Label: Victory
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Masahiko Sato & Wolfgang Dauner
Pianology
Victory
- Cat No.: VP9030
- 2016-08-31
日本のジャズ・シーンを常にリードする今だ現役バリバリの挑戦的名ピアニスト佐藤允彦と、ヨーロッパにおける60年代ヴァンギャルド・ジャズ・シーン黎明期からの先鋭的ピアニスト、ウォルフガング・ダウナーによる素晴らしき出会いから誕生した、現代音楽までもを視野に入れた1971年のメモリアルなピアノ・デュオ名作「Pianology(ピアノロジー)」が奇跡のアナログ復刻。
1971年春、東京での録音。ふたりがそれぞれの妻に捧げたというバラードA3「FOR CHINATSU AND REGINA」(sample2)が静謐さの中にフェンダーローズとグランドピアノの美しさが凛と沁みてくる。現代音楽の実験音楽的手法も大胆に取り入れられたB2「尽十方界」(sample5)ではウォルフガング・ダウナーのフェンダーピアノと仕掛けが施されてピアノの音色の出ないプリペアード・ピアノが左、佐藤允彦のグランドピアノが右の位置に配置され、怪音を発するテープレコーダーや、鳥笛、ティンパニーに、様々な小道具を駆使しての東洋仏教的なアヴァンギャルド名セッションの記録がドキュメントされている。当時のライナーノーツごと復刻されているのも愛情伝わる名リイシュー。 (コンピューマ)
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タイトル曲のイントロに逆回転だったり、ファズギター、ギュイギュイのエフェクト、膨張したベースがサイケ盛り盛りで最高です。そして肝はそれに乗る尺八。やはりこの湿気たっぷりミステリアス和風尺八ガレージ、海外で人気みたいです。今の日本を代表するジャズギタリストの渡辺香津美をはじめ、当時はみんな寺内タケシ(GSやサーフなら加山雄三でしょうか)に憧れていたといっても過言ではないほど、日本ロック界に大きな影響を与えた存在でした。合掌。 (AYAM)