセージ性の高いアートフォームを擁するTHE HE DARK AGE、複数名義を使い分けたIAN ANDREWSによるTHE HORSE HE'S SICK、LO-FIインダストリアルバンド・MK ULTRA & THE ASSASSINS OF LIGHTなど、'82~'89年という時代に反逆したオーストラリアの音楽史に埋もれた秘境音源の数々がズラリ!今も、エレクトロニック・シーンでソロ音源を発表しているシドニーのプロデューサー・BOO BOOことANDY RANTZENによるノーウェイヴ・ダブ”Will I Dream”(sample1)や、ミステリアスなキュートガール・MORAL FIBROのカセットから”Take A Walk In The Sun”(sample2)、ラストのZEROX DREAMFLESHによる密林ダブ”Squids Can Fly”(sample3)など筆頭に、素晴らしくお薦めです!
デューク・エリントン、マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールドやJBなどレジェンドらの楽曲の素晴らしい
カヴァーが多数、CURTIS MAYFIELDの”Love To The People”(sample1)や、THE RASCALSの”Groovin'”(sample2)など、全10トラックを収録!
SCHOOLBOY QやKENDRICK LAMARらを擁するチーム・THCとヒット曲”Collard Greens”を共同プロデュースした、若きジョージアの黒人女性シンガー・GWEN BUNNをフィーチャーした冒頭の楽曲”Street Light”(sample1)は、ANDREW ASHONGやFATIMAあたりをも彷彿とさせるスウィーティーな珠玉のネオソウル。
<KEN OATH>からの「アンビエント」をテーマにしたカセット・コンピレーション「BREATHING SPACE」にも楽曲を提供してきたLIAM EBBと、シドニーのインナーウェストにある、隔月でクリエイティブなショーケースとコミュニティの交流の場として機能するコモンスペース「AGORA」のオーナー・THOMAS GRAY、<BLACK WATTLE>タッグによるコラヴォレーション!コンテンポラリーなアンビエント〜ニューエイジからの影響を感じさせる透きとおったサウンドスケープ、ダルシマーとトーキングドラムっぽいアフロ・ポリリズムを繊細なタッチで落とし込んだ冒頭”Ladies Well”(sample1)から、慈愛に満ちゆっくりと優しく波紋が広がるように奏でるピアノのハーモニー、後半にかけてTIN MANライクなTB-303をジワジワと薫らせブリスフルに展開していく”Mount Allyn”(sample2)が素晴らしい!TONY ALLENをも想起させるしなやかなドラム捌き、さらにエモーショナルな振れ幅のコード・ワークで幕を下ろす”Elegy For Nick's Car”(sample3)など、全4トラック収録!レコメンド。
メルボルンのコンテンポラリー・アートで活躍中の女流作家・MARIA KOZICの囁く、スペースエイジ・ポップな”Trust Me”(sample1)で幕を明けるこのコンピ、中でも特にフォーカスされている人物、彼女のバックも務めいくつかのレーベルやバンド、執筆に映画など多岐にわたって活動してきたマルチアーティスト・PHILIP BROPHYのエクスペリメンタル・プロジェクト「→ ↑ →」や、彼とも密接なコンポーザー・DAVID CHESWORTHらが関わるアートシーンのレア音源、80年代のTVエレクトリックバンド、カセット・マガジン「FAST FORWARD MAGAZINE」周辺からでたエレポップやアートパンクなどのキャッチーでほのぼのとした時代にもタイムスリップできる秘境音源がずらり。珍しいところではシドニーのスカ・レゲエバンド・THE ALLINTERSのオフシュートなスタジオセッション音源、THE IGNITTERS名義での"Hakka Suru"(sample2)や、豪州パンクロック・レジェンド・GODの結成前夜の幻ユニット・FOOT AND MOUTHによる”I Want My Mummy”(sample3)でクローズ。これは貴重、そして好奇心いっぱいのトレジャー感覚!是非どうぞ。
地元〈PLASTIC WORLD〉からもリリースするライヴデュオ・ALBATROSSの片割れであり、〈BLACK OPAL〉からCOP ENVY名義でリリースした・SEAN THOMASことTHOMAS MCALISTERが久々となるシングルをリリース!フラッフィーな雲の上を遊泳、鳥の鳴き声みたいなトランシーなフレーズでエンドルフィンを分泌させる”Crew Cut”(sample1)、REGERBAUやACTING PRESSといったレイヴ回帰のモダンなディープハウスとも共振している”ITXC”(sample2)や”Being (Straight Mix)”あたりもオススメ!さらに、〈RECONDITE〉から再発されたTIM JACKIW周辺、90年代初頭のアデレードのテクノ・レーベル〈UNDEFINED〉で活躍していたトリオ・CYCLOIDの1人、J.WATTSが手を加えたループ溝”Locked Groove 2”(sample3)も2種搭載!
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CARL COXやJEFF MILLSも目を掛けたというFUTURE SOUND OF MELBOURNEの'92年シングル”Meglamania”、ORGANARCHY SOUND SYSTEMSの一員であるヴィデオ・アーティスト・IAN ANDREWSによるエイリアス・HYPNOBLOB、UK〈LEAF〉のコンピレーション「Invisible Soundtracks」にも参加していたIAN ECCLES-SMITH、ノーウェイヴからゴアトランスへシフトしたPOETS OF THE MACHINEのJANDY RAINBOW嬢の”I Will Go”(sample1)、EBMバンド・SOBRIQUETによる”Is This Your First Time?”、ほか無名ながらも現在の90'sリヴァイバルにジャストな素晴らしい内容!シドニーの〈CLAN ANALOGUE〉のCDコンピレーションからのコラヴォレーションGENERAL ELECTRIKk Meets ANDY RANTZEN”Leather Lover”、'95年にNYで録音されたアボリジニのトラディショナル・ソング”Gubbi Gubbi"&"Gurri Nina Nami”をリアレンジしたMAROOCHY BARAMBAHによる”Mongungi”(sample2)や、'70年代から活動してきたアイコン的存在でSLINKY WIZARDやZEN LEMONADEなどのサイドプロジェクトも知る人ぞ知るレジェンド・OLLIE OLSENの初期プロジェクト・THIRD EYE”Behold The Angel Of Frequency”(sample3)あたりもトピックです。全12トラックのダブルパック!レコメンド。