- 12inch
Various Artists
Moon Faze Sun Gaze I
Multi Culti
- Cat No.: MCLP003.1
- 2022-02-07
アイザック・ニュートンの『プリンキピア』からのインスピレーションをタイトルに3曲、12インチ・リリース! (サイトウ)
Track List
スロー、トロピカル、ニューエイジetc,,という既視感をつかもうとしては逃げて行くどこにも属さない音楽で、サイケデリックという言葉すら憚れる全編に妖艶な怪しさと瑞々しさを湛えた美しき新感覚。ダンスでもリスニングでも瞑想でもない、遠いところへ。どこか切なさも含む、ブラジル/南米のフォルクロアもやはり根底にはあります。
いわゆる南米スローやエレクトリック・フォルクローレというキーワードを越えた2020年代アヤワスカ・テクノ。
コロナ渦で来日公演やVoodoohopフェスティバルのキャンセルで延ばされていたリリースがようやく日の目をみました。コンピレーション、”Entropia Coletiva Ⅱ”に続くVoodoohopの自主レーベルの第2弾です。 (Shhhhh)
Track List
今回のメンバーはオリジネイターのThomashにA Macacaはもちろん、2020年傑作アルバムを出したGama、もちろんPeter PowerとUrubu Marinka、Jaku Na、Kupaluaら。さらにXique-XiqueといったAcid Pauli以降のスローハウス系でも知られつつある面々。残念ながらR.Vincenzo、Psilosamplesの名前はないものの、その分今回の内容はよりスロー・イーブンキックにフォーカスされ、南米サイケデリア色が強かった”1.5”よりもテクノ/ダンスミュージックよりとなっております。しかし耳を澄ませば当たり前ですがブラジル/ラテンのリズム、旋律も見え隠れ。ダンスミュージックにおけるトライバルというキーワードはどの時代にもありますが、そのどの流行とも一線を画した異形のテクノ集。
ワールドクラスにまでいったNicola Cruzやそれぞれ個性を出し始めたアルゼンチン・エレクトリック・フォルクローレ勢との発展の違いも面白い。
テクノ、エクスペリメンタル方面からワールドミュージック好きまで幅広く聴けるんですが、安易なピースな音楽ではなく、オーガニックですがダーク。アヤワスカと言いたいがさらにケタミン。世界を見回してもこんなテクノは相変わらずないです。凄味。 (Shhhhh)
アフリカン、バルカン、ブラジリアンの儀式音楽、はたまた、ファンク・カリオカ、クンビア、フォルクローレ、佐藤博Orient、日本の古い流行歌、伝統音楽までもがミックスされ、サイケデリック・プリミティヴにオリジナリティなバランス感覚で展開されるスローモーションなレフトフィールド・コズミック・オルタナティヴ・ディスコの奇怪な4トラックEP。この新感覚テンション!!!ばっちりとどうぞ!!!大推薦。 (コンピューマ)
バリオ・リンドと共に待望の初来日を果たすVOODOOHOP、R. VINCENZOのSHAKOからのEPの音源、未発表の音源も含む日本企画のデビューアルバム!ブラジルの音楽をはじめアフリカンから、ヨーローパ的な民族音楽から、日本の民謡、雅楽、自然のフィールドレコーディングまで。様々な素材を使い、空想的異次元の世界を描き出す。VOODOOHOPクルーがたどり着こうとするサイケデリックス、桃源郷への歩みがうかがえるミュージック・トリップです。 (サイトウ)
SHHHHH主宰のレーベルEL FOLCLORE PARADOXからリリースされたアナログ「Voodoohop Entropia 1.5」とは、数曲違う曲もあります。来日でも旋風を巻き起こしたパーティー集団「Voodoohop」のショウケースCD! (サイトウ)
いよいよ、サンパウロのパーティ・コレクティヴ、VOODOOHOPのコンピレーションの12inch の2枚組です。Shhhhhとして、ブエノスアイレスのレーベル、"デジタルクンビア"の牙城であるZZK Recordsのコンピレーションの選曲をさせてもらって7年。ZZKの種が世界の地下にばら撒かれ、欧米の進行形のダンスミュージックと交配して生まれた、摩訶不思議なスローグルーヴが世界地下で沸き起こっています。雨後の筍のように、soundcloudやBandcampといったオンラインで、南米のトラックメーカーの楽曲が毎日アップされ続けています。それは、VOODOOHOPコレクティブ主催のトーマッシュの衝撃のDJを体験して知ることになりました。 その、トーマッシュ以下、奇才揃いのコレクティブの名曲、迷曲、冥曲たちを12inch x 2でコンパイル。主催トーマッシュの他に、FRUE FESTIVALで来日のピーター・パワー、シロサンプルズ、ウルブ・マリンカ、マカカetcの他にも、大阪からGr◯un土 a.k.a DJ GROUNDが参加。 元はBandcamp上に同タイトルのプレイリストがアップされてますが、それと未発表曲とを大幅に入れ替え、ほぼ彼らの新アルバムといってもいいかと思います。タイトルにある、"1.5"の意味するところはそういうことです。 マスタリングも綺麗にハマり、フィジカルで出す意味と魔法がさらに加わりました。 選曲と曲順は、私とトーマッシュでしました。 ベルリンやチリアン、ルーマニアン・ミニマルと、ブラジル、ラテン/ワールド・グルーヴ、デジタルクンビア/トロピカル・ベースなどが奇怪に融合して生み出された、霊界とのチャント、またはシャーマニック且つオーガニックな酩酊するスロー・グルーヴ。根っこは欧州発レイブカルチャーに沿った快楽性と、南米フォルクローレのセンティミエント。2020年代のトロピカリズモか、はたまた一夜の夢か。このジャケ柄のLSDを太陽に透かして、そのまま口に放り込んで。全12枚、ぜひお試しください。(Shhhhh)
ブラジルのパーティ集団VOODOOHOPの中心人物DJ THOMASHが来日の際に日本盤企画でリリースされていたレーベル「Multi Culti」のコンピレーションが本家MULTI CULTIからアナログ・カット!トーマッシュ, CómemeからリリースするメキシコのDANIEL MALOSO,MICKEY MOONLIGHTによるSUN RAのカヴァーの未発表テイク、ブラジルのまだ未明のアーチストながらXangaのクイーカ&ベースの最高の一曲「Mi Gusta Mi Cuica」(sample_2)等々をアナログカットです!トーマッシュやはり独特で面白い。 (サイトウ)
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彼らのバンドキャンプで限定生産されたエンボス加工の錫でできたカルトな3枚組ボックスセット「MOON FAZE / SUN GAZE」からのセパレート・シングル第1弾。VOODOO HOPにも所属している〈UFORDIA〉主宰のブラジリアン・PETER POWERによる、郷愁ただようエレジーが染みるダビーなビートダウン”Sun Sun Damba”(sample1)、国内CD盤「Multi Culti Japan」にも収録されていた、DJ THOMASHによるトラックのニューヴァージョン”Calango Fumando Palha (Lunar Version)”(sample2)、そしてDJ GROUNDによるエキゾなポリフォニーを聴かせる”Dolmenzoo”(sample3)など、テンコ盛りの全7トラックを収録です。