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Sugai Ken
如の夜庭
Em Records
- Cat No.: EM1151CD
- 2021-11-06
LN-CCのレーベルの立ち上げメンバーの一人DAN MITCHELLがはじめたニューレーベル〈ISLAND OF THE GODS〉からZSOU、BLACK MERLINに続いてJONNY NASHとLINDSAY TODDのコラヴォレーション。DAN MITCHELLの現在の拠点となるバリ島を二人が訪れ録音したものだそうです。フィールド・レコーディング、ガムラン、バリの伝統芸能/アジアの民族音楽の要素も潜んでいるアブストラクトで立体的な音響、奥行きのベース。ハイブリッドな音響サウンド。アートワークはもちろんHOUSE OF TRAPS。 (サイトウ)
BILL FRISELLやSUFJAN STEVENS, MUDHONEYからLAND OF THE LOOPSにもエンジニアとして関わってきた、グラミー賞のノミネートの音楽家TUCKER MARTINEが2004年にSUBLIME FREQUENCIESに提供した、ビルマ、ラオス、タイでのフィールド・レコーディング。Brokenhearted Dragonflies。「交配にこぎつけなかったオスのトンボが、高音で胸を張り裂くように鳴きながら地面に激突して最後を迎える」というビルマの伝説に捧げられたという録音。当店でもベストセラーのDOUGLAS QUIN のアザラシ、ペンギンの南極フィールドレコーディングに匹敵するような、モジュラーシンセや、ドローン的効果をもたらす大自然エレクトロニカ。素晴らしい作品。CDでリリースされるも、永らく廃盤だった音源が限定アナログ・プレスです。「ベトナムで遂に発見!純正律で鳴く蝉のCDリリース!」「バリの田園地帯、聖なる数によるドローンを思い出しているカエル」等々今後続々とリリースされ、2015年の辺境音楽発掘のトレンドとなるであろう、虫、生き物フィールド・レコーデイングの先駆けとなる金字塔です。繰り返し聴ける。名盤。 (サイトウ)
バート・ヤンシュやマイケル・チャップマンとも並び称されるカルト・ブリティッシュ・ブルース・フォーク。HONEST JON'SのHOWARDのレーベルETHOB MUSICからの近作も素晴らしかったMIKE COOPER。2013年の傑作アルバムを〈EMOTIONAL RESPONSE〉のSTUART LEATHと〈FIRECRACKER〉のHOUSE OF TRAPのレーベル〈SACRED SUMMITS〉がアナログ・リリース!60年代から活動し、近年の音響的アプローチの作品も素晴らしく、フィールド・レコーデイングも交えながらエキゾチックでジャンクなサウンド・コラージュ、ドローン&LO-FI FOLK。音の陰影の深さ。ねじれ。時にベースで圧倒する質感とダンスの感覚。フロアで有効。凄い時代です。シルクスクリーンのジャケットですでに、まぎれもない名盤の風格。 (サイトウ)
元キャバレー・ヴォルテール、元ハフラー・トリオ、BBC音響技師にしてフィールドレコーディング作家ベテランであるクリス・ワトソン爺の1998年のセカンド・アルバムにして名盤が2012年リプレス。研究を重ねたゼンハイザーのサラウンドな高感度マイクに、アナログでのオープンリールにテープレコーダー、DATレコーダー、ミニディスク・レコーダーを通しての臨場感あふれる現地録音の真骨頂22ポイントのダイナミックで繊細&立体的な驚異の音をサウンドスケープを存分にお楽しみください。この圧倒的な音から伝わる世界、そして息吹を感じるしかありません。ナショナル・ジオグラフィックやアニマル・チャンネル的自然科学名盤。 (コンピューマ)
言わずもがな元キャバレー・ヴォルテール、元ハフラー・トリオ、BBC音響技師にしてフィールドレコーディング作家ベテランであるクリス・ワトソン爺の2003年リリース当時、非常に高い評価を各所で得た名盤「Weather Report」が2012年リプレス。録音と同時に、それはまさにお天気のレポートでもあるという、タイトルの説得力も素晴らしい。自然の中での雨、風、雷、川、海、氷などと、動物に鳥に虫などの生物達などのダイナミック且つスリリングな繊細&立体的で臨場感溢れる驚異のサウンドスケープと編集。それぞれ18分という比較的・長尺のサウンド・ドラマを存分にお楽しみください。長らく廃盤で入手困難だったため、このリプレスは嬉しいかぎり。 (コンピューマ)
デュッセルドルフのSALON DES AMATEURS等でTHE DURIAN BROTHERSやINSTITUT FÜR FEINMOTORIK等のユニットでも活動しているFLORIAN MEYERのソロ・プロジェクトDON'T DJの新作。「Exoticism In Contemporary Club Music」を掲げるデュセルドルフの〈SEXES〉のレーベル第1弾。ブラジリアン・パーカッショングループUAKTIとフィリップ・グラスのコラヴォレーションを思わせるようなエキゾチシズムとミニマル・ミュージックのちょっと奇妙で空想的な音世界の心地よさです。ほんとは既にソールドアウトだけど卸元がちょっとだけ都合つけてくれました。 (サイトウ)
MOOD HUT周辺、〈RHYTHMS OF THE PACIFIC〉からもリリースするヴァンクバーのLNRDCROYがデザイナーHOUSE OF TRAPSの〈FIRECRACKER〉が送るサブレーベル〈UNTHANK〉から10inch(SP盤を意識したサイズ)でのシングル・リリース!A-SIDEは、ノンビートのシンフォニックシンセのメディテーショナルな2曲(sample_2,3)。アルバムでも見せた情景的な音世界の2曲です。そしてB-SIDEは、四つ打ちのダンストラック。アナログ・シンセの分厚いボトム、低めを疾走するドープ・マシーン・ハウスが最高すぎます!虫の音も忍ばせながら、フロアでの音鳴りが楽しみな音色。名士MATT COLTONのマスタリングです。HOUSE OF TRAPSのシルクスクリーン・アートワーク限定。 (サイトウ)
ボルネオ島の1000人にもみたいない少数民族ダヤク族に伝わる、BENUAQと呼ばれる(魂)に関する信念体系にまつわる儀式「Kwangkay」の音楽、葬儀のための音や、深夜の自然界のフィールド・レコーディングなども交えながら〈SUBLIME FREQUENCIES〉らしいディープなアルバムになっています。ヴェトナムやアジアに滞在し、少数民族と彼らの楽器ゴングにまつわる研究と演奏を行なっているイタリアのVINCENZO DELLA RATTAが録音やテキストを手がけています。自然、アジア特有の文化、特に音楽と生活のなかの霊性。とても意味のあるレコードそうだと思えるので買ってじっくり聴く。ここ数年の重要な音楽との出会いは、少なからずSUBLIME FREQUENCIESによってもたらされています。 (サイトウ)
当店ベストセラーの虫エレクトロニカ「Broken Hearted Dragonflies」でお馴染みのTUCKER MARTINEによる2004年のマリ共和国でのフィールド・レコーデイング。この人の録音はホント素晴らしい!雑踏から、ラジオのコラージュ、鳥や虫の声、マリのストリートのギター音楽を中心にいかれた祝祭の音楽まで。それぞれの音が、TUCKER MARTINEによって編集され、イマジネーション溢れる音世界へと構築されています。 (サイトウ)
NYC UNDERGROUND DISCOの奇才PATRICK ADAMSとGREG CARMICHAELによるディスコ・クラシックスBUMBLEBEE UNLIMITEDの名曲「Lady Bug」。成熟のディスコ完璧なプロダクションに間の抜けた虫声。1978年にRED GREGからリリースされ翌年LARRY LEVANのリミックスを収録してメジャーリリースされた12inch。ラリーのミックスもベースがローリン。じんわり狂気じみててヤバイ。信頼の復刻GROOVE LINE RECORDSによる正規再発! (サイトウ)
フランス民族音楽・世界音楽の名レーベルFREMEAUX & ASSOCIESのフィールドレコーディング・シリーズの「森のゴリラ」編。虫の音や鳥の鳴き声、森のざわめき含めて、天然自然のいい音たくさん。全44トラック。好奇心と至福に包まれます。sampleに収まりきれない驚異の音世界が広がっておりますが、sampleには参考までに3トラックずつをお聴きできます。 (コンピューマ)
日本各地の虫の音色をフィールド採集した録音を使い作曲した2004年のアルバム「鹿鳴虫歌」は、虫音楽マニアの中では伝説となっている、京都在住の昆虫サウンドのスペシャリストSHUN NAKASEKO、SHABUSHABUとのユニットMIYABIでも活動する。..らしい。中追、自らがたちあげたレーベルSPONTANEOUS LABEL第1弾アナログ、リリースです。クマゼミ、スズメバチ、アブラムシからはじまり、名前も聴いたことのないような蝉、バッタ、トンボ、から蛾、蚊等々40種以上の虫の声、羽音を使い、生まれたサウンド。シルクスクリーン、ジャケットの4曲入りEP。自然が奏でる周波数と織り成す、音宇宙を体験できます。虫音楽ブームのキーワードとなる一枚です。 (サイトウ)
LOBSTER THEREMINのBLKシリーズの新作。ヴァンクーバーのミステリアスなプロデューサーデビュー作。モノトーンな質感の近未来感のある非常に遊び心あるLAWNMOWER(芝刈り機)と形容されたサウンド。B2あたりは、宇宙部族的マシーン・サウンドの芝刈り機。B1の「INCECTS」も必聴。INCECTSは、その名の通り「体に節をもつ」というラテン語に由来しています。 (サイトウ)
きました!WOODMAN待望の新作です!、「Warrior Angel」から実に7年ぶり「One Loop Beyond」。一曲目からいきなり、謎。へんてこリズムオーケストラ。それぞれのリズムが自分の時間軸で自由に音を奏でているような、ポリリズム、ポリフォニー、もしくはバグッた遊園地的カオスがおりなす音の群像劇。あまりの曲がりっぷりに、脳みそが知覚を修正して調和を産みだす様な妙な心地よさと中毒性が麻薬的。スリリング、壮大な幻がごときエンターテイメント、紛うことなき傑作です。アートワークとプロデュースは、レーベルHTC communicationsのhitachtronicsとのコラヴォレート、曲名もいちいちWOODMANらしいタイトル。偏執狂なこだわりに脱帽です。シュトックハウゼン(ウォークマンもカールハインツも)、ゲットーエレクトロもリカルド・ヴァラロボスも 「四カ国親善麻雀」も大好きだというあなたに送るアルバム。「New Masterpiece for your sound Experience」。ウッドマンッ! (サイトウ)
AIUEO-RECORDからの1ST アルバム「Album」がニュートーンでもベストセラーの広島在住のアーチストKETA RAの新作が関西を拠点にエクスペリメンタル・ミュージックの〈WOOD FRAME〉からリリース。心地よく空間を彩る浮遊する電子音の虫の音のアンビエント、躍動するダンスグルーヴのあるヘブンリーな傑作3曲目の「=」。この曲(sample_3)に関しては面白いプロジェクトも動き出してておたのしみに。KETA RAくん素晴らしいです。 (サイトウ)
大阪レゲエ・シーンの粋BUNBUN THE MCが主宰する、今は無きclub Sound-Channelにて、2008年にスタートしたパーティー「Ragga Channel」。盟友のSOUL FIREやGREEN GREEN、東京からRUB-A-DUB MARKETをはじめRAGGA CHANNELファミリーによるRAGGA/MCをテーマに、ダンスホールのオルタナティヴな次を模索する12曲+RADIO ジングル収録。ブンブンさんの昆虫にインスパイアされた奇なる虫の音ダンスホールで幕明けます。アートワークは2YANG。 (サイトウ)
エリート奇天烈音楽名門レ−ベル【HONEST JONS】から2007年発表された傑作アルバム!ストレンジ妖怪ディスコ曼荼羅!トーキング・ヘッズとプリンスとダモ脱退後のCANが場末のディスコのお手洗いで一緒に寝落ちしたような大酩酊ファンク・サウンドは中毒性高し!迎え酒上等!これが時代の正統派でございます! (ヤスシ)
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発端は、野外で夜虫の声を聞いていた作者がそこに「ある程度の規則性とレイヤー感がある事に気付いた」ことによる。その風景の電化に着手したが、虫一匹一匹をサイン波から加工し、それを手作業でシーケンス組み(!)した為、制作期間は12ヶ月あまりかかった。本作は自然音やフィールドレコーディングをノリで加工したイージーなものとは全く異なる域の純粋な電子音楽であり、新しい領域を提唱する静かで過激な作品!
神奈川を拠点に活動するトラックメイカー、SUGAI KENは日本の夜を想起させる一連の作品、郷土芸能を体感・サンプリングし電化する手法で知られる作家だ。自らをトラックメイカーと称するように、ガチガチの現音原理主義的な音楽家ではなく、クラブ〜ニューミュージック周辺に身を置く、00年代以降の流れに住むアーティストである。-EM RECORDS-